テーマ:税金(9)
カテゴリ:政について
政治家の不正に手を突っ込まない東京地検特捜部は、日大の田中英寿容疑者を所得税法違反の疑いで起訴した。 By 共同通信, Kyodo 2021年12月20日 REUTERS 東京地検特捜部は20日、約5200万円の所得税を免れたとして、所得税法違反の罪で日本大学前理事長の田中英寿容疑者(75)を起訴した。資金管理や税務申告を担っていたとされる妻も共謀した疑いがあるとみて捜査を進めたが、立件を見送った。関与は従属的と判断したとみられる。 田中被告は「税務申告すべき必要性を認識していた」などと起訴内容を認め、修正申告する意向も示している。弁護人は同日、保釈請求した。 起訴状によると、田中被告は取引業者からのリベートなどを除外して2018年と20年の所得計約1億1800万円を隠し、計約5200万円の所得税を免れたとしている。 ― 引用終わり ― 1968年、日大闘争のはじまりは、莫大な使途不明金が明るみに出たことだった。 理工学部教授が裏口入学斡旋で受領した謝礼を脱税していたことに加え、国税局の調査で約34億円の使途不明金と源泉税脱税が発覚し、日大生の怒りが爆発した。 日大全共闘(日本大学全学共闘会議)を中心とする大学闘争が展開された。 これに対し大学当局は「学生の指導を徹底強化する」「学内における政治運動は禁止する」とし、闘争を抑圧、運動部や応援団の体育会系学生を優遇して学生活動を弾圧する実行部隊として利用した。 日大全共闘と敵対 全共闘OBが述懐 「半世紀前に似た状況、学生は声上げないのか」 橋本 昇 2021.12.3 JBpress … (略) … 今、時代は移り、秩序整然としたキャンパスを礼儀正しく真面目そうな学生たちが楽しそうに歩いている。 もし今、大学の不正が発覚したら? 学生や教職員たちは声をあげるだろうか・・・? 日大の井ノ口忠男元理事が逮捕された。日大アメフト事件も呆れたが、今度は日大板橋病院をめぐる背任事件である。検察の捜査は大学トップである田中英壽理事長にも及んだ。何かと黒い噂が付きまとう田中理事長には、これまでも度々捜査の手が伸びてはいたが、未だ闇は解き明かされていなかった。 5年前にも税金の申告漏れを指摘されているが、実際には所得隠しの脱税だった。 今回の家宅捜査でも自宅から約1億円の現金が見つかった。田中理事長は病院に逃げ込んだが、11月29日脱税容疑でついに逮捕された。 これを糸口に検察はどこまで日大の闇に迫れるのか・・・。 日大全共闘の発端も 大学上層部のカネ絡みの不正 50年ちょっと前、日大生は大学の不正事件から大学闘争に突入した。私は闘争の残り火が燃えるキャンパスの中にいた。ヘルメットを被って。 私達は叫び、権力に立ち向かったが、私達の残した物は何だったのだろうか。今回の日大事件で脳裏に蘇った当時の学生の声を先輩や仲間たちに取材した。 「あんな体育会系の筋肉バカが大学のトップとしてのさばり、大学を我が物にしているようじゃ、日大の腐れた体質は変わらないな」 Y氏(日大中退)は開口一番吐き捨てるようにそう言った。彼は日大闘争を戦った日大全共闘のひとりだ。 ― 引用終わり ―
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最終更新日
2021年12月31日 06時00分08秒
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