テーマ:注意!流行中の感染症(190)
カテゴリ:韓国、北朝鮮
韓国の新型コロナウイルス感染者数は、発生源の中国を除くと世界で最多。 韓国では「中国からの入国を規制すべき」という市民の声が多数あった。 韓国で感染が拡大した理由は中国からの入国者を制限できなかったためという見解が、アジア情勢に詳しい米国・ワシントンの上級研究員により公表された。 中国に向けられるべき韓国政府内の怒りが、日本に向けられた。 久々の大々的日本叩きで、文政権の支持率も少しは回復するかもしれない。 日本は期せずして武漢肺炎爆増中の韓国と手を切る契機を得た。 これで日中韓、三方丸く収まった? 中国の話題 古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授 2020年3月7日 JBpress …(略)… 中国大使が「入国規制をしないように」 以上の見解を述べたのは、ワシントンの保守系シンクタンク「民主主義防衛財団」(FDD:Foundation for the Defense of Democracies)の上級研究員で、韓国の外交や防衛、中韓関係の研究を専門とするデービッド・マックスウェル氏である。 マックスウェル氏は、「中国の政治闘争戦略がコロナウイルスで打撃を受ける」と題する論考を執筆し、米国の週刊ニュース・評論サイト「ワシントン・エグザミナー」2月27日号に掲載された。 同氏はこの記事で、中国共産党政権が周辺諸国や国際機関に政治的な圧力をかけて自国の利益を拡大する政治闘争戦略について批判的に分析すると同時に、中国政府が新型コロナウイルスの感染拡大に際して他国や国際機関にどんな圧力をかけたかを報告していた。 そのなかで、中国政府の韓国に対する言動について以下のように述べている(マックスウェル氏は新型コロナウイルスをあえて「武漢コロナウイルス」と表記しているので、そのまま引用する)。 ・1月から2月にかけて武漢コロナウイルスの感染者が韓国の国内で増え始めたため、文在寅政権は中国から韓国への入国者の規制を検討した。 だが、その過程で韓国駐在の新任の邢海明大使が「規制をしないように」という中国政府の強い意向を文政権に伝えた。 ・邢大使は韓国政府に対して、世界保健機関(WHO)が当初発していた「新型コロナウイルスの感染はまだ中国内外の旅行規制を必要とするところまで拡散していない」という勧告を自国の主張の根拠として使った。 だが、WHOのテドロス事務局長はエチオピアの保健大臣時代から中国の強い影響下に取り込まれていた人物であり、今回も中国の言いなりだった。 ・WHOは中国の意向に沿うように武漢コロナウイルスの感染性や致死性を過少評価し、他の諸国に有害な結果をもたらした。 WHOのウェブサイトには「中国は1946年のWHO設立にあたった創設諸国の一員だ」という記述があるが、当時は中華人民共和国はまだ成立していなかった。 この記述は明らかに中国の主導による誇大な宣伝である。 ・中国は韓国に対して、WHOの権威を利用して武漢コロナウイルスの実態を隠し、圧力をかけた。 そのため、韓国政府は中国からの入国者の規制に踏み切れなかった。 これが主要なきっかけとなって、韓国内で新型コロナウイルスは爆発的に感染した。 韓国は中国以外では世界最多の感染者を出し、過度の犠牲を払うこととなった。 ・中国のWHOに対するコントロールは、国際社会からの中国への非難を減らし、感染者を増やした他国の責任を不当に大きくさせるという効用を生んだ。 中国共産党は年来、対外政治闘争戦略を仕掛けてきたが、今回、韓国がその最大の被害者になったといえる。 こうしてマックスウェル氏は、韓国政府に圧力をかけて、中国からの入国規制を阻止させた中国政府の動きを批判的に報告していた。 ― 引用終り ― 中国外務省の趙立堅副報道局長は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため日本政府が中国からの入国制限強化を決めたことについて「各国が自国と外国の国民の生命と安全を守るため、科学的・専門的で適切な措置を取ることは理解できる」と記者会見で述べた。 中国は冊封である韓国を対等の相手とはみていない。 韓国の東亜日報は「日本が韓国と共に中国に対しても事実上の入国禁止を決めたが、中国の反応は韓国政府と全く異なる。中国政府と報道機関いずれも「理解できる」とし、問題提起しなかった。最近、日本と中国が接近していることを象徴的にうかがわせる。」と報じた。 日中の接近を報じることで、韓国・文政権の日本への怒り、孤立化をけん制している。
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最終更新日
2020年03月23日 21時09分02秒
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