もやもや病の原因は?京都産業大グループが解明か
もやもや病は脳の血管が細くなって脳出血を引き起こす病気である。もやもや病の原因は不明で、日本では約1万人に1人が発症している。家族性の発症もあるため「遺伝的な要因」もあるのでは?と考えられている。京都大医学研究科の小泉昭夫教授の研究では、特定の遺伝子に変異があることを突き止め、その遺伝子を「mysterin」と名付けた。ゼブラフィッシュを用いた実験では、この「mysterin」の働かない個体では眼球や脊椎の動脈に異常な枝分かれが起きることを確認した。家族性の患者にもこの「mysterin」の変異が見つかったが、家族性の患者ではない2~3%にも変異が見つかった。小泉教授によると「発症には遺伝子の変異だけでなく、ウイルス性感染症など何らかの要因が関わっているのではないか」とされる。もやもや病ってなんだか不思議な名前だったのですが、自分にはあまり関係ないと思って関心はありませんでした。しかし今回もやもや病のことを調べてみたらもやもや病とは「脳底部に異常血管網がみられる脳血管障害」で脳血管造影の画像において、異常血管網が煙草の煙のようにモヤモヤして見えることから「もやもや病」という名前がついたそうです。この名前がつく前は「ウィリス動脈輪閉塞症」という病名でした。病気の原因って遺伝子であることが多いですよね。(特に慢性病)ガンも遺伝子の病気であることが多く、これからの医療は遺伝子治療が本格的になりそうです。→ゼブラフィッシュを楽天市場で探す