アジアの車窓から
よく通る道に古い床屋さんがありいつもお客さんがいるのを見たことがなかったので今回は髪が切りたいと言っていた父ちゃんにここの床屋さんに潜入調査のミッションを。中に入ってみたところ、古い・・・のは確かだけどよく東南アジアの写真なんかでありそうな見たことがあるわけではないけど懐かしい風景。 周りは開発されて立派なビルが立ち並んでいる中よくがんばって残ったもんだ。 職人風情のおじいさんが・・・といいたいところだが以外に5・60代ぐらい のおばちゃんが一人で切り盛りしているようだ。最初に行ったとき珍しく先客がいたので用事を済ませて戻ってみると壁際の台に座り足をぶらぶらさせているおばちゃんが私たちに気づいて「はいはいどうぞ!」と招き入れてくれた。 はさみと櫛でゆっくりゆっくり丁寧に父ちゃんの髪を切っていく。時折扇風機にあおられた髪がおばちゃんの顔に当たるようで顔をむずむずさせている。仕上げはおしろいの粉を首元にパンパンとはたき毛がすでにあっちこっちを向いているブラシではらって終了。 まるで時間が止まったような不思議な、穏やかな空間でした。 肝心の髪の毛ですが一緒についていかなかったら「どこ切ったの?」と聞いてしまいそうなほど繊細な仕上がりだったのでたぶん近いうちにまたいつもの床屋へ行くことになりそうです。 笑