カテゴリ:♪本の覚え書き♪
紀伊国屋で見つけたとき「あら?不思議なサイズ」と思い、家に帰って箱からだしてみるとの中はフンワリとした感触のソフトハードカバーで、私の大好きなオレンジ色の絵本となっておりました。 図書館へ本を探しに行き出合った不思議な老人により、図書館から出られなくなってしまったぼく。そこには羊男と美しい女性が…。はたしてぼくは図書館から出て母のもとへ帰りむくどりにえさをやることができるのか…。 読み終えても気づかなかったのですが、『カンガルー日和』の最後におさめられている『図書館寄譚』が改稿されたものでした。 「こんなに恐ろしい話だっただろうか?」と夫さんのコレクションの中からカンガルー日和を取り出して再読してみると、あら不思議!こちらの方はいつもの村上ワールドとして読めて違和感がないんです。 しかしふしぎな図書館の方は、佐々木マキさんのイラストもカラーでとてもかわいい絵本となっているのに、物語のラストでとても心が重くなってしまったんです。私だけかしら…。 図書館奇譚と読み比べるのもおもしろいです。 いろいろな意味で、ほんとにふしぎなふしぎな物語でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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