カテゴリ:♪本の覚え書き♪
女子高生「十四子」の自転車とそのカゴに置き忘れた携帯を持って、隣に住む一人息子が自分の母親を殺して逃亡した。彼はその携帯で彼女の女友達へと電話をかけてゆく。殺人を犯した彼にいろいろな形で興味をいだく女子高生達。彼は、彼女達はどんな世界に生きてきて、これからが待っているのか…。 一見普通に見えて、いろいろなものを抱えて生きてゆく姿とか、そんな中で起きた事件。高校生達のかかわりや仲間意識など私にはOUTを読んでいたときの気持ちを彷彿させられるところが多かったです。人の陰や闇の部分、弱いところを掘り下げてゆく文章はすごいです。本当にこんなにいろいろなことを内側で考えているのでしょうか。取り返しがつくこととつかないこと、私の思っていた取り返しのつかないことの更に奥深くを見せられた気がしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 12, 2005 08:06:07 PM
コメント(0) | コメントを書く
[♪本の覚え書き♪] カテゴリの最新記事
|
|