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テーマ:食べ物あれこれ(49888)
カテゴリ:魅惑の食
![]() バブルの終わり頃、私は、毎日のように職場の接待やお食事会にお供していた。 お寿司は、カウンターで(回らない…)、当たり前のように食べていた。 私のお財布の中に、諭吉は必要なかった。 帰りのタクシー代さえあればよかった。 そんな時代に、よく訪ねた店の1軒が、ここ 鮨処 ふく紗。 私の大好きだった人達と、楽しい宴の時間を過ごした場所だ。 ご主人も奥様も、とても素敵な人で、居心地のよいお店だった。 鮪の漬け、穴子、出し巻がお気に入りだった。 成人して産毛が生えた程度の社会人だった私が、 大好きだったドクターとの思い出の店でもある。 そのドクターが去った後も、通い続けた。 奥様が若くして病魔に侵され他界。 ご主人の健気な笑顔が、とても切なくなってしまって、足が遠のいてしまった。 最後に店を訪ねてから、たぶん、7年位の年月が過ぎた。 ふと、鯖の巻寿司が食べたくなった。 思い切って、友人Y子とランチに訪ねてみた。 変わらない笑顔で迎えられる。 私は、生活感がドップリ出た風貌で、何となくうつむきがちに席に着く。 海鮮ちらし丼を選ぶ。 食べ終わって、調子が出てきたので、握りを何点かオーダーする。 『むかし、よく来ていただいた看護師さんですよね。』 声をかけれられた。 胸に蘇る、甘く切ない思い出の日々。 時計が逆戻りしたかのように、当時の思い出話に花が咲く。 素敵なランチタイムだった。 帰り際、またの来店を約束する。 次回は、あの頃のメンバーに声をかけてみよう。 追記: 鯖は、時期はずれということで、食べられませんでした。 この店、静岡上等なランチにも掲載されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 23, 2008 11:56:33 AM
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