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2022年01月24日
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カテゴリ:環境・自然災害
 農薬と化学肥料を大量に使用し、地下水を汲み上げて収量の拡大をはかる米国式農法が危機に瀕している。
 地力が失われ、地下水が枯渇したところを地球温暖化による過激な気象が襲っている構図となっている。
 そんな中、水を与えず、高塩分で育てる農法の実験がすすめられている。
     ​
2021.12.25 ナゾロジー
 2021年は、アメリカ・カリフォルニア州の農家にとって厳しい年でした。
 州の90%近くの地域が極度の干ばつに見舞われたのです。
 では、このような気候変動にどのように対処すべきでしょうか?
 カリフォルニア大学デービス校(UC)ウォルフスキル実験果樹園では、干ばつに耐える植物を生み出すために過酷な実験が行われています。
 いくつかの品種に対して、あえて水を与えなかったり、塩分を含む土壌で栽培したりして、生命力の強い品種を探そうとしているのです。
     ​
目次
 干ばつ対策のため過酷な実験が行われる
 ピスタチオの木が拷問果樹園での断水実験を生き残る
 拷問を受けた植物たちには後遺症が残っていた
  …  (略)  …
     ​
拷問を受けた植物たちには後遺症が残っていた
 ピスタチオの木は拷問果樹園の実験を生き残りましたが、その影響を受けなかったわけではありません。
 拷問果樹園の木から取れたピスタチオナッツはとても小さかったのです。
 ピスタチオ以外にも生き残った品種はあったようですが、拷問の影響はその年だけでなく、次の年にも及びました。
 実際、ストレスを受けた木たちは次の春に何とか花を咲かせたものの、翌年はもっとひどい状態になってしまったのです。
 収穫量は2倍近く減ったと報告されています。
     ​
 またピスタチオがなんとか生き残った高塩分実験は、クルミの木にとっては耐えられるものではありませんでした。
 すべて枯れてしまったのです。
 これらの結果から明らかなように、科学者たちは「植物の弱点は突然の変化」だと指摘しています。
 もともと植物には人間と同じように優れた適応能力があります。
 変化がゆっくりと生じるのであれば、機能が低下したとしても、生き残ることが可能なのです。
 ただし、極端な干ばつや異常気象には耐えられません。
 仮に生き残ったとしてもその影響がしばらく続くでしょう。
 さて、拷問果樹園での過酷な実験は、農家にいくらかの希望と厳しい現実を突きつける結果となりました。
  ―  引用終り  ―
     ​
 おそらく各植物ごとに乾燥地や高塩分土壌に適したものと適さないものがあるのだろう。
 南米の高地が原産のトマトは、乾燥地で上手に育てると小粒だが味が濃くて美味しくなるという。
 通常のトマトを過乾にすると尻腐れ病を招く。
 地球温暖化対策、乾燥地対策として、今後も研究をすすめて欲しいと思う。
     ​
鳥取大学農学部 山内 益夫
オンライン”砂丘・砂漠”講座
乾燥地・メキシコ・カリフォルニア半島の自然と農業編





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最終更新日  2022年01月24日 06時00分10秒
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