テーマ:好きな漫画家さん(12)
カテゴリ:訃報、消息
漫画家、松本 零士氏は、1938年1月25日、福岡県久留米市生まれ。 わが心の代表作は、『男おいどん』。通は『元祖大四畳半大物語』といったところか。世間の代表作は『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』であろう。 旭日小綬章、紫綬褒章、フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。 もともとSF漫画作家であり、『男おいどん』に登場する「サルマタケ」「トリさん」は異世界から出現しているかのように映った。 男おいどん 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 『男おいどん』(おとこおいどん)は、四畳半の下宿である「下宿館」における主人公、大山昇太(おおやま のぼった)をはじめとする若者たちの青春群像を描いた松本零士の漫画。『週刊少年マガジン』(講談社)誌上で1971年5月9日号から1973年8月5日号まで連載された。 第三回講談社出版文化賞児童まんが部門受賞。最終シリーズは、未来の地球と宇宙が舞台となり、後の『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『宇宙海賊キャプテンハーロック』へと繫がってゆく金字塔的な作品である。 ― 引用終り ― 漫画界創世記の巨星がまた一人去っていった。 ちばてつやさん「体中の力が抜けていく」 2023年2月20日 NHK 「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」など宇宙や冒険をテーマにした壮大なSF作品で知られる漫画家の松本零士さんが今月13日、急性心不全のため亡くなりました。85歳でした。 親交のあった漫画家などから惜しむ声が相次いでいます。 ちばてつやさん「体中の力が抜けていくよ」 松本零士さんと長年親交のあった漫画家のちばてつやさんは、公式ホームページに追悼メッセージを掲載しました。 (メッセージ全文) 「松本零士さんが高校を卒業して北九州の小倉から上京したばかりのツメエリ姿、当時19歳の彼と出会って60年以上が経ちました。ワシもデビューした翌年の18歳。同じマンガ家の卵、トシが近いせいもあって意気投合、本郷三丁目にあった西陽差し込む4畳半の彼の下宿にはよく遊びに行ったものです。二人ともまだ稼ぎも少なく満足に食べられなくてね。松本さんはよく『座布団のようなビフテキを食べたい!』なんて言いながらマンガを描いていました。二人そろって締め切りに追われ、同じ旅館にカンヅメにされて一緒に机を並べて仕事をしたものです。当時からワシは遅筆だったので、先に原稿を終わらせた彼に手伝ってもらうこともありました。忙しい盛りの40歳の頃に、一緒に世界旅行にも行きました。その時に訪れたアマゾン川やマチュピチュの遺跡などはいちばんの思い出です。海外で体調を崩し、中々調子が戻らないとは聞いていて、ずっと心配していたのですがまさか…言葉もありません。ここ数年、親しいマンガ家仲間が次々と旅立って淋しい思いをしていたのに、君も逝ってしまったのか。もう…体中の力が抜けていくよ」 声優 野沢雅子さん「楽しい旅を続けてください」 アニメ「銀河鉄道999」で主人公・星野鉄郎の声を演じた声優の野沢雅子さんは「松本先生とは銀河鉄道999の全国縦断イベントで本当にいろいろなところにご一緒させて頂きました。気さくでお話が上手、山口では車掌さんの制服を着てとても喜んでいらっしゃったお姿を昨日のことのように思い出します。劇場版を録る時にはスタジオにいらして下さって、いいですね~と仰って下さるので私たちもとても演りやすくて・・優しい方でした。お会いするといつも『そのうち999で何かやりましょうね』と仰られていて、またご一緒出来るのを楽しみにしていたのですが、叶わなくなってしまい寂しい気持ちでいっぱいです。既に車掌さんが999号で待ってると思いますので、どうか一緒に楽しい旅を続けてください」とコメントを出しました。ふるさと 北九州市では 松本零士さんが育った北九州市の小倉駅には、代表作「銀河鉄道999」のキャラクターの像が設置されていて、駅を利用する人からは松本さんの死を悼む声が聞かれました。 長年活動した東京 練馬区では 松本零士さんは、故郷の福岡県から上京したあと、東京 練馬区で長く活動し、数多くの作品を生み出してきました。 平成20年には名誉区民に選ばれ、平成27年には大泉学園駅の前に「銀河鉄道999」に登場するメーテルと鉄郎の銅像が設置されました。 訃報が伝えられた20日、銅像には、花や松本さんの作品に登場する銃のおもちゃが添えられ、銅像を撮影する人の姿も多く見られました。 ― 引用終り ― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年02月21日 22時40分05秒
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