やっぱり本が好き♪

岡町の中で起こったもう一つの指輪物語

と、一行で説明できてしまうファンタジー。
しかし読んでびっくり！日本語は変化し続ける定めのものと誰かが言っていましたが、いろいろな登場人物により語り分けられ、日記の文章や宗教の教えなどさまざまな文章が出てくるんですよね。
それに何より花、光、物、行動など出てくるものすべてが、さりげなくさわやかにしかしくっきりと表現されていて「美しい文章だなぁ～」と読んでいて楽しかったです。
現実と幻の世界との境界線をなくした岡町。そこここにありそうな岡町。穏やかで懐かしくあこがれいっぱいの物語でした。