カテゴリ:♪本の覚え書き♪
真夜中のバスに隠された殺人事件の真相、78回転のレコードが知るお笑いコンビの突然死、走る目覚まし時計…本格ミステリ作家クラブが厳選したアンソロジー。 眼前の密室(横山秀夫) Y駅発深夜バス(青木知己) 廃墟と青空(鳥飼否宇) 盗まれた手紙(法月綸太郎) 78回転の密室(芦辺拓) 顔のない敵(石持浅海) イエローロード(柄刀一) 霧ケ峰涼の屈辱(東川篤哉) 筆合戦(高橋克彦) 憑代忌(北森鴻) 走る目覚まし時計の問題(松尾由美) 本格ミステリ作家クラブによって2003年に『本格ミステリ 04』として発売されたもの(右の写真)を改題して再登場となりました。 最初の横山秀夫さんの『眼前の密室』は看守眼に納められている短編で読んだことがあったのですが、他の作品は未読でさらに手を出したことのない作家さんも多かったのでとても参考になりました♪ ベストミステリ という名前であっても意外に「え?」と思う作品が載っていることも多いのですが、これはけっこうよかったです! 私の読書力不足も多大に影響していると思いますが…(笑)。 『Y駅初深夜バス』これは不気味でした~。しかしその謎がわかってしまえばなんてことないという落差もすごかったです。 『廃墟と青空』久しぶり『中空』以来の鳥飼さんの作品でした。 高橋克彦さんの作品も久しぶりでしたが『筆合戦』この本の中では一番魅かれて、やはりこの人の作品は私に一番あっているのかもしれない。と読みたい度数が再燃したのでした。しかし彼は天才的で力不足の私ではついてゆけないのではないか、それを知ってしまうのが恐くてちょこちょこっとは読んではみても、おもいっきり手が伸ばせない人なんです。 『走る目覚まし時計の問題』こちらはまさに安楽椅子探偵。ファミレスの隣の席から聞こえてきた謎を解くというものなのですが、参加する顔ぶれがちょっとユニーク♪最後に気楽に読める短編でした。 本格ミステリ作家クラブ。。。他のも読んでみたくなる一冊でした。 しかし・・・また新たな好みの作家さんが増えてしまうのも恐いのでした(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 12, 2008 09:16:14 PM
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