カテゴリ:♪本の覚え書き♪
フリーカメラマンの私はニューヨークへ渡りながらも、何をしたらいいのか見つけられずただ心の穴の中にいた。そんなときに故郷の福島から写真展の依頼を受ける。
私は山に囲まれた小さな学校で同じときを過ごした同級生41人全員の今を撮ろうと決意する。 それは自分自身を見つける旅の始まりでもあった。 いいとこもわるいところも知りながらいっしょに過ごした幼い日の友達の存在と、その中の一人である私の存在。 35歳となって家庭を持った友達、一人でいる友達、頭っから「来るな!」と拒否する友達、そして若くして亡くなった友達などいろいろな友達に会うことによって、当時を思い出し自分を見つめることへとつながってゆくのが、読んでいてはっきりわかるんですよね。 友達との会話も濁音だらけの福島弁で語られるのですが、すごく魅力的で感情が伝わるんです。 そして最後にちゃんと著者が答えを出して救われて、これからを見つめてゆけるようになっていることが気持ちよかったです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 18, 2005 10:57:43 PM
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