テーマ:ロシア(99)
カテゴリ:環境・自然災害
地球温暖化の原因となっているガスには様々なものがあるとされている。
二酸化炭素はもっとも温暖化への影響度が大きいガスとされている。 産業革命以降、石油、石炭などの化石燃料の使用が増え、その結果、大気中の二酸化炭素の濃度も増加してきた。二酸化炭素濃度は、産業革命前1750年の280ppmから2013年には400ppmを超え、40%以上も増加している。 産業活動が活発になり、二酸化炭素、メタン、さらにはフロン類などの温室効果ガスが大量に排出されて大気中の濃度が高まり熱の吸収が増えた結果、気温が上昇しており、これが地球温暖化と呼ばれている。世界平均気温は工業化前と比べて、2011~2020で1.09℃上昇している。 20世紀の間、海面は19cm上昇した。今後、地球温暖化に伴う海水温の上昇による熱膨張と氷河などの融解によって、2100年までに最大82cm上昇すると予測されている。 アングル:COP28 止まらぬ温暖化 Valerie Volcovici、Kate Abnett 2023年9月30日 ロイター 第28回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP28)の開催が2カ月後に迫ったが、化石燃料の段階的な廃止を求める国々と、石炭や石油、天然ガスの役割を維持するべきだと主張する国々の溝を埋めるには程遠い状況だ。 COP28は11月30日から12月12日にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催される。 先週の国連総会では、長年の議論が再燃した。グテレス国連事務総長は、総会と並行して開催された気候関連サミットで、化石燃料利権者の「むき出しの強欲さ」を嘆き、地球を温暖化することにより「人類は地獄への門を開いてしまった」と語った。 化石燃料を生産、あるいはそれに依存している国々は、化石燃料の使用を完全に止めるのではなく、温室効果ガス排出を「削減」する、つまり回収する技術を活用すべきだと強調した。 COP28の議長を務めるUAEのスルタン・アル・ジャベール氏はサミットで「化石燃料の段階的な削減は避けられない」と述べた。 世界最大の化石燃料消費国である中国は、今後何十年間も化石燃料を使い続ける意向を示している。 米国は、短期的に化石燃料に投資する一部途上国の計画を認めつつも「排出削減策が採られていない」化石燃料の段階的な廃止に支持を表明してきた。しかし、ケリー米大統領特使(気候変動問題担当)は、そもそも排出削減策、すなわちガス回収技術を十分なスピードで拡大できるかが疑問だとしている。 … (略) … フランス、ケニア、チリ、コロンビア、そして太平洋の島国ツバルとバヌアツを含む17カ国からなるグループは先週、回収技術の使用を制限する形の化石燃料の段階的廃止を求めた。 共同声明では「化石燃料の拡大にゴーサインを出すために、この技術を使うことはできない」と明言している。 これに対し、米国石油協会(API)など石油・ガス業界団体は「より少ない排出量でより多くのエネルギー」を供給するために、世界は排出削減技術を必要としていると主張している。 また、一部の途上国は、日本や米国がやってきたように、経済を発展させ発電能力を拡大するために化石燃料が必要だとして、段階的廃止に抵抗している。 ― 引用終わり ― 地球温暖化の主な環境に与える悪影響として以下があげられる。 1.海水が増え、陸地が減る 2.動物、植物の種類が減る 3.気候が変わる 4.伝染病が増える 5.食糧が減る 化石燃料の使用を減らす観点から、人類による壮大な環境の毀損、資源の無駄遣いである戦争を禁じることが優先されるべきであろう。 ロシアによるウクライナ侵略戦争は、膨大なCO2をはじめとする温暖化ガス、有害物質を排出し続けている。 何かを守るためと称して開戦の口実とするのは、侵略者の常套句。
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最終更新日
2023年10月07日 06時00分16秒
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