やっぱり本が好き♪

突然崩壊してしまった亘の家族。あまりの悲しみ、憎しみに彼は苦しむ。そんな時現世とは別の世界、幻界（ビジョン）を知る。そこは亘の大好きなロールプレイングゲーム（Ｒ．Ｐ．Ｇ）というテレビゲームそっくりな世界だった。その世界で旅人となり運命の塔を探し出して女神に会えたなら一つだけ望みをかなえてくれるという。亘は自分の運命を変えようと旅を決意する。

「すごいゲームでした！」宮部さんの作ったR.P.Gの世界にどっぷり漬かっている感じでした。よく宮部さんのHPでゲームの批評まじりの文を見ていたので、さぞかしこのゲームはご満悦なのではと思って読んでおりました。
ワタルの行く幻界はハリーポッターシリーズのような世界が広がり、その中に今の世の中の問題の数々が織り込まれ宮部ワールドとなっていました。
読み終えて心に響く１冊でありました。