カテゴリ:♪本の覚え書き♪
東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。担当は、眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。眼球を摘出されてしまう彼らの運命に心を痛めた小夜は、子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口公平に依頼する。その渦中に、患児の父親が殺され、警察庁から派遣された加納警視正は院内捜査を開始する。小児科病棟や救急センターのスタッフ、大量吐血で緊急入院した伝説の歌姫、そこに厚生労働省の変人・白鳥圭輔も加わり、事件は思いもかけない展開を見せていく…。 この人の本は発表された順に読まなければならない人の一人だったぁ!!! 図書館から届いた順に、チームバチスタ…、ジェネラルルージュ…、螺鈿…、そしてこのナイチンゲール…と読んできたのですが、ナイチンゲール…と螺鈿…はまるで全編と後編くらいつながったものでした。。。 螺鈿…はそれはそれでとても面白かったのですが、最後にナイチンゲール…を読み始めたら後悔後悔また後悔…。 これはもう一度 『チームバイチスタの栄光』 『ナイチンゲールの沈黙』 『螺鈿迷宮』 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 と、順番通りに読み返してみる必要がありそうです。 内容的にも難しい言葉がたくさん出てくるので、何度か読んで私にはちょうど良いかも♪ 海堂さんの作品がまだこの四冊だけで助かりました(笑)。 それにしても不思議だなぁ… ナイチンゲール…と螺鈿…は出版されたのも2006年10月と11月だし、同時に考えられていたものだとわかる内容なのに出版社が宝島社と角川で別なんです。 並べてみても宝島社のは統一性のある表紙。螺鈿…だけはまったく違う装丁。どんな経緯があったのか聞いてみたいですねぇ。 表紙を見ただけで海堂さんのこのシリーズとわかる宝島社の表紙も好きですが、螺鈿…の表紙はきれいだったなぁ♪ チーム・バチスタ…から始まった東城大学付属病院を舞台とした田口、白鳥コンビシリーズですが、二作目にあたるこのナイチンゲール…は、ミステリーとしては物足りなさは感じますが、そこまでに至る過程にめちゃくちゃ惹きこまれます。 そして次に螺鈿…を読んだら、そのうまさにそれはそれは驚くことになるでしょう!! あ~返す返すも順番通りに読んでいればよかった(クスン)。 文庫もまだ出る気配はないし、もう一度予約を入れますか(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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