カテゴリ:♪本の覚え書き♪
中国で「三国志」を超える壮大な歴史ロマンとして人気の「楊家将」。日本では翻訳すら出ていないこの物語が、作家・北方謙三により新たなる命を吹き込まれ、動き始めた。 『水滸伝』『楊令伝』に脈打つ楊家の魂、ここにあり! 宗建国の英雄・楊業とその一族。過酷な運命のなかで光り輝き、青面獣楊志、楊令にも語り継がれた楊業と七人の息子たちの熱き闘い。 しびれました~♪ やっぱり惹きこまれちゃいましたね。 看板屋ハマオさんからご紹介いただいたのですが、最高でしたね~♪ なんといっても戦いのかけひき!それも戦だけではなく時には同じ陣内の武将そして武官と文官まですべてと戦っているすごさ。休む間もない展開に一気読みです! 自分より強い。自分より戦いがうまい、この世にそういう存在があることがゆるせないのだった---- そういう強気の武将達は日々戦術を磨き兵を鍛える。各々が切磋琢磨する時代。。。 馬軍の攻め方、陣形、すべてが指揮官の瞬時の判断。 二つに分ける、楔形をとる、中を突く、両脇をはさむ、回り込む、反転する…騎馬隊の怒涛のような馬列が指揮官のもと縦横無尽に私の頭の中を駆け巡るんです。 その姿は快感です! 主人公『楊業』は49歳で息子は七人。それぞれの息子も激しい気性のもの、冷淡なもの、思慮が深いもの、武を好むもの長けている者などいろいろであるのに、それらを生かす、育てる様が感動ものです。 三国志などもビジネスマンのバイブルなどといわれますが、これもまた同じですねぇ。 上巻の後半四男の延朗(えんろう)を見極めるため、兄弟そして父である楊業が試練を課すのですが、結果的には攻め込まれます。そのあとの対処がこれまた心をうちます。 「父上は、私の負けを雪(すす)ぐために、この戦をしてくださったのですか」 「戦場での負けを雪ぐためではない。おまえの心の中にある負けを雪ぐためだ---。」 こう言われて敵への恐怖心がぬぐわれていくんですね~。。。。 戦い方一つを見て誰が指揮しているかわかるような武将達。 動き一つでワナがあると察知しそれを見極めようとする緊迫感たっぷりな戦いの描き方。 などなどホントすごいですね~。 「七郎延嗣、見参!」 なんて、窮地に馬ではせ参じ叫ぶくだりは最高~♪かっこよすぎです♪ 壮大な歴史ロマン。やっぱりハマっちゃいました♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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