カテゴリ:囲碁
地方紙で、いよいよ依田対結城の碁聖戦の棋譜解説が始まった。第一局では、黒番の依田碁聖の打った序盤早々のつけの手には驚いた。以下。
実戦図 どういう解説になるかなと楽しみにしていたが、「打ったことがない手を打とうと思った。」というあっさりした一文だけであった。この場面は、上に跳び出して辺の白石をはさみ返して攻める打ち方もよくあり、従来の常識では辺の白につけて固めてしまうのは、考えられなかった。 最近は、特に韓国で序盤早々にとんでもない相手の石につけていく手を見るようになった。一時は常識の逆転に戸惑ったが、最近はだいぶ見慣れてきたせいか、なんとなく受けいれられるようになった。韓国流のこの図は、白に軽く立ち回る余地を与えずに、いやおうなしに黒の構えを作ってしまう感じであろう。 依田碁聖の新手からの変化を見ると、黒はそこそこの地を持って治まり、上の白の厚みも、場合によると標的になる可能性もないわけではない。結局いい分れなのであろうか。 以下の碁は、平成11年に打たれたアマ強豪同士の公式戦で、黒は高林共平氏、白は鮫島一郎氏である。今白が右辺に割り打ちした場面。この局面で黒はどう打ったかという問題。 本日の問題 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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