お茶づくり!
またまたすっかり更新が滞っております(涙)先月の写真がいっぱいあるのですが、どれがどれやら~まずは、きれいのたねでのイベント、お茶づくりの会の報告です。講師のおひとり、お茶を楽しむ会の近藤道江先生のお茶づくりの会に参加してきました。以前にきれいのたねの祝賀会でごちそうになり、お茶の美味しさと、ステキな先生のお人柄にびっくり!自然茶といわれる茶葉はなんと野山に自生するお茶の木で、数百年も前からのものも。日本で昔から家庭で手もみされ、干したり窯で煎ったりして飲まれていた親しみ深いお茶です。栽培しやすく品種改良されたお茶とは違い、土深く根を張り農薬等の必要もない力のあるお茶の木。近藤先生が日本各地で自生のお茶の木を探され、大切に見守られているそうです。イベントでは、伊勢から現地の方に摘み取って頂いた茶葉を郵送していただき、一芯二葉の柔らかい部分を摘み、蒸す感じで火にかけ、柔らかくなったところで手もみ、火にかけて手もみを二回繰り返すと茶葉がよれて、お茶に近い感じの見た目、さらにそれを窯(厚手の鍋)で煎っていくのです。からからの煎り上がりまでおよそ3時間。ここでしっかり煎らないとカビが生えてしまったり(縁起が悪いそう)するので、念入りに。天日に干したりして、完全に水分を抜いて保管すれば何年でも。全て手作業で、手もみはもちろん、煎るのも軍手をはめてやさしく茶葉を回していきます。感覚が大事なのよと先生。生葉は青々しい草の香り、火にかけると段々お茶っぽい香ばしい香りに変わっていきます。新茶と言われるできたてのお茶は強すぎて胃を壊すと言われます。薄めのものをちょっぴり頂いたのですが確かにマクロビオティックでいう陰が強すぎるのでしょう。見た目は薄いけれど、胸焼けしそうなくらい濃厚な感じ。秋頃になると飲みやすく熟成されるそうです。チャイグラスに茶葉と熱湯を注いでゆっくり待って茶葉が入ったままいただいたばんばら茶はホントにまろやかで飲みやすく、気持ちがホッとします。水だしの冷やし茶、小さな茶器で飲む啜り茶なども頂き、手、鼻、目、口とあちこちの感覚を使いながら、ペットボトルで飲むお茶とは全く違う、先生のおっしゃるまさに薬のお茶を堪能しました。子ども達も連れての参加になってしまい、大人の会にはちょっとご迷惑かもと思ったのですが、先生が、本当にこういうお茶こそ子ども達に飲んでもらいたいのよと。確かに、急須で入れたお茶でさえ知らない子ども達もいるかもしれないなと改めてお茶のことを考えさせられました。お土産に分けていただいたお茶の葉を、自宅でもやってみました。一芯二葉だけだと、ホントに少なく陰も強すぎるのでちょっと柔らかそうな葉も含めて。最初の蒸す火加減が難しく焦げそうになりましたが、何とかお茶っぽくなりました。熟成させて秋頃が楽しみです。