なめんなよ、上海ディズニーランド 入場、価格、混雑
2016年、上海ディズニーランド、オープン。 上海ディズニーの春節イベント2018まとめ ★★★★★ 2018年1月に訪問 順調に運営されているようだ。 客観的にどうなのか。 下記の記事はテーマパークの経営の研究者である中島恵氏のレポート。 中島恵氏「上海ディズニーランド」レポ 上海ディズニーランドとTDRは違いすぎる!? テーマパーク研究者が驚愕した「5つの意外な点」 2017.11.25 cyzo woman 【その1】なぜかセキュリティが厳しすぎる 第一の関門は手荷物検査で、警備員がバッグの中身を確認しないとゲートには入れない。 次の行列は入口のチケット販売なのだが、東京と違い、上海ではこの第二関門で、中国人は国民ナンバー、外国人はパスポートを見せ、事前にネットで申請しておいたナンバーと一致しなければ販売してもらえず、入園できないのだ。 東京では入園の関門は1つだけなのに、上海では2つあり、両方とも時間のかかる方法をとっているため、筆者は入園までに1時間10分かかり、入園したとき10時20分であった。 勘弁してほしい。 上海の治安は良いので、ここまでする必要はない。 【その2】実は東京ディズニーランド並みに混んでいる 香港ディズニーランドが空いていて快適に乗れることで有名なため、上海ディズニーも同じように空いているのかと思って行くとガッカリする。 筆者は事前予想の5分の1くらいしかアトラクションに乗れなかった。 【その3】入場料、グッズ、飲食、全て高い! 入場料は大人370元(約6,660円)。 東京ディズニーランドと東京ディズニーシーはそれぞれ7,400円なのでこの部分は少しお得だが、上海ディズニーはシーズン価格および休日価格を導入している。 土日祝日と夏休み中などのハイシーズンは499元(約9,000円)なのである。 飲食は、フードコートでハンバーガー、フライドポテト、ペプシ等のソフトドリンクで約1,400~1,700円が最多価格帯。 中華料理の肉か魚の炒め物、青梗菜など野菜の炒め物とご飯、ソフトドリンクのセットも同価格で、これは東京と同じくらいである。 【その4】ディズニーの世界観&キャラクターに興味なし ディズニーの世界観や非日常感に欠けるのは、キャスト側だけではない。 東京のゲストの多くは「ディズニーの世界観」のファンで、あのメルヘンティックな世界観を楽しむために来ているのだろう。 その世界観に浸るため、東京では多くの人がカチューシャ、帽子、Tシャツ、リュック、ダッフィのぬいぐるみなどを身につけているが、上海では盛んでない。 【その5】ディズニー上級者の戦略は一切通用せず? 上海では、東京ほどファストパスが機能してない。 東京ではファストパスを駆使して戦略的にディズニーを楽しむ人が多いが、上海では戦略なしでアトラクションで待たされるため、とてもストレスフルである。 * * * * * * * * 中国は文化規制もあり、日本ほどディズニー文化に侵略されていない。 物質文明の発展もすすんでおらず、いまだテーマパークの概念が幅広く理解されていない。 そして肝心なのは、米ディズニーがこれらのことを理解してないので、ことがうまく運ぶとは思えない。 東京ディズニーランドの開業に携わった日本側のスタッフの苦労が偲ばれる。 行こう! 上海ディズニーランド攻略のための6つのポイント 2017年08月16日 CASTEL