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[お出かけ] カテゴリの記事

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• 地震の日、虹を見る

  先日、５月３０日夜の地震の時、私は沼津御用邸のそばにある宿に、息子夫婦とおりました。部屋から海と富士山が両方見えるという宿で、これからお風呂に行こうとしていた時でした。テレビをつけて震源地や震度を確認しようとしたら、なんと、小笠原！うわ～!!　津波くる～～～～!!慌てました。どうしよう。どこに逃げればいいの？目の前が海ですよ。防潮堤から５０ｍくらいの所ですよ。ここから津波が来て、ドンブラコで死んじゃうのか･････。震度は２。　でも関東地方はもっと大きな揺れのようだ。まもなく「津波なし」のテロップが出た。あああ････ホッとして風呂に行ったのですが、露天風呂に入っていても、余震が来たらどうしようと不安になるわけで。私の他に二人いたのに、その方たちは先に出てしまい、一人になる。のんびりと入っている気にもなれず、早々に上がり部屋に戻りました。テレビでは、六本木ヒルズのエレベーターが動かない様子を延々と映している。東京は混乱しているようだ。この日、私たちは富士山五合目まで行ったのですが、河口湖方面から富士スバルラインを登ったのです。途中、薄いスジ雲の所に虹を発見。「あんな所に虹があるよ」と三人で見たのは、標高１５００メートルくらいの所かしら。地上で見るアーチ型の虹ではなく、横に長くのびていて、あんなところに？　と思った。なぜなら青空だったから。虹をデジカメで撮る。さきほどラジオを聞いていたら、「逆さ虹が出た時は地震が起きるらしいよ。あの日も出てたみたいよ」とゲストの人が言ってるではないですか。あれは正に逆さ虹だったのではないのか。時間は昼１時頃のこと。それから７時間半くらい後に地震が起きている。４７都道府県が全部揺れたと。なんだかウツラウツラと、熟睡できずに朝を迎えたのでした。

  2015.06.02

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  今日の紅葉

  　　　　　　　　　　　　運動公園では、もうこんなに紅葉していました。

  2014.10.25

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  春の息吹を満喫・花見山

  福島の花見山へ行き、花に酔いしれてきました。　　　　　「花見山公園」は個人所有の山で、花木生産農家の優しい心遣いで、昭和３４年から無料開放している場所です。２００７年、２００９年、２０１０年と行き、ブログでも紹介してきましたが、原発事故の後は、ちょっと遠のいていました。震災の年は一年間休業して開放しなかったそうで、私もずっと気になっていました。そして今年で４度目。渋滞を避けるため早起きし８時半に到着。すでに沢山の人が･････。「桃源郷」なんです、ここは。花桃、レンギョウ、ボケ、八重桜、彼岸桜、染井吉野、東海桜、ウコンザクラ、白木蓮･････etc花々の競演に心を奪われます。ため息が出るほどの美しさに、自分の心も美しくなったような錯覚に陥ります。（笑）決して美しい心にはなっていないのですが。花見山の後は、いつも宮城県の大河原の一目千本桜を見て帰って来ます。川の両岸に沢山の染井吉野が植えてあり、晴れた日は蔵王の白い雪と桜で美しい光景になり、宮城県では一番の花見所となっています。春霞で蔵王が見えない時が多いのですが、昨日は山頂まで晴れ渡ったいいお天気でした。しかし、花見山の鮮やかな彩りを見た後なので、白っぽい染井吉野だけを見ると、残念ながら心は動かされません。やっぱり福島の花桃のピンクは美しい！　　

  2014.04.14

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• 今年の花見は千鳥が淵

  ５日（土）に上京しました。１時に東京駅到着だったので、息子たちと皇居の坂下門から乾門までのコースと千鳥が淵の花見をする約束をしていました。駅に着いて、まずコインロッカーを探したのですが、どこも使用中で空きがありません。なにやら構内アナウンスが･････人混みでごった返す騒音の中、ようやくロッカーを見つけ荷物を入れてアナウンスに耳を傾けると、「･･･これから皇居に行っても入れません････」うわ～!!　まだ１時過ぎだというのにそんな状態なのか。すぐに諦めがつきました。ということで、ニュースにもなりましたが、皇居の花見はできませんでした。息子夫婦がまだお昼食べてないと言い出したので、ＪＰタワーに行ってみました。ここは東京駅隣の東京中央郵便局。郵便局が大変身しちゃった場所です。１時の約束だったはずなのに、娘はまだ来ないし･････。嫁は葬式のため仙台に帰るというし･････。遅れて来た娘と合流し三人で千鳥が淵に向かいました。８年前にも行ったことがあるのですが、まだ３分咲きで「桜を見た」という実感が湧かず、戦没者墓地をお参りをして九段下駅へ戻った思い出があります。今回は田安門から半蔵門へ、三宅坂を下って桜田門まで歩くことができました。お濠に浮かぶたくさんのボートと、両側に満開の桜、そして真ん中に東京タワーが見えるスポットは、とても綺麗でした。半蔵門からのお濠と警視庁が見える辺りの景色もいいですね。散歩コースとしてとってもいい所。桜の名所は数々ありますが、ここは好きです。息子が日本橋で夕食をというので、全く予定になかった「ＣＯＲＥＤＯ室町、２、３」にも行ってしまいました。食事をしたのは路地を入ったイタリアンのお店でしたが。

  2014.04.10

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• 伊勢神宮　新宮参り

  ４日目（１１月１日）。瀬戸内海を渡る船は夜中に三つの大橋の下を通過する。２３時ごろ来島大橋を、１時ごろ瀬戸大橋を、４時４０分ごろ明石海峡大橋を。明石海峡大橋だけを見るために起き出し、暗闇の中で見上げた。数年前、娘と姫路城へ行く時、舞子の浜で途中下車して明石海峡大橋を見たことがあった。エレベーターで上がって橋の中を歩いたことがある。恐怖の場所だった。今回はその橋の下を通ったわけである。６時、泉大津に到着。バスが走り出してすぐに、大きな美しい太陽が昇ってきた。綺麗な赤い太陽が葛城山方面から顔を出し、この日のお伊勢参りを祝ってくれるかのようだった。大阪でこんな綺麗な朝日を見ることになるとは思ってもみなかった。船ではほとんどの人が眠れなかったようで、バスの中で寝てる人が多く、その様子を見てバスガイドさんが、「九州のお客さんは元気ですよ。絶対寝ないの。それにみんな勉強してくるし。違うわねぇ」と。東北の客はガイドの話も聞かないで寝てるし、歴史の勉強もしてこないと言いたかったのか。ちょっと心に火が着いた。もっと歴史を勉強せねば。伊賀の国を通り、伊勢神宮下宮に着く。伊勢神宮は平成１９年１０月に初めて参拝している。あの時は個人旅行で２泊３日を伊勢・鳥羽で過ごした。まだパワースポットと騒がれる前だったと思う。土曜日だというのに人も少なかった。当時の私は、お伊勢参りや四国巡礼などは年寄りがするものだと思っていて無関心だった。ほとんど知らなかったある時、誰かのブログにこんなことが書いてあった。「前回の遷宮までお社が建っていた敷地、つまりを古殿地を見ないで帰る人が多い。この敷地が大事です。是非見て下さい」初めて知る「古殿地」という言葉。その頃からモヤモヤと気持ちは伊勢へと傾き、半年後に神宮の鳥居をくぐっていた。なんと清々しい森だろう。こんな凄い所があったのに、日本人として知らなかったとは･･･。次は遷宮後の新しいお宮を見るためにまた必ず来る、と自分と約束したのだった。まさか遷宮の一カ月後に行くことになるとは思わなかったけど。しかし、人、人、人の波と団体行動の不自由さで、下宮も内宮もなんだか慌ただしく参拝し、ゆっくりじっくり建物を見ている暇もなかった。以前のように清々しさや神々しさを感じる余裕がない。ああ、こんなはずではなかった･････。とても残念だ。でも、両方の敷地に建物がある時に参拝できたのも貴重な経験だと思う。導かれて遷宮の年に神様のそばに行けたことに感謝である。きっとこのにぎわいは、かつてのお蔭参りのようなものなのだろう。心残りのまま神宮をあとにする。旅も終わりに近づいて来た。信楽を通り、バスの窓から比叡山をチラッと見て、京都タワーもチラッと見て伊丹空港へと。この旅で通過した県は、宮城、兵庫、岡山、鳥取、島根、広島、山口、福岡、大阪、奈良、三重、滋賀、京都。バスツアーの凄さを改めて感じた。団体旅行は自分には向かないかもと思いながら、長所と短所を理解するには良かったのかもしれない。出雲大社と伊勢神宮。思えば今年の元旦は明治神宮から始まり、皇居一般参賀で二重橋を渡った年だった。日本人でよかったと思う。蛇足･････さださんは、１１月２日に出雲大社平成の大遷宮奉納公演ということでコンサートをしていますが、実は、伊勢神宮式年遷宮に臨時出仕の一人として、１０月１～２日に奉仕しています。白と赤の神主さんの衣装に身を包み、烏帽子のようなものをかぶった格好の写真が今月の会報の表紙でした。（笑）殿内の宝物もすべて新しくして納めたわけですが、その宝物が入った４０kgくらいの辛櫃（からびつ）を担いで、しずしずと１ｋｍくらい歩き、正殿の床下に運びいれるのが、１日目のまっさんのお役目だったそうです。２日目は、正宮の内院の庭燎を守る役目。汚れのない火を提灯にお預かりして、その火で杉の枯れ枝に火をつけて、決して火が消えないように３～４時間番をする。闇の中で庭燎の灯りだけで正殿が美しく見えたそうです。とても貴重な経験をしたようですね。で、明日はさださんのコンサートに行くので、そのような詳しい話を生で聴いてくることになるでしょう。楽しみです。

  2013.11.12

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• 宮島から壇ノ浦へ

  ３日目（３１日）。宮島への船に乗り、世界遺産の厳島神社へ。あまりにも有名な建物なので、写真や映像で見た通りで新鮮な驚きや感動がないのが残念である。きっと、あの霊峰弥山（みせん）に登れば瀬戸内海の美しさに感動するであろうに、なにしろ団体行動。宮島自体が神の島で、畏れ多いから陸地に神社を建てられず、海に建てたと何かで読んだ。しかし、陸地にはたくさんのお土産屋。神の島を感じるには、野生の鹿の存在くらいか。鹿がとても可愛い。奈良の鹿よりも小さく、なんとも愛らしい顔をしていておとなしい。大河ドラマ『平清盛』は適当にしか見てないし、『平家物語』も読んでいないので伝説はよくわからない。平清盛は好きになれないもんなあ。東北に住んでると、あちこちに源義経伝説があるので、そっち贔屓になってしまうためかも。とにかく、旗を持つバスガイドさんについて行くのが精一杯で、写真もゆっくり撮っていられない状態なのだ。そしてお土産屋さんで過ごす時間だけは長く設定してある旅行会社の陰謀の悲しさよ。広島県から山口県へとバスは走り、次はアーチ型の錦帯橋である。水がきれいで、とてものどかな所である。このアーチの橋を軽トラックで渡った３人の男が逮捕されたことがあったとか。バスは山陽自動車道を西へ西へと進み、とうとう下関市の壇ノ浦パーキングにたどり着いた。目の前に関門海峡と関門橋が。そして向こう側は福岡県。おお！　こんな所まで来たのかと、ちょっとここで感動である。個人旅行ではここまで移動できない。唯一、ツアーの長所は遠くまで連れて行ってもらえることだね。ここがあの壇ノ浦の古戦場、そしてあの巌流島がむこうに･････と思いながら関門橋を一瞬にして渡る。九州上陸である。門司港に着いたのが５時半頃だったろうか。ここから阪九フェリーに乗って、大阪の泉大津市まで船旅だ。一応、一等客室なのでテレビ、洗面台、ベッドの他にソファもあるまともな船室である。１８時出発。ちょうど太陽が山に落ち、空が紫に染まって美しい時間帯だ。まもなく暗くなり、瀬戸内海の景色を眺めるということができない。楽天と巨人の試合は、テレビの電波の受信が悪くほとんど見ることができない。家にいても熟睡できない私が旅先でしっかり眠れるはずもなく、することがない今夜こそは眠るぞと早めにベッドに入った。しかししかし、船のエンジン音か何かしらないが、とにかくうるさい。微妙に揺れる様子は、地震のような感じがしないでもない。うつらうつらと、結局目を閉じたまま時間だけが過ぎていたように思う。

  2013.11.10

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• 広島へ

  浜田自動車道から広島自動車道へと進み、トンネルを抜けると突然飛び込んできたビル街。広島の街は大きいですね。夕陽が傾いて来て、そろそろ日没である。原爆ドーム、平和記念公園、資料館を見学する。何度もテレビで見ている場所である。積極的にここに来ようと思わなかったのは、３５年前に長崎の原爆資料館を見て思うことがあったから。「７０年は草木も生えぬ」と言われた破壊された土地が、ウソのように広島の街は繁栄している。広島城まで建っていた。エノラゲイから原子爆弾を落とした米国人が、テレビに出ていたことがある。彼は原爆投下を全く反省していなかった。今でもまだ正当化していた。エノラゲイには機長を含めて１２人が乗っていたと公式発表されていたが、実はもう一人乗っていたことを、２００９年に国連総会議長のデスコトさんという方が明らかにした。「１３人目はカトリックの神父でした」と。各国大使クラスの人物や日本の外務省の官僚のいる前で語りはじめたという。デスコトさんはカトリックの幹部神父でもあり、原爆投下を止めることができなかったキリスト教の一員として申し訳なかった、と。原爆投下のボタンを押し、大量殺りくを行う乗員たちの迷いと葛藤を鎮めるために、神父は神の祝福を唱えたそうだ。日本に対しては神の怒りとして原爆を落とし、戦争の罪の意識を日本人に刷りこませたアメリカ。当時のアメリカから見れば、キリスト教国でない日本はやっつけるべき対象だったのでしょう。今でも米軍では、戦地に大変な数の従軍牧師がついて行くという。西欧の戦争は、いつの時代もずっと宗教戦争だ。二日目の夜は、グランドプリンスホテル広島の１７階のダブルベッドの部屋に一人である。（*^_^*）２２階のレストランからの夜景の美しかったこと。翌朝２３階のレストランは、瀬戸内海に浮かぶ島から昇る朝日の輝きが満ちあふれました。海のそばに建つ、とても眺めのいいホテルでした。

  2013.11.09

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• 謎だらけの出雲大社にて

  ２日目のつづき。４日間の旅行はいい天気に恵まれたと先日書いたが、パラパラとだけ雨が落ちて来たことがあった。旅館を出た朝８時の天気も晴れで、今日もいい日になりそうだと思っていたところ、宍道湖辺りまで来ると、バスのフロントガラスに雨粒が･･･。空は雲で覆われ、時雨てくるのかと思っていたら、歴史資料館に着いた頃は青空が見えてきた。「出雲」という文字の通り、予報で「晴れ」と発表されても、すぐに雲が出て来る土地だった。ガイドさんによると、「弁当を忘れても傘を忘れるな」と言われる土地だとか。なるほど。でもその後は日が射し、旅行日和となった。パワースポットでご利益を得ようとか、縁結びをお願いするために出雲大社へ行ったわけではない。ご神体であるオオクニヌシノミコトが、参拝者の方を向いていない、他の神社とは違うことが気になっていたからである。出雲大社は建物の右寄りに階段があり、本殿の平面図を見ると、中は部屋のようになっていて一番奥右側に、西を向いて「大国主命御神座」がある。そして不思議なことに、その前に「御客座五神」という５人の神様が、参拝する私たちの方角（南）を向いているだ。この神たちは『古事記』神話の最初に出てくる天之御中主神（あめのみなかぬしのかみ）、高御産巣日神（たかみむすびのかみ）、神産巣日神（かみむすびのかみ）、宇摩志阿斯訶備比古遅神（うましあしかびしこじのかみ）、天之常立神（あめのとこたちのかみ）。なぜここに祀ってあるのだろう？　まるでオオクニヌシを監視しているかのように。つまり、私たちはこの五神に向かって頭を下げていることになる。オオクニヌシは横向きなのだから。どうもヘンですよね。オオクニヌシに参拝してるつもりが、実はそうではないってことが。参拝者のみなさんは、そのことを知っているのだろうか。なぜこのような祀り方をしているのか。２０００年に太い柱が発見されたことで、出雲大社がかつて本当に高い建物であったことが証明されたわけで、なぜこれほど高い社を建てなければならなかったのか、説明がどこにもない。建てたのはヤマト系（天皇系）であるから、やはり、すみやかに国を譲られたわけではなく、奪ったのだと思う。奪った側は、オオクニヌシの力を恐れ、タタラれることがないように鎮魂の場を造らねばならなかったのだろう。出雲大社と言えば大きなしめ縄。このしめ縄の張り方も他の神社と全く反対向きになっている。ふつう社殿自体から見て左、私たちが社殿に向かって右を上位としているが、ここは逆である。一般の神社のしめ縄は、私たちから見て右が太くなっているのに、出雲大社だけは違う。参拝の仕方も、ここでは「二礼四拍手一拝」と柏手を４回うたねばならない。「四」は「死」に通じ縁起が悪いと思うのだが、オオクニヌシは「死の世界」の神だから？そういう説明はどの本にも載っていない。駐車場のバスに戻る時、出雲大社の神官である出雲国造（いずもこくそう）と呼ばれる家の門の前を通った。この家系は天皇家に次ぐ名家とも言われるほどだとか。アマテラスの次男の子孫らしい。ヤマト系が、オオクニヌシをずっと監視してきたということなのだろうか。だから、無邪気にご利益を期待する気にはなれない。昔、昔、いったいどんな事があったのだろう。この土地から何かまた新たな発見があることを期待している。結局、何もわからなかったなぁ。「御朱印帳」もここでは発行していない。「御朱印」は３００円でいただけるけど。１０畳ほどもある大きな日の丸の旗が、空高く揺れているのがとても印象的な出雲大社だった。

  2013.11.08

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• 神話の謎　出雲大社へ

  ２日目（３０日）。玉造温泉より出雲大社へ向かう。以前から出雲の謎がずっと気になっていた。でも山陰は遠い。遠いのでなかなか決断がつかずにいた。『古事記』を読み出雲へ行きたいという気持ちが強くなり、旅行のチラシに飛びついたのが６月だった。バスは田んぼの中を行く。家が一軒ずつ離れて点在する。その家の敷地の門のそばに、お墓が作られているのが目に入った。するとガイドさんが、「この辺りは、何故かお墓が敷地内にあるんですね。風が強いので垣根が高くめぐらされています。火事になって燃え移らないように、すぐ隣には家を建てないのが原則のようです」との説明あり。やがて『古代出雲歴史博物館』に到着。２０００年（平成１２年）に境内から出土した、出雲大社本殿の本物の巨大柱（宇豆柱）を見る。これが出土したことによって、かつて４８ｍもの高さの大社だったことが証明されたわけだ。古代は９６ｍもあったとも伝えられているらしい。そして、１９８３年（昭和５８年）に荒神谷から出土した３５８本もの銅剣の展示に圧倒される。神話の域から出なかった出雲の大きな勢力が、実在したと証明されたのでしょう。銅鐸も美しかった。ところで銅鐸って何なんでしょうね？　何に使われたのか？いよいよ出雲大社ですが、なにしろバスツアー。正門を通り過ぎ駐車場へと運ばれてしまった。よって、大きな鳥居もくぐらず、松並木の参道を歩くこともなく、いきなり人混みの中へ。団体行動の悲しさよ。（泣）何度も何度も迷子にならないようにと注意を受けて、ガイドさんの旗を見ながら前の人について行くのみ。で、集合写真なんか撮られちゃって、これが１１００円もする。高いと思ったけど、まあいいかと買うことに。受け取ってみたら、人の写っていない出雲大社の写真がもう１枚入っていたので良かったかな。なにしろ迷子になるほどの人で、まともに写真も取れない状況だったから。大きなしめ縄のある神楽殿の中で神主さんたちと共に参拝。舞いを見て、お守りもいただく。人、人、人の中で靴をはいてるうちに、ホントにみんなの姿を見失っちゃって･････迷子になりかけた。（笑）それから、一般人が入れないという警備の方がいる門から、ちょっとだけ中に入って御本殿に向かって参拝することができた。オオクニヌシが西の方を向いているので、西側の垣根の方からも手を合わす。オオクニヌシは、なぜか参拝者にそっぽを向いている。ここ数年、私が出雲大社へ行ってみたいと思っていたのは、この大きな謎のせいだ。「あの世」の方角を向いているのはなぜ？国譲りの時の談判で方角も決めていたのか、それともアマテラスの子孫がわざとそちらの方角に向かせたのか？穏便に国を譲ったとは思えない。出雲族の王ですもの。なんらかの戦いがあって、しかたなく譲ったのか、あるいは殺されたのか。その怨念を鎮めるために、とてつもなく大きな社を造って祀ったのではないかと思うのだ。だから私はここで手を合わせて何かをお願いできなかった。「縁結び」は、私と出雲大社に縁があったので、ここまで来れたのだと解釈しておこう。本殿の東西に「十九社」という長い建物がある。１９の扉がついていて神在月に全国から訪れる神々の宿舎だとか。てっきりここの中で会議をするのかと思ったら宿舎だった。しかも、ここでやっと自分の間違いに気付いた。１０月は神在月だから今月神様がここに来てたんだ、と思っていたのに、それは旧暦のことで来月１１月だった。（恥）団体旅行なので、お土産屋さんの２階で食事をして、下でお土産を買うのが精いっぱい。時間に追われる旅の悲しさよ。ああ･･･じっくりゆっくり全体を見ることができなかった。（泣）お土産屋さんが立ち並ぶ街並みも見ることなく、バスは稲佐の浜を通り石見銀山へと向かった。世界遺産に登録されたという石見銀山大森地区の町並みを１時間歩くのみで、銀山の坑道などは見ることはできなかった。バスは山の中を通り、浜田自動車道から広島へと向かう。蛇足ですが、３日後の１１月２日に、さださんがここ出雲大社でコンサートをしたのである。私がこの旅行に申し込んだ後に、このコンサートのことを知り、泣く。あの時もそうだった。２０１０年、奈良の東大寺へ行った一週間後に、さださんは大仏さんの前でコンサートをやったのだ。どちらもそうと知っていたら、そっちの方に申し込んだのに･････。なんというタイミングの悪さよ。でも、来週１３日（水）、こっちでコンサートあるから会えるので泣かないでおこう。

  2013.11.07

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• 山陰への旅　　足立美術館へ

  ３ケ月近くブログをさぼっていました。元気でしたが、書く気力をすっかり失っておりました。先週１０月２９日～１１月１日まで旅行をしてきました。ツアーに参加したので「一人旅」とは言えないのかもしれないけど、初めて一人で申し込んで伊丹空港集合でした。『伊勢神宮と出雲大社　遷宮の年に両方を参拝する４日間』という阪急交通社の企画です。先々週の台風２７号・２８号が二つ来てた頃から、もしや飛行機が飛ばず中止になるのではないかと心配していたのですが、先週４日間は大変いいお天気に恵まれました。１日目（２９日）、あの津波に襲われた仙台空港から大阪伊丹空港へ着いたのが１１時半。各地から来た方々と合流、総勢２５名。１２時、バスは島根県の「足立美術館」へと向かいます。バスの通路を挟んで、向こう側に一人で座っている綺麗な方がいます。多分私と同じ一人での参加者でしょう。添乗員さんからは、２５名がどこから集まった人たちなのか説明が全くないです。バスガイドさんは６５歳くらいの大阪のおばちゃん。休みなくしゃべり続けます。（バスガイドさんに年齢制限はないのでしょうか？　それとも実年齢はもっと若い方？）ガイドさんの説明に慣れていないものだから、少し静かにしてよ、と言いたくなるくらいやかましい。（笑）中国自動車道を西へ西へと進む。田んぼと山だけの景色なので楽しむほどでないから、本を取り出して読むのですが、ガイドさんの声に負けてしまう。見学よりも移動時間がとても長い旅なので、３冊も持参して読破できるのではないかと思ったのですが、甘かった。兵庫から岡山、鳥取、島根へと進みます。快晴です。岡山からゴツゴツとした山肌の大山（だいせん）が見えます。さだまさしの歌に登場する大山。これがあの大山ですか。米子まで来ると、確かに富士山に似てますねぇ。伯耆富士。３時、「足立美術館」に到着。　田んぼの中に立派な美術館。知人がここに行った時、「こんな凄いものを造るには、相当悪い事をしたんだな」と大声で言ったら、警備員が慌てて飛んで来て、静かにして下さいと注意されたとか。（笑）そういうことを聞いてたものだから、私もそういう目で見てしまいました。（笑）個人の入場料は２２００円もします。（団体１８００円）庭を見ながらの喫茶店のコーヒー代は１０００円ですって。横山大観の絵を主に展示している所です。庭はさすがに美しかったですけど。バスに乗り込む前に、隣の席に座っていた美人さんに「一人ですか？」と声をかけられました。私よりも若いその方は、私以上に心細かったようです。そこで意気投合して、最後まで一緒に行動することになるのでした。最初の宿泊地は玉造温泉。やわらかいお湯に癒されました。

  2013.11.04

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• ゴッホ展を観る

  そうだ！　ゴッホの前売券を買わなくちゃ、と気付いたのは開催の前日（先月２５日）の夕方。夜、あわててコンビニにチケットを買い行った。ネット販売は便利だ。８日、開館前の９時に宮城県美術館へ。すでに５０人ほどが並んでいた。東北では初めてのゴッホ展である。「空白のパリ時代を追う」というテーマの展示品。オランダ出身のフィンセント・ファン・ゴッホ（1853～1890）の、弟テオと暮らしたパリ時代の作品を中心にしたもので、５２点の展示である。ゴッホとテオが相次いで亡くなった後に、テオの妻ヨハンが二人の書簡を整理し、ゴッホについての小伝を書いたことで有名になったようだ。よって、一緒に暮らしたパリ時代の２年間は二人の書簡が存在しないため、「空白」と表現している。１８８６年～１８８７年のパリ時代というのは、日本の明治１９年～２０年である。絵といえば部屋に飾りたいと思ってしまうものだが、展示されたほとんどの絵はどれもが暗く物悲しい印象だ。暗い暗い絵の展示が続き、ようやくパリのアパルトマンからの景色などに少し明るさが見えてくるが、感動するほどのものではない。描かれたキャンバスをＸ線写真で撮ると、別の絵が浮かんでくる。貧しさゆえ画材の購入にも困っていたことが、度々うかがえる。骸骨を描いたものが二枚もあり、陰鬱さが漂ってくる。なぜか自画像が多い。その中の一枚が、弟テオの肖像画であろうという結論が２０１１年に出たそうだ。ゴッホ好きには大事な問題なのでしょうが、私にはどちらでも･････（笑）そして出口近くになって、ようやく大きなキャンバスに描かれた明るい絵『サン・ピエール広場を散歩する恋人たち』と『ヤマウズラの飛び立つ麦畑』を観てホッとする。本当にゴッホは絵が上手かったのだろうか。彼には本当に才能があったのだろうか。なんだか私にはそうは思えなかった。ゴッホは自殺したと言われているが、以前、教育テレビでゴッホの生涯について見ていたら、どうやら、ライバルの画家ゴーギャンに撃たれたようだと説明があった。もし自分でピストルで撃ったのなら、自殺場所の畑から家に戻るはずがないと思うので、私はこちらの説を信じたい。聡明さと教養のある女性であったヨハンによって、ゴッホ兄弟は広く世間に知られるようになるが、それまでは世間から無視され続けてきたゴッホであった。ゴッホが画家になろうとしたのは２７歳の時で、ベルギーの美術学校に入学するが、一カ月で落第させられ、早々に学校をやめている。そして３７歳で死ぬまでのたった１０年間が、ゴッホが絵を描いた人生であったようだ。絵が売れなかったのもわかるような気がした。私たちには、バブル期の１９８７年に安田火災海上（現在の損保ジャパン）が、『ひまわり』を５８億円で購入したことが記憶に残っている。「ゴッホってそんなに凄い画家なのか」というインパクトを与えたように思うが、果たして本当にそれだけの価値があったのかどうか。「天才画家」と称されるが、私には絵の価値がわからない。好き嫌いの評価だけである。

  2013.06.12

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• 山寺の御本尊、５０年ぶりの御開帳を拝観する

  山寺は正式には「宝珠山立石寺」という。松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句や、石段が多いことで知られていますね。国指定重要文化財の根本中堂にある御本尊薬師如来が、５０年ぶりに一般公開されているので行ってみました。ここは、貞観２年(８６０年)に清和天皇の勅願によって、慈覚大師・円仁（えんにん）が開いたと伝えられる比叡山延暦寺の別院です。仏像に興味があるわけではないのですが、「道路がものすごく渋滞してる」とか、「臨時列車が出てる」とか、「拝観まで３時間も待つみたいよ」とか聞くと、そんなに人気なら行ってみようかなと軽い気持ちです。　　（いつもなら、それなら行かないというのですが。笑）とりあえず早起きして７時半に現地に着くと、すでに１００人程の行列ができていました。うわっ！　と思いながら最後尾に並ぶと、あっという間に後ろに続々と･･･。８時の開場で、ご本尊の前に立ったのは８時半頃でした。秘仏の「薬師如来坐像」は、円仁が自ら彫り込んだと言われています。そのせいか、ごっつい感じで、美しさからは遠く、たくましい顔をしていました。両脇に立っている月光菩薩と日光菩薩は、江戸時代中期のものということですが、光り輝いて美しいものでした。菩薩の後ろには、左右６体ずつの十二神将まであり立派でした。一緒に行った知人は「手に持ってるお香の入れ物のようなものは何？」と私に聞いてきました。仏像のそばで若い僧侶がマイクでちゃんと説明してくれているというのに、知人はまったく聞いていません。（笑）「薬師如来だから、あれは薬壺だよ」と教えてあげましたが、そういうレベルです。（笑）多分、如来と菩薩の違いもわからない方が圧倒的に多いと思います。私も仏像はよくわかりません。山寺にはもう一つ大切なものがあります。「不滅の法灯」です。これも見ることができました。天台宗の宗祖である伝教大師・最澄が中国の天台山国清寺から伝えたといわれ、円仁が立石寺開山の際に比叡山延暦寺より分灯されたものです。しかし戦国時代の１５２１年に、天童頼長によって一山が焼かれたため、改めて火をもらい受けました。そして５０年後の１５７１年に、比叡山は織田信長によって焼き討ちに合い、法灯が失われましたが、立石寺（山寺）から分灯することができたので、延暦寺創始以来１２００年も燃え続けていることになります。「油断大敵」の語源はここからきてると、京都に行った時にタクシードライバーに教わったことを思い出しました。今では、岩手の中尊寺など何ケ所かに分灯されているようです。リスクの分散をしたんですね。ところで、円仁は現在の栃木県の生まれですが、朝廷から慈覚大師という「大師号」を最初に授けられた僧です。弘法大師・空海や伝教大師・最澄の方が有名ですが、それよりも先に朝廷より賜っている優秀な僧でした。御開帳拝観後は、新緑の中を奥の院まで１０１５段の石段を登りました。歳を重ねるごとに階段がきつくなるのは、運動不足だからです。反省。

  2013.05.26

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• 美術館めぐり

  すっかりブログをさぼってしまいました。こちらもやっと暖かくなり、木々が萌え始め新緑が美しくなってきました。ＧＷ中にまた東京へ行ってきました。今回は美術館巡りをしてきました。最初に行ったのは帝国劇場の９階にある出光美術館。『源氏絵と伊勢絵』の展示物で、室町時代から江戸時代までの源氏物語屏風絵や、手箱などの工芸品を見ました。出口の所に休憩所があり、無料のお茶が飲めました。窓からの景色は皇居の森。お堀や日比谷公園や警視庁の建物が見えます。帝国劇場の隣の建物は、ＧＨＱに接収された第一生命のビルです。マッカーサーはここからどんな思いで皇居をにらんでいたのでしょうね。窓の下では右翼の街宣車がやかましく音を立てていました。そう、その日は憲法記念日でした。皇居へはいつも冬ばかりで、花が咲いてる時期に来たことがなかったので二の丸庭園へ行ってみました。つつじは少し枯れかけていましたが、それでもまだ美しさを残して咲いていました。藤棚の紫と白の藤もきれいでした。大手門の近くにある宮内庁三の丸尚蔵館も、いつも素通りしてたのですが、今回は最初から行程に入れました。『旧高松宮家と伝来の品々』ということで、さほど興味深いものがあったわけではないのですが、一つだけ発見がありました。それを発見しただけで行った甲斐がありました。というのは、高松宮様の家系図があったのですが、そこに有栖川宮妃の名前を見つけました。有栖川宮家はすでに断絶してないわけですが、その最後の皇族となった妃と、私の母の名が同じだったのです。母の名はありふれているのですが、漢字で書くとほとんど誰も読めません。母の生家は小さな店をやっていたのですが、最初「安子」とつけられたそうです。しかし、本家の叔父が店をやってるのに安いではダメだと言って「慰子」とつけなおしたそうです。母は自分の名前が、なぜこのように難しい漢字をつけられたのか全くわからないと言っていました。本家の叔父は、有栖川宮威仁（たけひと）親王妃慰子（やすこ）の名前を知っていたのかもしれません。慰子妃は、加賀藩主前田慶寧（よしやす）の４女として金沢城で生まれました。前田慰子です。明治１３年に有栖川宮妃となり、大正１２年に５９歳でお亡くなりになりました。慰子妃の娘が最後の将軍徳川慶喜の息子に嫁ぎ、孫の喜久子が高松宮妃になっています。同じ漢字の人がいたよ、と母に教えてあげよう。二日目は六本木ミッドタウンにあるサントリー美術館へ。『もののあわれと日本の美』ここでも源氏物語の屏風絵や工芸品です。実は源氏物語をちゃんと読んだことがないのに、二か所も源氏絵を見に行ってしまいました。でも、原画の持つ質感などを感じることができ、昔の人が作った精巧な工芸品に感嘆しました。今年こそ源氏物語をひもといてみようと思います。そして国立新美術館へ。ここでの展示物には興味がそそられなかったので見ませんでしたが、この建物自体が芸術品ですね。ガラス張りの空間に身を置いて、読書するには最高の場所だなと思いました。三日目は、上野の東京都美術館へ。『ミラノ　アンブロジアーナ図書館所蔵　レオナルド・ダ・ヴィンチ展』ちょうど塩野七生の『ルネサンスとは何であったのか』を読んだばかりだったので、フィレンツェ生まれのレオナルドのことが知りたくなったのでした。設計図のようなものがいっぱい。わからないので、唐沢寿明さんの音声ガイドを聞きながら回りました。最後に行った所が国際フォーラムの相田みつを美術館。いつでも行けると思っていつも素通りしてた所。あまり興味もなかったというか、あまり好きじゃないかもと思っていたし、期待もしていなかった。書画を一通り見て、息子さんが書いた『父　相田みつを』という文庫本を買って読んでみると、私がイメージしていた相田みつをとあまりに違っていたので驚ろきました。勝手に誤解してました。無知でした。読書家でずっと短歌を作り続けていて、若い頃はとてもハンサムで･････ＰＴＡ活動も熱心で。書家としてのこだわりを徹底して貫き通した、子煩悩な方でした。以前、とんねるずの木梨さんがテレビドラマで演じてたのを見たので、あの顔が悪かったと思う（笑）もっとイケメンが演じていれば、私は誤解をせずにすんだかもしれないのに。作品だけ見るよりも、作者の人となりや背景を知ると、やはり心に染みてくるものが全く違ってくるものですね。　　　　　　だれにだってあるんだよ　　　　　　ひとにはいえない　くるしみが　　　　　　だれにだってあるんだよ　　　　　　ひとにいえない　かなしみが　　　　　　ただだまっているだけなんだよ　　　　　　いえば　ぐちになるから　　　　　　　　　みつを

  2013.05.09

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  小石川後楽園へ

  １月２日一般参賀を終え、北の丸を通り田安門を出て九段下へ。次に向かったのは古書店街の神田神保町。正月休みでお店が開いていないのではないかと思ったのですが、行ってみました。案の定、人もまばらでシャッターが降りてる店が多かった。それでも３～４軒入ってみました。難しい本の相場というのは全くわからないので、文庫本の値段を主に見ていたのですが意外に高いです。せっかく来たので手ぶらで帰るのはどうかと思い、三省堂で比較的きれいな状態の、司馬遼太郎とドナルド・キーンの対談集『日本人と日本文化』を２００円で買いました。旅の最後の目的地は、小石川後楽園。あまりに有名なのに、いつも素通りしていた場所です。この界隈は以前何度も来ていて、ドームホテルに泊まったり、文京シビックホールから展望したり、春日駅から東大方面に歩いたり･･･。それなのにすぐ近くまで来ていながら、足を踏み入れたことがなかった。　　　　　　こんな風に飾りつけがしてあり、広場では竹馬や羽子板で遊べるようになっていました。庭園を見るにはちょっとふさわしくない冬枯れた寒い時期ですが、冲方丁さんの『光圀伝』を買ったので（まだ読んでいない）、水戸徳川二代目光圀によって完成した庭園を見ておこうかな、と思ったのでありました。ここは文化財保護法によって、国の特別史跡、特別名勝に指定されていて、この二重指定を受けているのは、全国でも浜離宮恩賜庭園や金閣寺など、ごく限られているとか。最後の将軍、徳川慶喜も水戸藩小石川屋敷で生まれています。上屋敷は現在のドームが建っているあたりだったそうで、慶喜は生後まもなく江戸から水戸に移されていますが。　　　　　　　　　　　　　　　　朱舜水が設計したと伝えられる円月橋。やっぱり、もっと暖かい、葉が青々していて花の咲いている時期がよろしいようです。（*^_^*）三日目もなんだかんだと、１９，５０７歩。よく歩きました。　東京へ行くと階段の上り下りで足が鍛えられます。今回はそれも目的の一つであったのですが。

  2013.01.13

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  箱根駅伝を見て、皇居一般参賀へ

  １月２日毎年テレビで見ている箱根駅伝。テレビの向こう側に行ってみたい、生で見てみたいという単純な動機でした。ツレは大手町のスタート地点へ行きました。私はそこまで思い入れがないので、ホテル下の国道を８時２０分頃通過することをホテルの方から聞いたので、品川駅近くで待ちました。規制予告車というパトカーが通り、警視庁の白バイの後に、かたまりの集団が一瞬にして通り過ぎました。ここは６kmの地点だそうです。　　　　　　デジカメで撮っていたため、肉眼で見たのかどうか･･･（笑）うわぁ、カメラなんかで撮ってちゃダメなんだ。ちゃんと見てなきゃダメなんだ。何しろ初心者なのでよくわからない。応援している個人選手もいるわけではないし思い入れもない。強いていうなら応援は息子の母校くらいでしょうか。近くで見ようと左車線側にいたけど、視野が広い反対車線側で見るのがよいのではないか。往路よりも復路の方が長く見るには面白いのかもしれないなあ。でも、テレビが一番いいとおもいます（笑）東京駅でツレと合流し皇居へと向かったのは９時でした。改築のためシートをかぶっていた東京駅が、きれいになって姿を現していました。　　　　　行幸通りから和田倉公園方向に歩いて行き、濠の橋の上から並び始めました。この時間にここから並ぶということは、いったい何時の回で中に入れるのだろうかと思う。一般参賀は、１０：１０　　１１：００　　１１：５０　　１：３０　　２：２０　と５回。すぐ前に怖い方々の集団がいます。白や黒のスーツに黒いコートなどを着た、おそらく「ヤ」と呼ばれている方々でしょう。あきらかに服装や髪形が違うので目立つ。この列から離れたい。前を向いている限り、この方々の姿が目に入るわけで、どこかでなんとかこの方々と離れることはできないかと考えていました。和田倉公園から皇居外苑側に横断歩道を渡った所で、「日の丸」の旗を配っているボランテァがいたので列が乱れました。旗をもらうと、荷物検査の列で数か所にバラバラに分かれたのを機に、怖そうな方々から離れた列に移動しました。ボディチェックを受けた後、速足で人々の間をすり抜け最後尾につきました。怖い方々は集団行動なので、皆がボディチェックを終えるのを待つため、すでに後方にいます。誘導されて「３」という番号の書いてある所に並ばされました。　　　　　でも「２」にはまだ人がいなくて、「４」「５」「６」「７」･････何番まであるのかわからない。　　　　　そして「５」や「６」などの人たちが二重橋の方向へ動き出す。「１」や「２」からではない。どの方面から早く並んで入ってきたかを把握して、中に入れる順番を決めているのでしょう。私達は和田倉門からでしたが、大手門方面、馬場先門方面、桜田門方面など、早く到着した人を優先に、うま～く並べ換えているようです。皇居前広場は広くて、いつ来ても気持ちがいいのですが、当日も青空がきれいで清々しい気持ちでした。ここで何時間待つのかな、１１時の回には入れるといいなと漠然と思っていた頃、意外に早く「３」が動き出しました。　　　　　あれよあれよと言う間に、みんながよく知ってる記念写真スポットの「めがね橋」とよばれる正門石橋を渡り、そしてその奥の「二重橋」こと正門鉄橋を渡り、宮殿広場へ。余談ですが、一般にはこの二つを併せて「二重橋」と呼ばれていて、、私が以前一人でここに来た時に、皇宮警察の方から「奥が本当の二重橋です」と教えていただきました。みんなが見て知っている手前の橋は「めがね橋」です。初回１０時１０分の回に入れてしまいました。よって約１時間かかったということですね。すでに前の方は埋め尽くされていている状況。　　　５分程度だったでしょうか。天皇皇后両陛下、皇太子同妃両殿下、秋篠宮同妃両殿下と他の皇族方。こんな状態でした。視力の悪い私には肉眼で陛下のお顔は見えません。でも身長１６２ｾﾝﾁなので、まわりにいる背の低い女性が全く見えない状態で嘆いているのを聞くと、まだマシなのかもしれない。両腕を上げてデジカメで撮るのが精一杯です。まわりで「見えない、見えない」とごちゃごちゃ言ってる人たちのせいで、陛下のお言葉が聴き取れませんでした。　　　　　皆と同じように国旗を振り、とりあえず正月ここに来られたことに感謝しました。退出門は坂下門、桔梗門、乾門となっていて、私達は北の丸の武道館を通り田安門から出るために、宮内庁の建物の前を通って乾門方面へ歩きました。ちょうど江戸城の西側の、ふだん見ることのできない道灌池や蓮池濠と乾濠と石垣を見ながら。暖かな日差しを受けながら、のどかな散歩という感じでした。３日の新聞記事によりますと、計７万９千人が訪れたということでした。外国人も多かったです。ちゃんと日の丸を振ってくれていました。日本人として、一度皇居に足を踏み入れてみたかったのです。新丸ビルなどで皇居の森を見ながら食事をしていた時、いつかあの森の中へ･･･と思っていたものですから。人は確かに多かったけど、皆同じ方向に歩いているので、人とぶつかり合うこともないため、ウンザリするようなことは全くなかったです。東京散歩はまだ続きます。

  2013.01.10

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  元旦　スカイツリーに上る

  ２０１３年（平成２５年）１月１日　ゆっくり起きて、ホテルの庭を散歩。　　　　　　　庭は、隣の新高輪ホテルとさくらタワー東京と、三つのホテルで共有していました。なので、新高輪ホテルのロビーを抜け、飛天の間の横を通って道路に出ました。　ここがあの芸能人がよく利用している飛天の間か、と、おのぼりさんの私は興味津津でした。余談ですが、実は１４階の部屋から、嫁の勤務する会社の建物が見えました。近くとは聞いていましたが、庭のむこう側にありました。つまり飛天の間のそばの道が嫁の通勤路でした。さて、元旦の予定はスカイツリーです。新幹線とホテルを予約した時に、「スカイツリーの予約もできますよ」と言われたので、じゃあお願いしますと言ったら、４時の展望デッキ日付指定券をもらいました。ツレが国立競技場へサッカーを見に行ったので、一人で行くことになりました。浅草線で高輪台から押上まで直通だし、２年前にもスカイツリー見てるし余裕のよっちゃん。そうだ、どうせ人混みに紛れるなら、浅草寺で御朱印もらってきちゃおう。途中下車しよう。浅草寺の寺伝によれば、寺の始まりは飛鳥時代とか。そんなに古くから信仰を集めていたとは知らなかった。案の定、雷門の前は人・人・人でごった返しています。　　　　その最後尾に並んでみました。何時間かかるか想像もつきませんが、楽しんでしまえ、と。　　　　お日様も射して寒くないし、参道のお店をながめながら少しずつ進むので退屈はしなかった。さすがに狭い参道にひしめき合っていますけど、大丈夫。４５分で参拝を終えて寺を後にしました。スカイツリーに着いてから気づいた。御朱印をもらってくるのをすっかり忘れてしまったことに。　　　　　　　　時間はたっぷりありましたが、さすがにソラマチの買い物客に紛れる気分にはなりません。初売りの福袋を買う趣味はないので、川べりの方に歩いたり、イスを探して座ったりして待ちました。ちょっと早めの３時半ころに４Ｆ正面エントランスに行ってみると、「中に入って座ってお待ち下さい」と言われ、入ってみると、大勢の人たちがチケットカウンターに並んでいます。ベンチに座って１～２分で、「４時の予約チケットをお持ちの方は･････」とアナウンスがあり、チケットを引換えると、エレベーター乗り場へ誘導されました。あらら･･･当日券を買う大勢の行列を横目に、予定時間前にこんなに簡単に入れちゃったわ。申し訳ないような･･･。だって私はスカイツリーには何年後か上ることがあるだろうけど、積極的に早く上ってみたいとは思っていなかったのですから。でも、まあ、来てみるとキョロキョロですよね（笑）冬バージョンのエレベーターに乗せられ、アッというまに３５０ｍ展望デッキに到着。速っ！！　５０秒で着いた。なぜか、わぁ、すごい!!　という興奮はない。テレビで見た場所だなぁという感想。ここは２０００人も収容できるらしい。展望回廊のチケット千円を買って、再びエレベーターへ。４５０ｍに到着。ぐる～んと歩いてみる。　　　　しまった!!　双眼鏡をホテルに忘れてきてしまった。太陽がまぶしい。日没までじっと待つ。　　　　太陽が沈んだ後の富士山のシルエットがきれい。夜の帳が下りる。　　　　近くでおじさんが「今日は会社がみんな休みだからビルのネオンが少ないね」と言った。そうか。平日の夕方が一番輝いて見えるということか。なるほど。でも、田舎から出て来た私には、十分きれいなネオンですよ。日没後にやって来たツレと合流し、夏バージョン江戸切子の花火模様のエレベーターで下り、お土産を買って帰る。スカイツリーの公式キャラクターは、あまり可愛くない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　江戸紫　　　雅展望デッキ・展望回廊に３時間も滞在してしまった。いい正月だあ（*^_^*）江戸紫のスポットライトは、半分照明が当たっていないので遠くから見ると暗く地味です。このスポットライトは青と紫、毎日交代するようです。年明けすぐに０時から４０分間、正月バージョンの色で照らされたみたいです。また、朝５時から初日の出を見ることができたみたい。

  2013.01.08

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  明治神宮へ初詣

  　　　　　　　　今年もよろしくお願いいたします年末年始は雑煮おせちなどを作るけれど、紅白や箱根駅伝を見て、毎年ダラダラぐだぐだと過ごすのが恒例となっています。テレビで流れる大きな神社の初詣の様子や、沿道で旗を振り応援している姿や、皇居の一般参賀の様子などを見ては、東京は暖かそうでいいなぁと見ている程度でした。日本一参拝者が多いという明治神宮の初詣はどんな感じ？　箱根駅伝を生で見てみたいな。あの皇居の二重橋の向こうのはどうなっているのだろう。テレビで見ているだけでなく参加してみよう！人混みに紛れてみよう！ということになり、大晦日の３１日上京しました。グランドプリンスホテル高輪に午後２時にチェックイン。最初に向かったのは、歩いて１kmほどの所にある泉岳寺。　　　　　　　元禄赤穂事件の浅野内匠頭と赤穂義士のお墓があるお寺です。四十七士に対する思いというのは全くないのですが、ホテルから近かったので行ってみました。次に向かったのは増上寺。　徳川家の菩提寺のひとつ。　　　以前、篤姫や綱吉のお墓のある上野の寛永寺に行ったので、他の６人の将軍が葬られている増上寺にも行かなくちゃと思っていたからです。ここには、大河ドラマになったお江や、天皇家から嫁いだ和宮も葬られている。墓地を見ることは出来なかったけど、お寺の後ろに東京タワーが建つとは、草葉の陰から将軍たちもビックリであろう。美しい東京タワーを足元から見上げ、そこからまた１kmほど歩くと愛宕山があります。江戸で一番高い山として見晴らしが良い場所だったそうですが、現在はビルの谷間という感じです。たった標高２５．７ｍで、天然の山としては２３区内で一番の高さだというからビックリです。山の証しとして三角点もあるとか。暗くて気づかなかった。　　　ここにあるのが愛宕神社で、「出世の石段」と呼ばれる８６段の急な階段があり、この急勾配の石段を、四国丸亀藩の家臣、曲垣平九郎（まがき・へいくろう）が馬に乗ってのぼり降りした故事にちなんで「出世の石段」と呼ばれるそうですが、ホントに急で登るのがきついです。　　　馬が登れるとはとても思えない勾配だけど、昭和５７年に渡辺隆馬という人が史実に挑戦し、馬に乗って登った映像を、『ブラ・タモリ』で見たことがあります。たったこれだけの高さで「山」なんですねぇ。この愛宕山から大正１４年（１９２５年）、ＮＨＫラジオの本放送が始まったそうで、神社の隣の敷地にＮＨＫ放送博物館がありました。東京タワー周辺は広いので、次回は明るい時にゆっくり散歩してみたいです。それでも、愛宕神社から赤羽橋までずいぶんと歩きました。　　　　　　　　　　　　　　大江戸線　赤羽橋駅付近すっかり暗くなり、次は東京ミッドタウンへ向かいました。青いイルミネーションを見たくてわざわざ行ったのに、２５日で終了したとのこと。クリスマス限定だったのですね。下調べをしていなかったので残念でした。次に恵比寿ガーデンプレイスに行ってみました。洗練された大人の遊びスポットらしいですね。ＪＲ駅から歩く歩道が長々と続いており、これが無かったら行かなかったかもね。　　　センター広場のイルミネーションが綺麗で、赤ジュータンを歩いて行った先には、なんと世界最大級のシャンデリアが下がっていました。　　　　　　　　　　　ああ、来て良かった。美しいものが見られて良かった。歩きまわった足が、くたくたの状態になっていたので救われた気分でした。でも大晦日、ガーデンタワー３８階３９階のレストランは１９時閉店。ああ･････どこもかしこも閉まっていました。下に降りたら一軒だけ２１時までのお店があった。ここで食事をして閉店近くまでねばる。神宮へ行くまでまだ時間たっぷり。２１時過ぎ原宿駅に着いてしまった。暖かい店に入って２２時までココアを飲んで時間をつぶす。いよいよ、いざ出陣（笑）背中にカイロ２枚を貼って、ダウンの両ポケットに小さいカイロを入れ、帽子、マフラーで準備万端。どれくらいの人がすでに並んでいるのかな、と思いながら砂利道を歩いて行くと、提灯や警察のライトで参道が明るくなっていました。平常時とは違う雰囲気に気持ちが軽くなる。最後尾に並ぶと、だいたい前から１００ｍくらいの位置。ここで２時間待つことになります。　　　　　　　　　この位置に２時間、わりとゆったりスキ間のある状態で並んでました。まわりを見ると若い男性が多いです。外国人も多いです。こんな夜中の寒空に年輩者はあまりいないみたい。紅白が終わったら、ドッと押し寄せてくるのかもしれない。「君が代」が２度流れ、カウントダウンが始まり、明けましておめでとうございます！列が動き出しました。警察の誘導に従いお行儀よく進みます。１０分ほどで巨大なお賽銭入れの前まできて、参拝。うしろからお金が飛んでくるという光景を生で見たのは初めてです。（笑）身動きがとれないような状況ではなく、すんなりとお守り売り場へと流れます。早い時間のせいか、売り場も込み合っていないためスムーズです。ここのおみくじは、明治天皇と昭憲皇太后の大御心です。私が引いたのは、皇太后の御歌で「心」と題したものが書いてありました。ホテルに戻ったのは１時半でした。万歩計は２１，３８５歩になっていました。

  2013.01.07

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• インカ帝国展を見る

  ４月も終わろうとしているのに、お出かけネタを一つ書いていなかった。４月１４日。東京は肌寒い雨。毎回上京したら、出来るだけ何か一つ、美術館や博物館で見てこようと思っています。今回は、東京国立博物館の『ボストン美術館　日本美術の至宝展』と、隣の国立科学博物館の『マチュピチュ発見１００年　インカ帝国展』のどちらにしようか迷ったのですが、実際のマチュピチュになどなかなか行けるものではないので、後者を選択。娘と足を運んでみました。インカの人々は文字を持たなかったらしい。記録は残っていないが、研究が進み詳細が少しずつわかってきたようだ。展示されていたミイラは、目玉も残っているというリアルなもので、ちょっと不気味でした。インカ帝国を滅ぼしたスペイン人は、多くのものを略奪していった。あの山のてっぺんに「空中都市」を造った人々とは、いったいどんな人たちだったのでしょうね。あの急斜面に石を積み、何を考え、何を食べて暮らしをしていたのでしょうね。会場の最後に、世界遺産マチュピチュを３Ｄ映像で見せてくれる大きなスクリーンが設置されていました。標高２４００ｍの山に築かれた「空中都市」を、コンドルになった気分で上空から見せてくれたり、自分で歩いて見てるような感じで映してくれます。素晴らしい映像です。２万点の現地の写真を組み合わせてマチュピチュを再現したものらしい。玉木宏さんのナレーションで、とても聞き易い声でした。上野で少しマチュピチュを感じてきました。この展示は６月２４日までやっています。

  2012.04.29

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• お花見

  昨日、今日といいお天気で気温も上がり、お花見日和でした。昨日は市内の桜の名所を回り、今日は５時半出発８時着で、岩手県北上市の展勝地という所へ桜を見に行ってきました。北上川のほとりに桜並木が１kmくらい続く桜の名所だそうですが、一昨日初めて聞いたばかりの場所で、友達に言われるまま、渋滞を避けるため早朝から出かけました。岩手県では名所なのかもしれませんが、人も沢山いたけど、桜の花そのものは、申し訳ないけどたいしたことがなかった。桜の木の数は多いのに、老木のせいか花そのものの数が少ない。つまり花がまばらで密集していないのです。桜の木の下を歩いていても、なんかスカスカな感じ。だから写真を撮る気になれない。「東北三大桜の名所」って書いてあるけど、弘前城、角館と同じレベルにしてはいけないと思う。わざわざ行って見るほどの桜ではなかった。うちの近くの桜の方がずっと豪華に沢山咲いてるから。もっと綺麗な所は沢山あるからねぇ。「東北三大桜の名所」の名は撤回して欲しいな、岩手県。だって、いままで聞いたこともない場所だったもん。本当に綺麗ならもっと有名なはずだもの。案の定、早々に道路は渋滞し、私達は１０時にはそこを出て帰ってきました。

  2012.04.29

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  旧古河庭園と飛鳥山公園に行く

  沖縄から東京に戻って、娘のアパートに数日滞在しました。その間、杉並と横浜に住む友達とそれぞれ会ってきました。１２日、快晴。杉並の友達は転勤族で、息子たちが幼稚園の時に知り合い、小学１年までの約３年間のお付き合いでしたが、私が上京した時に、時々一緒に都内見物をして下さる方です。でも彼女が観光地を案内してくれるわけでなく、いつも私の希望地に付き合ってもらいます。東京生まれ東京育ちの方が、案外観光地には行かないもので、いつも彼女が行ったことのない場所を、知らずに私が指定してしまうようで、逆に感謝されています。今回の希望地は『旧古河庭園』と『飛鳥山の渋沢栄一史料館』です。待ち合わせ場所に指定したのは、メトロ南北線の西ヶ原駅。乗降客が少ない所でした。　　　　　　　　　　　　　　バラの庭園で有名。旧古河邸宅内を見学するには、希望日の１０日前までに往復葉書での事前予約が必要とのこと。庭の見学だけは１５０円。そんなことも知らず前日に適当に決めたのですが、ここも「前は通ったことがあるけど庭は見たことがなかった」という彼女。お天気もよく桜が満開で、バラの花はまだだったけど、日本庭園の木陰のベンチで、積もる話に夢中になりました。ウィキペディアによると･････旧古河庭園（きゅうふるかわていえん）は、東京都北区にある都立庭園である。1917年（大正6年）に古河虎之助男爵の邸宅として現在の形に整えられた。現在は国有財産であり、東京都が借り受けて一般公開している。明治期の当地は陸奥宗光の邸宅であったが、宗光の次男・潤吉が古河財閥創業者である古河市兵衛の養子となったため、古河家に所有が移った。1917年（大正6年）に古河財閥3代目当主の虎之助（市兵衛の実子）によって西洋館と庭園が造られ現在の形となった。洋館と洋風庭園は、洋風建築を手掛けたジョサイア・コンドルにより設計された。また、日本庭園は近代日本庭園の先駆者、小川治兵衛（植治）により作庭された。 第二次世界大戦中は陸軍に接収され、終戦後は連合軍に接収され、イギリス大使館付駐日武官の宿舎などに利用された。1982年（昭和57年）から1989年（平成元年）まで7年をかけた修復工事により現在の状態まで復元された。2006年（平成18年）には、大正時代初期の形式をよく留める庭園が評価され、国の名勝に指定された。一般に公開されるようになったのは最近のことなんですね。話に夢中になり過ぎて昼食を食べることも忘れ、次の希望地、飛鳥山に行きました。古河庭園から徒歩５分くらいの近さでした。飛鳥山公園は、徳川吉宗が享保の改革の一環として整備された公園で、江戸庶民に一般開放されていたとか。明治６年に、上野公園などと共に日本最初の公園に指定された所だそうです。明治１２年、渋沢栄一が飛鳥山に別荘を構え、明治３４年から死去した大正６年まで本宅として使用。昭和２０年の空襲で焼失してるとのこと。　　　　　　　　　　　　　桜の後ろが渋沢栄一史料館飛鳥山には、北区飛鳥山博物館、紙の博物館、渋沢史料館と三つの博物館があるのですが、見学したのは渋沢史料館だけです。昨年、渋沢栄一の本を読んで飛鳥山のことを知りました。おしゃべりをしなければ、大きな公園内の桜をもっと沢山見ることができたのかもしれないですが。（笑）　　またの機会に･････。

  2012.04.27

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  中城城跡（なかぐすくじょうあと）に立つ

  沖縄４日目、最終日（４月９日）。リゾートホテルなので、朝食後に中庭に出て写真を撮ったり、浜辺を歩いたりと、毎朝けっこうのんびりな動きになっていた。お土産等の荷物を宅配便に託し、チェックアウトしたのは９時半。ホテルのある東シナ海から、太平洋側に向かって中城城跡（なかぐすくじょうあと）を目指した。首里城、座喜味城、今帰仁城、そして４つ目の世界遺産中城城である。小さな駐車場に車の数も少なく、ぱっとしない暇そうなチケット売り場。さほど期待しないで急な坂道を登って行くと、視界が大きく開けた。　　　　　おお～!!　広々とした芝生と石垣が。なんだかとても気持ちがいい場所である。　　　　　　　　　　　　　　　眺めがいい!!　　　この曲線美が独特である。　　　　　　ここは天然の要害で、３００余もあるとされる沖縄のグスクの中で、最も遺構がよく残っている。古琉球時代のものである。１４世紀後半から１５世紀にかけて築きあげられたもので、１９７２年５月１５日の日本復帰の日に、国の史跡に指定されたという。そういえば今年は復帰４０年目だ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まだ発掘調査は続いていた。私の古城めぐりに娘は嫌がるのかと思ったら、意外にも好評だった。もらったパンフレットも見ず、ただただ景色を眺め、写真を撮るだけだったのですが、帰宅後に読んでみると、ここにもペリーたちが来ていたことがわかった。「要塞の資材は、石灰岩であり、その石造建築は賞賛すべきものであった･････」と記している。ペリー提督も感嘆していた場所だった。ペリー一行は首里城に無理矢理入ったというのは歴史の本で読んでいたが、１８５３年にここもしっかり現地調査をしていた。４つの城跡の中で、ここが一番良かった。行って良かったと満足しつつ、空港へと向かったのであった。

  2012.04.26

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• お墓で食事の風景

  美ら海水族館からホテル近くの残波岬（ざんぱみさき）までの道中、１時間くらい海沿いを走ったのですが、所々で路肩に多くの車を止めてお墓参りをしている風景に出くわした。だから道路が少しノロノロ状態になる。沖縄のお墓は一つ一つが大きく門がついていて、見慣れないので異様に感じる。「今日は８日でお釈迦様の誕生日だから墓参りをする風習があるのかな？」なんて思っていたのですが、お墓まわりの草刈りをしている方がいたので、「掃除をしてるということは、３月のお彼岸にはお墓参りはしなかったのか？」など疑問がわいてくるわけです。ゴザを持って歩いてる人や、ゴザを敷いて家族総出で食事をしている人たちを見ていると、先祖を大切にしている沖縄の人たちの心が伝わってくるようでした。そういえば、青森でもお墓に供えた物をシートの上で家族みんなで食べてる風景が、先日テレビに映っていたので、お墓の前で食べるのは沖縄だけの風習ではないなぁと思い出していた。帰宅後ブログを開けると、２日に沖縄についてちょこっと書いたものに、初めての方からコメントがあった。　　「清明祭」に上記の内容について、書きました。　　 もしよろしかったらAccessしてみてください。はて？　「清明祭」って何？　誰か間違ってコメントしたのかな？　と疑問に思いながら、その方のブログにアクセスしてみると、なんとお墓参りついて書いてあるではありませんか。私が帰宅後に調べてみようと思っていたことを、まるで頭の中を見すかされているかのように。 「清明祭」とは「しーみーさい」と読むそうです。４月４日は二十四節気の一つ「清明」の入りで、旧暦の３月１４日に当たります。中国における清明節は祖先の墓を参り、草むしりをして墓を掃除する日であり、「掃墓節」とも呼ばれた。日本におけるお盆に当たる年中行事である。また、春を迎えて郊外を散策する日であり、「踏青節」とも呼ばれた。『白蛇伝』で許仙と白娘子が出会ったのも清明節でにぎわう杭州の郊外であった。また清明節前に摘んだ茶葉を「明前茶」、清明から穀雨までの茶葉を「雨前茶」、穀雨以後の茶葉を「雨後茶」という。中国で緑茶は清明節に近い時期に摘むほど、香りと甘みがあり、高級とされている。沖縄県では「シーミー」（首里地方では「ウシーミー（御清明）」）と発音し清明祭ともいう。中国の風習と同様にお墓の掃除をするとともに墓参を行い、まるでピクニックのような雰囲気で親類が揃って墓前で祖先と共に食事（餅や豚肉料理、お菓子、果物など）を楽しむ風習がある（墓庭が100坪あることもある）。な～るほど。お盆のようなものですね。暑くならない気候のいい４月に、ピクニック気分で食事をするのですね。それにしても１００坪のお墓って･･･。財産の一つですね。お釈迦様とはな～んにも関係なかった。８日だったのは、日曜日だったから４日にお墓参りできない人たちが行っていたのですね。納得です。中国文化がしっかり根付いた琉球文化。「背番号のないエース0829」さん、ありがとうございます。

  2012.04.26

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  きれいだった～！

  沖縄３日目。（４月８日）この日が唯一、まる一日観光できる日だったので、ゆっくり寝てはいられない。でも、朝食もしっかり食べたい。結局、ゆっくり食事をしていたら、ホテル出発は９時になっていた。快晴の中、ナビを設定して北へと向かう。ガイドブックを見て絶対行ってみようと思った場所が、古宇利大橋と美しい海。沖縄の海はいたるところがそれぞれに美しいですが、この人工的な橋が海の美しさを強調してるように思えた。この橋はまだ新しく、ＣＭにも使われ、ネットで海外の人たちが「こんなきれいな所が日本にあるのか！」と驚いているのを見た。ここに行きたいと娘に言ったら、娘は昨年この島へ行ったとのこと。なんと、娘は昨年５月頃、世界中に出かけて写真を撮っている方が主催する集まりに行って、抽選会で「宿泊費一泊６９円」というのに当選。９月に友達と沖縄に行っていたのだ。飛行機代は自費で、ホテルに２泊したので１３８円だけ払ったらしい。（笑）だから、古宇利島について詳しかった。　　　　　写真に切り取られた風景と、現実に広がる３６０度の風景はやはり違うが、エメラルド色の海の美しさは、出がけに（５日）雪の降っていた東北に住む私にとっては、ため息の出る風景であった。　　　　　　　なんと美しいのでしょう。こんな綺麗な海を毎日あたりまえに見ている地元の人にとって、郷土が戦争で破壊され、基地問題で変わって行くのは許し難いことだ思う気持ちが、わかりますね。次に向かったのは、世界遺産の一つである今帰仁城跡（なきじんじょうあと）。　　　　　琉球王国成立（１４２９年）以前の１３世紀末、北山、中山、南山の３地域に分かれていた三山時代に、北山王の居城として築かれたもので、沖縄本島北部や奄美諸島を支配下として、政治、経済、文化の拠点として１５世紀初頭まで栄えたそうだ。　　　　　　　　　　ちなみに、先日書いた座喜味城（ざきみじょう）は、１５世紀初頭に護佐丸が築いたと言われる城です。今帰仁城は比較的知名度が高いのかな。でも私には、期待が大きかったせいか実際に見てみると･････物足りない気がした。ここで初めて「サトウキビ」ジュースを飲んでみた。目の前で一本のサトウキビを機械に入れて絞ったもの。私は美味しかったけど、娘はダメだった。古い売店には、お釣り用の１００円玉がいっぱい入ったお椀が目の前に置いてあって、おばちゃんは客が来ない時は中に入ってしまっているので、お椀の中身が心配になった。警戒心がないというか、まだまだ沖縄では人を信じているのでしょう。盗まれないことを祈る。のどかな田舎道を美ら海水族館へと向かった。途中から、海のむこうの島にビッグサンダーマウンテンのような形をした山が見えてきた。あれはなんだ？　あれはまさしくビッグサンダーマウンテンではないかと娘と笑っていると、もう水族館の駐車場。車を降り、水族館入口方面へ歩いて行くと、また視界にビッグサンダーマウンテンが。その景色にしばし見とれてしまった。なんと素敵な所に水族館が造られているのか。　　　　　　水族館の巨大水槽も、中のサメやマンタは確かに凄いけれど、あっと言う間に出口になってしまい、あれ？　これだけ？　という感じで外に出てきてしまった。でも、広々とした外にはイルカや大きな亀の水槽があり、狭い本土の水族館とはスケールが違っていた。　　　　　私には水族館の魚よりも、そこから見るむこうの島のビッグサンダーマウンテンと、引き潮で海水の引いた海との景色が、とてもとても素晴らしいものに思えた。やはり自然の景色に感動である。結婚式は東京でしたいと思っていたのに、思いがけず遠い沖縄ですることになり、旅費を出してくれた息子たちに、ちょっと感謝。（笑）

  2012.04.25

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  城（グスク）跡巡り

  今月は結婚式、旅行、友達との再会、大型のコンサート二つと、嬉しいこと楽しいことが集中してしまい、今年の楽しみはもう無いのではないかという気持ちになってきました。（笑）息子の結婚によって、ガクッと落ち込んでいるかというと、忙しかったのでそういう感慨にふける状況になかったです。確かに結婚式間際は、「息子を嫁に取られた」というような心境になり落ち込んでいましたが、　娘の方も大好きな自分だけのお兄ちゃんを「取られたような気持ちで淋しい」と言った言葉を聞き、私だけでなく、娘も娘なりに淋しい思いをしていたことがわかり、このままではいけないと思いました。気持ちを切り替えて、沖縄旅行について書きましょうね。４月６日（金）、お昼に那覇空港に着くと、レンタカー会社のワゴン車に乗り、車を借りに行ったのですが、レンタカー会社が遠い。旅行会社が予約したものなので文句も言えず。予定としては１時に首里城へ、なんて考えていたのですが、昼食も食べず首里城へ着いたのは２時でした。沖縄って、ずいぶん坂のある町だったのですね。登ったり下ったりの道で新鮮な驚きでした。沖縄のガイドブックを読むと、いたるところに城（グスク）跡があることがわかり、琉球というのは、昔から平和な島だったわけではなく、何度も何度も戦が行われていたようです。昔入れなかった首里城跡はもちろん、今回の旅は、城跡をいくつか見てこようと決めていました。　　　　　　　　建物の正面は少しだけ右側を向いている。御嶽（うたき）のある方向を向いている。　　　　　　 １９９２年に復元された首里城は、ドラマ『テンペスト』を見ていたので、撮影場所だなぁという感想と、石垣、石段、門など全て異国を強く感じ、やはり無理矢理日本に併合された歴史があると認識させられました。正殿は琉球王国時代に３度焼失し、沖縄戦で４度目の焼失を経験している。 　　　　 　　　　　　　　　　　歓会門 これから読谷村のホテルまで行かなければならないため、何時間かかるかわからないので、ここでゆっくりしてるわけにもいかず、世界遺産の玉陵も見ることもなく、３時頃遅い昼食「ソーキそば」を食べて、国道５８号線へと向かったのでした。米軍施設嘉手納基地のそばを通り、ホテル近くの座喜味（ざきみ）城跡へ行ってみました。　　　　　夕方だったせいか観光客も少なく、丘陵に立つなかなか良い場所でした。沖縄最古のアーチ門があり、夕日のスポットらしいのですが、曇ってしまって見えない。　　　　　石垣も崩れていなくて、いい所だなぁと思いながら、眺めの良い場所に上ってみると、あれ？　もしかして、ここって、ドラマ『運命の人』で本木雅弘クンが立っていた場所ではないか？この景色はテレビに映ってたんじゃないか、と思いました。多分、ここだったと思いますよ。聞き慣れない地名、座喜味（ざきみ）城跡ですが、規模はやや小さいけれど、なかなかいい所でした。ここも世界遺産です。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」としてユネスコに登録されている、その一つです。初日の観光はこれだけで、翌７日は結婚式のため出かけませんでした。着いたホテルの部屋からの眺めは、ガイドブック通りの青い海が目の前に広がっていました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく･･･

  2012.04.23

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  沖縄での結婚式

  ５日から１４日まで１０日間留守にしておりました。７日（土）、沖縄県読谷村の「ホテル日航アリビラ」内のグローリー教会にて、息子たちの結婚式を無事終えることができました。　　　　　　　　　　私は教会での結婚式への参列は初めてのことで、式そのものはドラマなどで見るようなものでしたが、イケメンの神父さんがカタコトの日本語でしゃべる言葉に、やはり日本人が外国の神様に誓いをするのは違和感があると感じました。神様など信じてない息子が、神社にも行かない息子が。ゼクシｨなどの結婚情報誌に踊らされてるのでしょうね。青い海、青い空の下でウェディング写真を撮りたいという嫁の希望通りでした。家族、お友達、会社の方など３０名ほどで会食をし、にぎやかに楽しいひと時を過ごしました。まあ、いろいろありましたが詳細は省略して、とにかく当日は快晴だったので、芝生での写真や、本人たちの砂浜での写真など、美しい写真が出来上がってくるのでしょう。もちろん私もいっぱい撮ってきましたけど。教会内での撮影は禁止されていましたが、参列者のみ、この結婚式をネットで見ることができる仕組みになってるのだそうです。パスワードを渡され、明日から一カ月間見ることが出来るとのこと。写真の注文も。３泊４日のリゾートホテル滞在は、部屋からのながめは中庭のプールや美しい砂浜ときれいな海で、引き潮で遠浅になり、遠くまで歩いて行ける風景もすごいなあと思いました。　　　　　　アリビラの食事の美味しさは有名らしいですね。当日は満月で、あちらのおばあちゃんが、「孫の生まれた日も満月で、今日も満月だわ」と言っていたのが印象的でした。嫁さんが子供を産む日も満月の日だといいなぁ。今、二人はモルジブへ新婚旅行中です。沖縄が新婚旅行も兼ねているのかと思ったら違ってました。

  2012.04.17

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  失敗をやらかした

  朝からいいお天気で、各地で大雪クリスマス寒波襲来と言われている中、雪もなくおだやかな日和だった。お天気に誘われて、午後から隣の市にある露天風呂に行ってきた。温泉だらけの県なので、あちこちにいっぱいお風呂があるんだけど、ここへ行くのは３度目で、広～い露天風呂があるのに意外に混んでないので気に入っている。この寒さの中での露天風呂は気持ちがいい。湯煙が立ち込めていて、それが風で流れる瞬間がきれいで雰囲気がある。とは言っても、実は平地の田んぼの真ん中にある温泉で、景色など何もない。見上げれば澄んだ青空だけだ。ここのお湯はまろやかだから気持ちがいいのかもしれない。中と外を行き来しながら、泡風呂につかるのもまた極楽だった。風呂から上がると、私の脱衣カゴが置いてある棚の前で、小さな子どもの服を脱がせているお母さんがいたので、カゴを取り出しその横で、一番上に置いておいたピンク色のバスタオルで身体を拭き始めた。拭きながら下のカゴの衣類を見ながら、こんなに乱雑に脱いだかなぁとボンヤリ思っていた。子どもとお母さんはお風呂場へと消えて行った。で、下着をはこうと思ってしゃがんで衣類を見た瞬間、ギョッ！となった。私のじゃない！　この服は私のではない！　　ｶﾞ━━Σ(ﾟДﾟ|||)━━ﾝ!!　えっ？　と思ってバスタオルをよく見ると、私のものよりちょっとだけ濃いピンク色。リボンの形の模様も似てるけど違う。ｵｫｫｰｰｰ!! w(ﾟﾛﾟ;w(ﾟﾛﾟ)w;ﾟﾛﾟ)w ｵｫｫｰｰｰ!!ヤバイ！　ヤバイ！　間違ってしまった。誰か知らない人のバスタオルを濡らしてしまった。棚を見ると、私の脱衣カゴはその一段上にあった。急いで使ったバスタオルをたたみ、衣類の上にかぶせ、元の棚に戻すと、自分のカゴを持ってその場を離れ、別の場所で大急ぎで服を着た。そして死角になっているドライヤーのある鏡の方へ移動する。髪を乾かし終わっても、間違ったバスタオルの主はまだ風呂から上がって来なかった。こっそりと帰る。ああ･･･悪いことしちゃった。　ごめんね、ごめんね。視力が悪いし、おっちょこちょいだから（笑）　　　　　　　　　　　 夜は雪がコンコンと降り出し、ホワイトクリスマスになった。

  2011.12.24

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  『フェルメールからのラブレター展』　を見に行く

  初めてフェルメールの本物の絵を見ました。（宮城県美術館）今回の『フェルメールからのラブレター展』は、京都、宮城、東京の三ヶ所でしか公開されないようで、ヨハネス・フェルメールの絵が東北に来たのは初めてです。３月１１日の大震災の影響で一時、借用先からの不安の声もあり、開催されるかどうか危ぶまれましたが、実現できて良かったです。貸し出しを認めてくださった各美術館や収集家、開催に努力してくださった関係者の皆様に感謝します。公開されたフェルメールは３作品で「手紙を読む青衣の女」（アムステルダム国立美術館所蔵）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１６６３～４年頃これは昨年から今年にかけて修復をし、オランダ本国でもまだ公開していないものを、日本で初公開となりました。青い色がよみがえりました。この青はウルトラマリンという顔料で、ラピスラマリンという鉱物を原料にしたもので、これも展示してありましたが、とても美しいものでした。ウウトラマリンは極少量しか得られず当時は非常に高価で貴重な顔料だったようです。「手紙を書く女」（ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵）は、着ている黄色い服がふんわりしている感じで、とてもいい絵でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１６６５年頃　日本の江戸時代の頃、オランダと貿易を始めたころでしょうか。「手紙を書く女と召使」（アイルランド・ナショナル・ギャラリー所蔵）は、２度も盗難に遭って戻って来たものだそうです。貴重な作品ですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１６７０年頃　３点に共通しているのは手紙で、フェルメールは手紙にこだわり続けた画家だったそうです。１７世紀のオランダでは、東インド会社が世界貿易で富を呼び集めていて繁栄を極める中、ヨーロッパの国々に先駆けて郵便制度が発達し、手紙が、ビジネスだけでなく男女の間でも流行したのだそうです。オランダの識字率は高かったそうで、“手紙ブーム”が起きていたんですね。現代のメールブームのように、相手に気持ちを伝える手段として画期的なことだったのでしょう。その他に様々な作家の１６００年代の４０点の作品が展示されていました。来年６月には東京都美術館に、９月には神戸市立博物館に「真珠の耳飾りの少女」が来る予定です。見たいけど･･･行けるかなぁ。

  2011.11.10

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  ドッコ沼はまだ・・・

  　前略　蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした。私は驚きのあまり、ドッコ沼の降り口に辿り着くまでの二十分間、言葉を忘れてしまった状態になったくらいでございます。これは宮本輝の『錦繍』という小説の冒頭です。この小説は手紙形式の文体で、冒頭の書き出しから、この男女にいったい何があったの？　と早く読み進みたい衝動にかられます。愛し合いながらも離婚した二人が、紅葉の染まる蔵王で十年ぶりに再会する。往復書簡が、それぞれ生きた過去を織りなします。この本で宮本輝ファンになった方も多いのではないでしょうか。今日は本の感想ではなく、蔵王の紅葉がどこまで下りて来たのか、ドッコ沼の紅葉がどうなっているのかの報告です。昨日（９日）青空に誘われて行ってみました。　　　　まだ色づいていない木々が多かったです。一週間後くらいが見ごろかもしれません。　　　　　　　　　透明な水がきれいでした。　　　　　　　　　　この小説のようにゴンドラリフト（ケーブルカー）に乗って行ったわけでなく、あまり知られていない山道を車で行ったのですが。まだ燃えるような紅葉は見られなかったけど、青空がまぶしく気持ちのいい散策でした。　　

  2011.10.10

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• 遭難しそうになった

  天気予報は今日未明から雨のはずだったが、朝起きても降っていなかった。空の様子を見ても曇ってはいるが、午前中は降らないのではないかと思った。それならば、陽射しも無いし山に行けばもっと涼しいはずだから、運動不足解消も兼ねてトレッキングに行こうと友達を誘った。友達がブックオフで買ったという山歩きの本を参考に、１時間半のコースを歩くことにした。本の簡単な地図によると、バス亭の所から入ると駐車スペースがあると書いてある。そのバス亭を目標に行ってみるが、バス亭がない。もっと先へ進んでも無いので少し戻り、車が２台止まっている場所に駐車する。５０ｍほど歩くと、地図に書いてある地名の看板が出ていた。ここだ、ここだとそこから山道に入る。本の地図通りなら、この急な場所を登るみたいだよねと１０分ほど登ってみるが、どうやら違うようだ。戻って平らな場所から左の道を１００ｍほどへ進むと、そこに大きな遊歩道の案内看板があった。な～んだ、ここが出発点かと、そこから右に山道を下りる。急な階段があるとはここのことだったんだと安心して、川の流れているつり橋の所まで下りて行く。「新しいつり橋だねぇ」と写真を撮ってつり橋を渡り終えると、また急斜面の階段と山道がある。もっと簡単なトレッキングコースだと思ったのに、意外に急斜面を下ったり登ったりだなぁと思いながら、どんどん山道を進んで行くのだが、なんだかずっと急な山道が続いていて遊歩道には出ない。「おかしいなあ、ここ違うんじゃない？」と友達に言うと、「いいんだよ、もう少し行けば着くと思うよ」と言う。どうも私の感覚では反対方向にどんどん登ってる気がしてならない。木々の隙間から滝が見えて、あれが地図に書いてある観音滝かなぁ。じゃあ間違ってないねと先を急ぐ。でも３０分も坂道を登っていると、かなり疲れるわけで、これではトレッキングでなくしっかり登山ではないか。呼吸もしんどくなってくるし。「おかしい。おかしい。ここは絶対違う道だと思うよ。１時間もたつのにどこにも着かない。雨が降って来ると怖いから戻る」と私は言って引き返すことにした。友達は方向音痴だから私の感覚の方が正しいはず。雨が降らないうちに戻らないと。遭難するってこういうことかも、怖いと思いながらつり橋の所まで下ると、ちょっと安心した。すると、さっき写真を撮ったつり橋の所に、「△△山・□□岳へ」という看板があった。わぁ～!!　私たちは△△山に登ってたんじゃん。しかもそのまま登り続けると□□岳まで行ってしまう。しっかり登山してた。二人共見過ごした、この看板。じゃあ、私たちが行こうとしていた遊歩道はどこにあるのかと、駐車場に向かって登って行くと、途中に立ち入り禁止のロープが張られていた。さっき、このロープは目に入らなかったし、看板にも気づかずに通り過ぎていたのだ。な～んだ、川のそばの遊歩道へは行けないんだ。この場所も見過ごしてた。私たちは何も見ていなかった。下りだったので自分の足元しか見ていなかったのだ。それにしても本の地図があまりにアバウト過ぎる。いったい何年前の本かと思ったら平成５年出版。１８年もたつとバス亭もないし遊歩道も立入禁止。友達よ、もうそれは捨てなさい。車に戻るまで約２時間が経っていた。疲れた。でも万歩計は５５００歩くらいだ。いっぱい歩いたと思ったのに意外に歩数が少ない。近くに、沢山の子ども達がバーベキューをしているレストランがあったので、休憩兼昼食をして帰宅した。結局、今日は夜になっても雨は降らなかった。もう、知らない山に行くのはやめる。人がいっぱいいる山に行くことにする。

  2011.09.17

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  仙台七夕　３　祈りの折鶴

  　　　　　一昨日、クレーンで吊るしていた地元デパートの七夕です。　　　これは仙台市内の全小中学校の生徒たちが、復興と鎮魂の思いを込めて折った折鶴で　　　８万羽あるそうです。　　　　　　下にそれぞれの学校名がぶら下がっていました。　　　　　　　　　　我が子たちが通った小学校の名前を見つけました。　　　　　　風に揺れてなかなか中学校名を探せなくて、首が痛くなるほどずっと探しました。　　　　後輩たちの沢山の思いと願いと祈りが詰まった折鶴です。　　　　　　　　　今日が七夕最終日です。　　　　　　　　復興への道のりは遠いです。

  2011.08.08

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  仙台七夕　２

  震災にめげず華やかに・・・・・　　　　　　東北６県の祭りが人形になっています。一つ足りないって？　　真ん中の伊達政宗人形が、背中に「わらじ」を背負っています。　　福島は「わらじ祭り」というのがあるらしいです。私も今年初めて知ったんだけど。　　　　　　　　　　　　　　　細かい細工を近くで見ると、美しいですよ～　　　　　　私が一番きれいだと思ったのは、これ。　音符がデザインされているのがわかりますか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　手の込んだ作りが美しいですね。

  2011.08.07

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  仙台七夕　

  七夕初日。人混みを避けたくて、早朝８時に行ってみました。初日なので、これから飾りつけをするお店もいくつかありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　一番町商店街　　　　　　　　　　　　藤崎デパートの飾りはクレーン車を使ってました。　　　　　　　　　　この飾りが何なのか、この時は何も知らず通り過ぎる。　　　　　　　　　　　　出勤して来たばかりの社員たちが、これから飾りつけ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中央通り　　　　まだ人は少ない人が少ないので快適に歩いていたのですが、９時くらいになるとドッと混んできました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブログの写真ＵＰの容量が足りなくなり、写真の掲載がこれ以上できません。古いものを削除してから、明日つづきをＵＰします。　　

  2011.08.06

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  今年初のかき氷

  数日、涼しい日が続いてしのぎやすかったのですが、また暑くなりました。　　　　　　　暑い時はなんと言ってもこれだ！　　　　　　　　　腰掛庵の「黒みつみるく」を食べてみました。　　　　　　　こんなにたっぷりの、きめの細かいサクサクの氷に、たっぷりのあずき。　　　　　　　　　　　　　　わらび餅もね。　　　　　　　おいしゅうございました。　　　　　　　　　裏庭に置いてあった金魚型の蚊取り線香入れ。懐かしい金魚。　　　　　　　昔、私らの小さい頃は、こういうブリキの金魚の如雨露で遊んだねぇ～。雷が鳴ってるので、パソコン消します。　　　　

  2011.07.25

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  蔵王のコマクサ

  　　他の植物が育たないような厳しい環境に咲くコマクサ。　　　　だから「高山植物の女王」と呼ばれている。　　　　名前の由来はその花の形が馬 （駒） の顔に似ていることが由来となっている。　　　　　　ゴツゴツした石しかないような場所に７～８月だけ咲く可憐な花です。　　　　

  2011.07.20

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  絵になる風景

  　　　　なんだかＣＭの風景のように見えたカップル。　思わず撮ってしまいました。　　絵になりますね。　　彼らは何を見ているのでしょう？　　　　こんな所に座っていたのでした。　お釜を眺めているふたり。　　　　断崖絶壁のような場所に人が･････　　　　あんな所に行けるのか･････　　　　　　　　　　　　　　　　「ロバの耳岩」？　　　　　　　危険だから近づくなと書いてあったので、この辺でやめておきます。お釜が全部見えません。　　この茶色の濃い部分がロバの耳岩なんだと思います。あの人達はここにいたのね。　　　いい写真が撮れました。　　蔵王は美しい！

  2011.07.18

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  涼みに行く

  暑い!!!　山に行けば少しは涼しいかなと思ってお釜に行ってみました。　　いやいや、なんのなんの。ぜ～んぜん涼しくない。山の上も暑い！　　紫外線が強いのでジリジリ暑い。　日焼けしないようしっかりガードして。　　蔵王山頂の熊野岳まで歩いてみます。　　　　　　　　さすがに頂上まで来ると、エアコンが効いてるように涼しかったです。でも２５度くらいはあったと思います。　こんな１８００ｍの山でも。頑張って登って食べたおにぎりは、やっぱり美味しかった。

  2011.07.17

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  「清正井」を撮ってきたけど・・・

  先週、明治神宮へ行って来ました。　ここに行くとすがすがしい感じがして好きなんですよ。　　この暑い時期に行ってみたのは、花菖蒲が咲いているのではないかと思いまして。　　ちらほら咲いていました。やっぱり菖蒲って、たんぼに咲いてる感じがしますね（笑）で、ずっと歩いて行ったら「清正井（きよまさいど）」がありました。パワースポットと言われているところで、去年あたり騒がれていた場所ですね。　　意外と空いてるじゃないの。長蛇の列って聞いてたから、行きたいとも思わなかったのに、偶然にたどり着いてしまったというわけです。　　きれいな水ですね。　世の中３０度という暑さなのに、この辺りは涼しかったです。この水も４月からさわっていいことになったとかで、手を入れてみました。デジカメと携帯で写真を撮ってきましたが、なにしろ警備員がいて、順番に撮るわけですから、ただただ撮ることに夢中になって、そそくさと後にしたわけなんだけれども、帰宅後に検索してみたら、この井戸に願い事をするらしいんですよ。ここで願い事をすると叶うということらしいんですが、その願い事を忘れないようにするために、携帯の待受画面にしておくとよい、と言ったのが、お笑い芸人であり手相占いの島田某らしいです。写真を撮るのに夢中になって、そんな願い事なんかしてませんでした（笑）　　この橋の所に来ると思い出すことがあります。４０年前、この辺りで地下鉄工事の際に、ナウマンゾの化石が発見されたことがありました。それが「明治神宮前駅」の工事で、この橋の辺りだったと記憶してるのですが、記憶違いでしょうか？

  2011.07.10

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  パンダを見てきたよ

  西洋美術館から出て、さてどこに行こうかと思った時、パンダを思い出した。そうだ、パンダを見に行こう！　と、全く予定になかった動物園に行くことになった。平日の午前中なので、全く並ぶことなくすぐに見ることが出来ました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シンシン正面に写真を撮ってる人たちがいて、こんな角度からしか撮れませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リーリー　　シンシンが隣の部屋に移され、掃除後、今度はリーリーがここの中に誘導されて来ました。にんじんを食べてますねぇ。竹は一本だけ手前にあったけれど、あとは何も無い。昔見た時は、竹がいっぱいあったような気がしたんだけど、意外に殺風景でした。上野動物園に入ったのは１９年ぶりです。娘が年長で息子が４年生の時。初めて子供たちにパンダを見せるためだっだけど、あの時も夏の暑い時で、パンダだけ見せて、ぬいぐるみを買って、早々に出て来た思い出があります。当時のパンダの名前を調べてみたら、ホァンホァンとフェイフェイでした。蒸し暑い園内。せっかく入場料を払ったのだからサル山だけでも見て帰ろうかと移動すると、さすがにサルも暑いのでしょう。三匹しか外にいなかった。残念。パンダ舎からサル山に移動途中、ゾウを見ただけの動物園見学でした。出口に向かう途中、見つけました。五重塔を！　　　　　　　これは上野東照宮五重塔。　なんで動物園の敷地内になってしまったんでしょうね。１６４５（寛永１６）年築。幕府の実力者・土井利勝が１６３９（寛永８）年に建築したが、寛永１６年に花見客の失火で消失。その年のうちに再建した物だそうです。元々は上野東照宮の五重塔だったのが、明治の神仏分離によって寛永寺の帰属となり、戦後は東京都が管理してるそうです。昨年秋、東照宮の方からこれを見ると、柵や木に邪魔されて満足に姿が見えなかったんですよ。五重塔を見るには、動物園の入園料を払わないと見ることができないってわけ。動物園に来る人は五重塔なんて興味がないでしょうからね。まわりにはだ～れもいませんでした。

  2011.07.07

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  大英博物館　『古代ギリシャ展』　を見る

  ちょいと上京してまして、ブログを更新してませんでした。目的は子供たちの部屋の掃除でして、暑さのためにほとんど観光してないのですが、昨日、帰宅前に上野の国立西洋美術館で『大英博物館　古代ギリシャ展』を見てまいりました。初日の平日午前中、まだ混みあっていませんでした。　　ギリシャ・ローマコレクションから１３５点が展示されていました。上半身が人間で下半身が野獣の彫刻や、半身半獣が壺に描かれた姿など、ギリシャ神話の世界が広がっていました。大理石で彫られた美しさを目の当たりにすると、紀元前の高度さが実感できます。顔が女で下半身が男の像も、ヘンではあるが美しいので違和感がないんですよ。何でもありで許せちゃう。日本にいると埃がかかった汚れた木の仏像などばかり見てるので、大理石の美しい彫刻の違いを見せられた感じでした。当時のオリンピックは裸で走っていたと聞いていたが、それを再現した映像も流されていた。肉体の美と技を競い合い、最高神のゼウスに捧げるオリンピック。人間の体が最も美しいと。しかも男性の裸体が最も美しいとは気づかなかったなぁ。（笑）日本の男性を見て、裸体が美しいなど思いもしないですからね。（笑）メインの円盤投げ「ディスコボロス」の像は、足の指の部分が本当に力が入っていそうな彫り方で、そんな所に私の目は釘付けになっていた。本展目玉のこの「円盤投げ」を、馬鹿な若者が注意されても写メを撮っていたのには驚いた。そんな常識の無い奴は、所かまわずどこに行ってもそういうことをしているのだろう。男同士が裸で抱き合うホモの様子が描かれた壺などもあり、同性愛もきっと人類が生存し始めた頃からあったのだろう。この彫刻という技術がだんだんアジアの方にやってくるわけで、お釈迦さまの話を聞いた西欧人が「こんなのか？」と彫ったのが仏像の始まりなんでしょうね。写真ではわからない大理石の質感。大英博物館に行ってみたいものだ。そういえば、大英博物館って、世界中から略奪して集めたものばかりなんですよね。

  2011.07.06

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  さくらんぼ狩り

  先月、デパートで「さくらんぼ狩り無料券」をもらってしまったので、使わないのももったいないかと思い、高速道路も今日まで無料だったので、寒河江（さがえ）市まで行って来ました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　橋の欄干までさくらんぼ模様　　　　　　　　　　たわわに実ったさくらんぼ。　今年は豊作ですって。　　　　　　　　「佐藤錦」という品種。　　下の方は葉の陰でまだ真っ赤になっていない。　　　　　　木の下の方に生ってる物よりも、上の方が日が当たるので赤くて甘い。　　　　届かないので脚立に登って、やっとの思いで取る。　　　　　　　　こういう所が甘く美味しい。　でも取るのが大変。　　　本日の気温３０度。　そしてこのビニールハウスの中にいるので、もっと暑かった！　　　通常、大人１２００円で１時間食べ放題。　　お腹いっぱい食べてきたよ。

  2011.06.19

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  出羽三山三神合祭殿参拝

  長い長い参道を登り、ようやくたどり着きました。　約１時間です。　　　　　　　　　　　　出羽三山三神合祭殿　　　　かやぶき屋根の厚さが凄いですねぇ。　　　　ほら、三つの合同の祭殿だから、左から湯殿山、月山、羽黒山と並んでるでしょ。　　冬になると月山は１０ｍ位の雪がふるから山頂の神社に行けないし、　　湯殿山神社も雪で閉鎖されるので、この低い羽黒山にまとめてあります。　　一つずつに、「二礼二拍手一礼」をするんです。三回ね。　　まとめて一回ではダメです。（笑）　　　　　　御朱印をいただきました。　ほとんどの神社は一ページに一つですが、　　ここのは二ページにまたがってます。大きいので驚きでした。　　いつも忘れていて御朱印帳を持ち歩かないのですが、思い出して持参。　　お守りなどは買わないで、日付入りの御朱印をいただくことにしてます。　　　　卯年に参拝するのは縁起がいいと、帰宅してから知りました。　　卯年に参拝すると、１２年分の参拝をしたことになるらしい。（笑）　　結婚式も行われていて、白無垢姿の花嫁さんや、若い綺麗なお嬢さんたちが撮影してました。　　　　　　　　　園児たちもようやくたどり着いたようで、大きなお菓子の袋をもらっていました。　　では、下山しましょうか。駐車場に戻らねばなりません。　　　　　けっこう下りの石段も恐いです。　ひざが笑いますからね。　　　　　みなさん黙々と登って来ていますね。　ここが一番きつかったかも。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　省略　　　　　　はい、橋の所に戻って来ました。　あとは随身門まで少し登るだけです。　　　羽黒山登山終了です。　達成感がありました。　　　　　　心配していた筋肉痛にもならず、またいつか挑戦してみたいです。　

  2011.06.16

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  羽黒山の石段　「三の坂」

  　　　　　いよいよ【三の坂】です。　　　　　　子どもは元気だね。　　それにしても、杉の太さに圧倒される。　　　　ところどころに「お社」があります。　　若いカップルも多かったなぁ。　　　真ん中にいるおじいさんは、毎週２～３回も登っているとか。　　　　お父さんを待っているのかな。　　　　　山頂に着きました。　出羽三山（羽黒山、月山、湯殿山）の三神合祭殿です。　　手前が鏡池。　　　昭和６年に６００面の鏡が出土した池です。そのうち１９０面は国の重要文化財。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく・・・　　　

  2011.06.15

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  羽黒山の石段　「一の坂」

  羽黒山の石段【一の坂】　　　　　５０ｍくらい登った時点で、足がヤバイかもと思った。（笑）早すぎるね。　　　　　だんだんと傾斜が厳しくなっていく。　　　　保育園児たちがいっぱいいた。小さな子たちが登っているのだから弱音は吐けない。　　　　　　　　　　　　　ふぅ～、ふぅ～。　キツイっす。　　　　　ここが一番急勾配かも。みんな黙々と登っています。　　　上に見える建物が二の坂の茶屋。　茶屋までが半分らしい。【二の坂】　　　　　　　二の坂を少し登ると、こんな平らな所もある。ちょっと一息つけます。松尾芭蕉も歩いた道です。この山の中にあったお寺に６日間泊まって、月山や湯殿山に登ったとか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく･･･　　

  2011.06.13

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  羽黒山の石段に挑む

  運動不足解消と森林浴を兼ねて、羽黒山の石段を登って来ました。４年ぶりになるだろうか。きつかったですよ、あの時は。今回も筋肉痛覚悟で挑戦です。　　随身門（ずいしんもん）をくぐるところから始まります。ここをくぐれば、出羽三山神社の神域です。そこからまず石段を降りて行きます。　表参道ですよ。　　昨日は親子連れが多かった。　年寄りは少ないです。車で山頂へ行ってしまうから。　　祓川（はらいがわ）にかかる赤い神橋を渡ります。緑も美しいです。昔、出羽三山を詣でる人は、ここの川で身を清めてから登ったそうです。　　　　　　不動の滝があります。手前の川を渡る橋が一枚の石でできていた。この石の大きさが凄い。多分、今でも山伏たちの修行では、この川に入って身を清めるのでしょう。　　国宝の五重塔です。９２７年、平将門の創建と伝えられている、東北最古の五重塔。１３７２年に大修理をしたものらしい。江戸時代には、五重塔の周囲には多くの建造物があったが、明治の廃仏毀釈で壊されたらしい。　　さあ、いよいよ、ここから登りますよ。まず『一の坂』です。約２ｋｍ、２４４６段あるそうです。この石段は、１６４８年から寄付や信徒の浄財で１３年かけて１６６０年に完成。

  2011.06.13

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  まだ理解されていない東北

  あの日から早２ケ月たちました。　まだ１万人もの方々が見つかっていないなんて信じられない。でも現実なんですよね。広島で高校の先生をしている方のブログを読んでいたら、「･････山形県の方々は復興にお励みになってはいかがでしょうか。」と書いてあった。西の方に住む方にとっては、今回の地震被害がどこなのかわかっていないのだなぁと思った。東北、東北と言われているから、東北全部がひどい状況になっていると思われているのかしら。毎日ニュースで流れているのは、岩手、宮城、福島なんですけどね。時々、青森、茨城や千葉の被害状況も放送されていますが。山形は全く被害がないので復興とは関係ないのですが、先生の知識でもそうなのか。残念。津波は太平洋側ですよ～!!　先生、間違えて教えないでねぇ～!!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　連休中に撮った花たち。　　　　　　鮮やかな青が美しい。可愛い。どんな花たちも自分の使命をまっとうしてるだけ。　　　　　　　　　この種の花を見るたび不思議に思う。なぜ白とピンクの花が混じって咲くのだろうか、と。　　　　　　ミズバショウ。近づけなくてズームで撮影。でもこれが限界で美しさがわからないね。　　　　　　　桜が終わった後は、いつもこのヤマブキが群生している所を見に行く。

  2011.05.11

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  大山桜

  新緑の美しい季節になりましたが、高い山ではようやく桜が満開になり、連休最後の昨日、早起きして西蔵王の牧場へ行ってまいりました。　　　　　　　ソメイヨシノと違って、ピンク色の大山桜はまた違った美しさがあります。ここは放牧場で夏の間だけ牛が放牧される所で、観光地ではありません。ここの桜を撮りに、大きなカメラを担いだマニアックな人達が遠方から沢山やってきます。この桜を見るには、舗装されていない急斜面の山道を２００ｍほど登って行かねばなりません。私達が下って来る途中で、２本の杖をついた足の不自由な３０代くらいの女性とすれ違いました。普通の人でも歩きずらい坂道を、一人で一生懸命登って行く姿に、胸を打たれてしまいました。誰の手も借りずあそこまで登って行くのは大変なことです。でも彼女は、美しい桜を見るためにやって来たのでした。凄いです。　　　こちらの桜を見るには舗装された道がありますが、かなりの距離を歩かねばなりません。　　　　　　今年の冬は寒かったので開花も遅かったようですが、綺麗に咲いて目を楽しませてくれました。

  2011.05.09

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  日本海の幸を求めて・・・・・

  ３日（火）、雪の残る鳥海山が美しく見える酒田へ行って来ました。桜が半分散ってしまっていた日和山公園へ。　　　　　京都・大阪へと荷物を運んだ北前船の模型があった。帆掛け舟ってこんなだったのですね。だから酒田は雅な文化と京言葉が入って、やんわりした方言なんですよ。むこうに見える白い灯台も時代を感じさせますね。公園を出ると、そこには「おくりびと」の舞台になったあの建物が･･･。　　　　　あ～ら、こんな近くにあったんですね。ちょいと中へ入ってみました。　　　　　こんな所に寄り道していたものだから、『海鮮どんや　とびしま』へ１０時２０分頃行ってみると、１１時半オープンなのに、魚屋直営店の２階には、すでに１００人もの先客が待っていた。　驚きである。ギリギリで席に着けて待つこと１時間半で食にありつけました。（１２時頃）しかし目的の刺身舟盛膳（1050円）が限定販売で売り切れとなり、また食べ損ねてしまった。　　　　　桶盛膳（1380円）を注文。　いつもスーパーで買ってる刺身と全然違うぞ～！（笑）次回はもっと早起きして行かないと。土門拳記念館では、時代を作った昭和のヒーロー・ヒロインたちの写真展をやっていました。静かな森の中の池のそばにあるモダンな建物です。　　　　　政治家、俳優、女優、作家、スポーツ選手など１５０人もの顔、顔、顔。なつかしいやら凄いやら。昔の人の笑顔と頑固さや力強さが感じられる写真ばかりでした。

  2011.05.05

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  春・・・・

  あまり野球が好きではない私でも、楽天の勝利は嬉しいです。今後も頑張って東北を元気づけてもらえると有難いです。新幹線も繋がったし、止まっていた人の動きも活発になることを期待したいです。でも、青葉城の灯篭はこんな状態で、５０日たってもこちらまで修理の手が回らないようです。山にも春が来ました。桜は散りかけていますが、チューリップも満開です。ピンク色はなごみます。

  2011.04.30

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  二月堂　「お水取り」　を見たかったが・・・

  　　　　　　　　　　　　　昨年１０月８日に行った二月堂今月に入って東大寺の二月堂では、練行衆と呼ばれる１１名の僧侶たちによって、毎日「修二会」の本行が勤められている。そのクライマックス「お水取り」が、明日１２日深夜（１３日の午前１時半頃）に行われる。若狭井（閼伽井屋）から水を汲む儀式で、香水を汲み本尊の十一面観音に供える秘儀である。　　　　　　　　閼伽井屋（あかいや）　香水を汲みに行くのは暗闇の中で　若狭（福井県小浜市）から１０日かかって送られてくるという伝説があり、福井では「お水送り」の儀式を３月２日に行っている。福井と奈良は、地下でつながっていることになってるわけね。私達がテレビで目にするのは、舞台の上を松明を持った僧が走って火の粉を振り撒く様子である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（拾いものの写真）長い間、いつか誕生日祝いに本物の「お水取り」を見に行こうと思っていた。しかし昨年二月堂の舞台に立ってみると、その狭さと斜面に危険を感じたのであった。　　　　　鹿だけがのんびりと草を食んでいた。この斜面に大勢の人が押しかける。１０月の暑い日の午後３時、東大寺からほんの少ししか離れていないのに、東大寺にはあんなにごちゃごちゃと人がいたのに、この二月堂は、ほれこの通り閑散としていた。３月１２日は混雑で危険なため、警察の他に機動隊も出動して入場制限されるという。そして寒い夜中、身動きできないほどの人混みでトイレの心配をしなければならないのかと思うと、あきらめの早い私はすぐに断念したのであった。誕生日祝いは無理無理。この景色を目に焼き付けておこうと、しばし二月堂にたたずんでいたのであった。ところで、この火事になりそうな豪快なお松明は、たんなる道明かりで、舞台で火を落とすのは、たんに火を消してるだけなんだそうだ。　　　　　　この階段を長い大きな松明を持って駆け上がるのだ　火と水の儀式。　昔の人はスケールの大きな演出を考えたものですね。今なら消防法で何も出来ないですね。複雑な長い長い法要の儀式は、お堂の中でも行われているわけで、仏教だけなのかと思ったら、縄文に通じる土着信仰と、整備されつつあった神道と、三つが合体して凍結されたものらしい。日本は昔から来るもの拒まずの合体上手だった。７５２年から途切れることなく、同じことが１２６０年も続いているのだから凄い行事だわ。１０月に写真ＵＰしていなかったので公開してみた。明日はさだまさしの『修二会』を聴いて、松明の火の粉を浴びる妄想をするのだ。（笑）

  2011.03.11

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  読んでいただき感謝です　（○＾▽＾○）

  今年は、かつて修学旅行で行った場所に、もう一度行ってみるという旅をした一年でした。全然覚えていないことが多くて、すっかり初めての旅をしている感覚で楽しかったです。鎌倉、横浜、東京、日光、奈良、大阪･･････　１０月･･････雨で足がびしょ濡れになった平城京跡地。朱雀門。　　　１０月･････４０年ぶりの月山登山。歩き通した達成感。　　　１１月･･････建設中のスカイツリーを見上げる。　　　　　　　　　　　　　今年もブログに訪問していただき、ありがとうございました。　　　　　　　　よいお年をお迎え下さいませ。　

  2010.12.31

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