カテゴリ:♪本の覚え書き♪
8歳の少女玲の中によみがえった江戸の天才人形師、泉目吉。早くに母をなくした玲は喫茶店『ドールズ』を営む父月岡真司、その弟で古本屋を営む結城恒一郎たちに守られるように生活をしていました。彼らは無邪気な玲と「センセー」と親しまれる目吉により様々な事件に巻き込まれてゆきます…。 妹からお薦めの本で、本当はこのシリーズの第一作『ドールズ』から読む予定だったのですが図書館に生憎そろっていなかったのでした。 しかし面白かったです!恐ろしい表紙の絵とこの題名、結構手に取るのさえためらわれましたぁ。 4つの短編からなるのですが、どれも江戸時代の芸術的要素が満載で是非テレビでその題材となっている折り紙や影絵を見てみたい!!と思わずにはいられませんでした。 父親の経営する喫茶店も赴きあるつくりのようだし、古本屋も心ひかれるし、その彼女は辻村寿三郎のような人形つくりとか。たいてい盛岡が舞台なんですが、時には日光江戸村の面白さや問題点を指摘しながら進む物語や、目吉センセーの行動と愛嬌あるしゃべりが結構笑えます。 私も妹から面白いと説明を受けたのにとても信じられない題材なんですが、カバーをかけた本を手にして電車の中ということも忘れてなんども笑っている私がいました。 やはり第一作の本を予約しなくちゃ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 13, 2005 10:03:58 PM
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