カテゴリ:♪本の覚え書き♪
夫に恋人がいる。離婚をほのめかされた。わたしはいったい、どう、したいんだろう―。夫婦の間に立ちこめる、微妙なざわめき。途方に暮れながらも、自分と向き合い、夫と向き合い、少しずつ前へ進みはじめた、のゆり、33歳の物語。 川上さんワールドでした。 川上さんの本の中でよく見られる別世界のような展開、今ではあまり使われなくなったすてきな日本語や表現などはあまり出てこなかったので、この本は物語に集中してさらさらと読み進んでいました。 主人公のゆりは川上さんの物語によく登場するふわふわとしているけどどこか芯が通っていてきれいでもてる女性。 旦那さんももてるタイプなようです。 どこかゆるいからもてるのでしょうか。。。 すきがつくれなくて現実的過ぎる私とは正反対(笑)。 だから川上さんの物語に惹かれてしまうのです。 こんなことになったら私だったら…。のゆりはどうするんだろう。このあとどうなっていくんだろう。そんなことを思いまたさらさらと読んでしまうのです。 こちらが押せばあちらが引く、こちらが引けばあちらが押す。 男女の中も思うようにはいかないわけです。 でもそんな中から自分の納得が行く道を選ぶ。それが間違っていても正しくても、あとで後悔しないように進むしかないんですよね。そんなことを考えつつまたさらさらと読んでいくのでした。 そしてあっという間に読み終えてさらさらとした読後感だけが残るのでした。 川上さんが長いときをかけたこの物語をさらさらと読んでしまって申し訳ない気分も感じつつ…次の作品もまたまた待ってま~す♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 11, 2008 09:33:04 PM
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