テーマ:落語について(2195)
カテゴリ:訃報、消息
テレビ草創期の娯楽番組「お笑い三人組」で人気を呼んだ三遊亭金翁(本名・松本龍典=まつもと・りゅうすけ)さん2022年8月が27日、慢性心不全のため死去した。享年93歳。 葬儀は近親者で営む。喪主は長男松本理一郎さん。 遊亭金翁さん 油井雅和 2022/8/27 毎日新聞 8月27日に93歳で亡くなった落語家の三遊亭金翁さん。「きんおうさんって?」という方もおられるだろう。NHKのラジオ・テレビ番組で放送されていた「お笑い三人組」(1955~66年)を見ていた方には、役名の「金ちゃん」、「(三遊亭)小金馬さん」の記憶が強いだろう。 自宅玄関に「お笑い三人組」の絵 2020年9月に金馬の名を、弟子で息子の金時(きんとき)さんに譲った金翁さん。東京・新宿にある自宅にうかがうと、玄関にマンガ家の針すなおさんが描いた三人組の絵が飾ってあった。金ちゃん、正ちゃん(一龍斎貞鳳)、八ちゃん(三代目江戸家猫八)の3人とも鬼籍に入ったことになる。現役最高齢は桂米丸さんの97歳だが、戦前・戦中から現役だった落語家は金翁さんが最後だ。 戦前から現役落語家 小学生の頃に落語を聞いて覚えるようになった。最初に覚えたのは、柳家金語楼の「落語家の兵隊」。その後、弟子は取らないと言われ、分かりやすい落語で知られた昭和の名人・三代目金馬に入門したのは、小学校を卒業したばかりの1941年(昭和16年)7月。12歳だった。 時節は太平洋戦争の直前。「落語家になるなんて、お前は非国民だ」と言われたこともあったという。「12歳だから赤紙(召集令状)は来ないし、前座を務めながら落語を聞いてヘラヘラ笑っていた」 ― 引用終り ―
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最終更新日
2022年08月29日 06時00分07秒
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