やっぱり本が好き♪

一言で書けば「私」の青春成長記録なのですが、まさに私の年代と生活環境が酷似している物語で、大共感して読めるものでした。

こういう本に出会うとワクワクして、そう！そう！などとすっかり主人公気分で楽しいんですよね♪

仲間は欲しいけど一人でいたいとか、卒業による友達との別れに、何かイベントがありそうなのに現実は何もなく「こんなものか」と感じたりとか、慣れすぎてわからない家族のつながりとか、意外な事から知る愛情とか、ミョーにはずれてみたい年頃とか、何かしなくちゃいけないと思い込む時期とか、好きな人には想われず思わぬ人に想われてそれでもそんな彼氏彼女という関係や言葉にあこがれて始まる恋とか何もかもが懐かしく振り返れちゃうものでした。

そんな微妙な心が、森絵都さんのさっぱりとしてうまく言い当てている言葉でつづられていて、感心感動しながら読んでいるという最高の物語でした。

乙女心は複雑なのよね…