カテゴリ:♪本の覚え書き♪
私たちの周りにある いろいろなものの中のひとつずつを取り上げて、そのものに対する想いや感情、思い出などを江國さんの言葉で、ときには夫婦の会話などで紹介されている一冊でした。 旅行鞄には自分にとって本当に必要なもだけを詰め込むものだから、自分というものが一番あらわれやすいものだという考えは「なるほど!」なんて思ってしまいましたが、がちゃがちゃといろいろなものを持つ私とは違い、小さい鞄ですむというそのシンプルさにあこがれちゃいました。 おいしいワインはきちんとした血肉になる気がする。という表現なんて、ゆっくり食事をしている現われではないかと思ってうらやましくなりました。結婚してまだ二人だったときまでさかのぼらないと、思い出せない風景だなぁなんて思っていました。 表紙がどこか不思議の国にでもありそうな移動サーカスの中の馬を思わせるシンプルで可愛い感じの絵が、となりにひらがなで書かれた題名ととてもあっていて、本屋さんに並んでいたら必ず手にしてしまいそうなものになっていました。 下敷きと化粧落としが必需品だという江國さん。これからもこの本の中で語られているものをふと目にしたら、ちょっと微笑んで江國さんを思い出すことでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 12, 2005 09:08:09 PM
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