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カテゴリ:訃報、消息
2022年12月31日に死去した前ローマ教皇ベネディクト16世は、バチカン(ローマ教皇庁)がスキャンダルに揺れる中、異例の生前退位により、伝統的な終身在位制に「風穴」を開けた。教皇が死去する前に辞任したのは約600年ぶりのこととされる。 保守的な教義を前面に打ち出す一方で、他宗教との対話やITを活用した情報発信を通じて「開かれた教会」の実現にも腐心した 辞任後は「名誉教皇」となり、バチカンで暮らしながら行事などに姿を見せていた。 ロシア正教徒かもしれない殺戮者ウラジーミル・プーチン大統領は、12月31日、前ローマ教皇ベネディクト16世の死去を受けてフランシスコ教皇宛てに弔意を示す書簡を出し、「伝統的なキリスト教的価値観の擁護者だった」と前教皇をたたえた。 2022年12月31日 NHK ローマ教皇庁は前の教皇で、2013年に辞任したベネディクト16世が、31日午前に亡くなったと発表しました。95歳でした。 ベネディクト16世、本名、ヨーゼフ・ラッツィンガー氏は1927年、ドイツ南部バイエルン州で生まれました。 ミュンヘンの大司教などを経てローマ教皇庁の要職を務めたあと、ヨハネ・パウロ2世の死去に伴って2005年4月に78歳で第265代のローマ教皇に就任しました。 カトリック教会の中でも避妊や人工妊娠中絶などに強く反対する保守派として知られ教皇としてこうした立場を表明する一方、ツイッターへの投稿など「開かれたバチカン」をアピールしました。 また在任中にはスキャンダルも相次ぎ、聖職者による性的虐待の問題やローマ教皇庁の不透明な財務状況の問題などで対応に追われました。 そして就任からおよそ8年後の2013年に高齢による体力の低下を理由に辞任することを突然表明しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年01月02日 16時00分07秒
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