カテゴリ:♪本の覚え書き♪
十両以上を目指しながら、夢半ばで相撲界を離れてゆく何百人もの力士を救いたい。横綱を引退し相撲協会の理事長とまでなった南ノ峰親方は、引退後の彼らのために体を生かせる警備会社の設立を計画するのでした。 すばらしい発想の物語でしたね。テレビでよく見るお相撲さんは憎めない顔かたちに大きな体、そのわりによく動き強くて礼儀正しい。というイメージが私にはあるので警備会社というのはぴったりな気がしちゃったんですよね。 早い人は中学くらいから相撲一筋となり打ち込むというこの世界で、いろいろな事情でやめていく方も多いことでしょう。しかし引退してから普通と呼ばれる世界に入りなおして就職するのは難しい…。スカウトした親方も心痛いわけですよね。 そこでこのドスコイ警備保障が登場するというわけです。いろいろなキャラクターの人たちが出てきて、いろいろなことを経験してゆくという楽しい物語でした。 しかし残念ながら物語の大事な部分というか、私にとってもう少し詳しく知りたいような部分がいつもすっぽりと抜けて、あとから誰かの説明話として語られているのがちょっと惜しい気がしました。 本当にこういう会社が設立されたら楽しそう♪と思いながら気楽に読める物語でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 12, 2005 09:04:31 PM
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