カテゴリ:♪本の覚え書き♪
筒井さんにとって、ご自身が激動と呼ばれる10年間にいろいろな本に載せた「文学」についてをまとめたものでした。 断筆のころの書簡などの収められた章。 いろいろな本への推薦文の章。 三島由紀夫・谷崎潤一郎賞での選評の章。 悪魔の辞典、文学部唯野教授、愛のひだりがわ、わかもとの知恵の章。 筒井さんのエッセイ炸裂の筒井家覚書の章。などなど… 私のような頭には、読むだけで理解が追いつかないような難しいものから、単純に楽しめる文章まで内容濃い1冊でした。 柳美里、町田康、小林恭二さんは俺だけが推していたんだ!と豪語されるあたり、とても筒井さんらしく感じたり。 恋愛小説を書いたことだけはない。といわれているのに、1度書いてみようかと思ってしまったという作品があったと知って驚いたり。私の心わしづかみの本でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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