カテゴリ:♪本の覚え書き♪
両手に大怪我を負ってしまった純菜は2年もの療養生活を経て生まれ育った町へと戻ってきた。しかしそのとき親友の貴子が行方不明となっており、町では殺害され体の一部が切り取られるという連続殺人事件が起こっていた。 八木剛士は妹といった映画の帰りに強盗に襲われた。妹は意識不明の重態となってしまうが、剛士は拳銃で撃たれたのにもかかわらず奇跡的に無傷だった。純菜はそんな剛士に似たものを感じる。 事件に巻き込まれ周りから興味本位の目で見られることやマスコミや警察に心の奥まで踏み込まれることにおびえていた2人は独自に捜査を開始した。 安藤シリーズではない浦賀作品の2冊目です。 心も体も痛い内容なのですが、青春していてわりとサラッと読めてぐいぐいと引っ張られるあたりは安藤シリーズの最初の作品に似たところを感じました。 クールで鋭い考えを持つ純菜が自分の考えを裏づけ、確信してゆくあたりはとてもおもしろかったです。 しかしこうしてふりかえって内容を考えてみると、ほんとうに重い内容の作品でしたね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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