バケツ田んぼから始まって
そもそも、我が家にビオトープのようなものが出現したのは、長野県の果樹園から送られた1本の古代米の稲穂に始まります。シーズン最後のふじリンゴの箱に入っていた黒米の穂には、「来年も実り多い年でありますように」というメッセージが添えられていました。 その稲穂を大切に取っておいて、翌年の春に「バケツ田んぼ」に挑戦することにしたのです。1本の稲穂から取れた籾から3本の苗が育ちました。そして秋にはずっしりと実ったのです。 もちろん、翌年も稲穂を1本取っておいて植えようと思いました。ここで、ガチョウたちが小さい頃に使ったベビーバスを再利用することにしたのです。だって、バケツだと2,3本しか植えられませんから。そして、すくすくと苗が育ち始めた「ベビーバス田んぼ」に、ある日気がつくとたくさんのおたまじゃくしが泳いでいました。これって・・・ビオトープになる! そうです、それからボウフラがわく、メダカをボウフラ退治に入れる、いろんな虫が住みつく・・・。ミニビオトープの誕生です。 今年も、古代米の苗が育っています。おたまじゃくしも育っています。去年植えたオモダカも出てきました。今年はヤゴが住み着くといいな、と期待しています。