カテゴリ:韓国、北朝鮮
大邱級は大韓民国海軍の仁川級フリゲートの改良版。 沿岸防衛の中核戦力となる新型フリゲート(FFX)計画のバッチ2型として9隻の建造が予定されている。 ネームシップの大邱は2018年3月就役。 推進機関は、ガスタービン機関とディーゼルエンジンを動力にする発電モーターを組み合わせたハイブリッドCODAG推進式システムを採用。 画期的ハイブリッド機関搭載をうたったが建造価格低減のためと称し、ガスタービン機関をLM2500×2基からロールス・ロイス製MT30×1基に変更。 MT30は、ロールス・ロイス・ホールディングスの航空機用ターボファンエンジンであるトレント 800を基に開発された船舶用ガスタービンエンジン、マリン・トレント。 武装は「国産」個艦防空ミサイルおよびK-ASROC対潜ミサイルのためのVLSが装備。 計画公表後、大規模な設計変更が行われている。 大宇造船海洋の建造で、建造費は3200億ウォン。 【事件・欠陥】 ■造船所での試運転の段階で、推進機関であるガスタービンのブレード23カ所に損傷が発見された。 試運転の過程で流入した異物による損傷が原因とされている。 ■えい航型ライン配列ソナー(TASS)を下げる空間に海水が流入し雑音が発生する問題が判明。 ■推進動力をモーターからガスタービンに切り替えに要する時間が、従来のエンジン比で6分以上多い点が指摘された。 大邱は2018年に就役。 ■2019年1月から4月末時点まで、推進器の故障によりドックに係留されたまま。 スクリューが海底や海中物体に接触による破損なのか、設計、建造が原因とする故障なのか確認中。
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最終更新日
2020年01月31日 06時00分11秒
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