カテゴリ:読書
渡会時夫は、他人の夢の中に入ることができる”夢先案内人”。 依頼を受けて、7年間眠り続ける十条青羽の夢の内容を探査する。 夢の中で青羽は、幼女となり、「バルバラ」という島で暮らしていた。 「バルバラ」は時夫の息子のキリヤが、人知れずネット上に創造した島と多くの共通点があった。 第27回日本SF大賞受賞作。 『バルバラ異界 1』 小学館文庫 2011年12月20日 目 次 その1 世界の中心である私 その2 眠り姫は眠る血とバラの中 その3 公園で剣舞を舞ってはならない その4 彼女の名は絶望 彼女の名は希望 その5 エズラはどこへ消えた? その6 六本木で会いましょう その7 きみに肩車してあげた その8 冷蔵庫の中のわたしを食べて 『バルバラ異界 2』 小学館文庫 2011年12月20日 現世と青羽の世界が絡み合う。 地球(人)と火星(人)はどういうい関係なのか。 心臓を食べる儀式が象徴するものは何か。 目 次 その9 火星の海で泳いでいた その10 お父さんお帰りなさい その11 お誕生日は同じ10月1日 その12 東池袋カササギのパン屋 その13 長い長い遺伝子の物語 その14 大人にだってわからない その15 遠軽への遠い道 その16 ひとつになりましょう 『バルバラ異界 3』 小学館文庫 2012年1月19日 物語は、時間、空間を行き交い、前提は次々と書き換えられる。 読後に 最初から話を読み返したくなった。 『去年マリエンバートで』は、私も好きなヌーボーロマンの映画。目 次 その17 誰もあなたの名前を知らない その18 はじめてのことだから その19 ずっとあなたを愛していた その20 死者からのメッセージ その21 バルバラ崩壊 その22 花小金井ヒコバエ保育園 その23 ぼくのキリヤをかえしてくれ その24 遠い昨日から遠い明日へ
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最終更新日
2021年10月15日 21時00分05秒
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