創業25年超!<兵法/英語二刀一流>Kenの英語簡単講座ブログ ★連絡先変わりました⇒email: yhniten14k@yahoo.co.jp tel:080-6433-9523!

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英語コミュニケーションとは?

英語コミュニケーションで一番大切なこと

・世界には、実に多くの言語が存在します。
日本では日本語、仏国ではフランス語、ドイツではドイツ語、
アフリカの各国では、各々の現地の言葉が話されます。
又、国によっては、一つの国で数ヶ国の言葉が
話される場合もあります。ベルギーやルクセンブルグ他、
ヨーロッパの国々では、英語と独語、
フランス語とスペイン語等、一人の人が数ヶ国語を話せることは、
普通になっております。

・さて、英語ですが、上記のように何ヶ国語も話せる人がいる一方で、
 日本人は、英語すら習得できる人が少ないです。これは何故でしょうか?

・言葉は対人コミュニケーションの手段です。
 私たちは、言葉を出して、意見や考え、気持ちを相手の方へ伝えます。
 「言葉は対人コミュニケーションの手段である」と、よく理解しておきましょう。
 私たち日本人が英語を使って、人とコミュニケーションをとる場合、
 一番大切な事は何でしょうか?
 それは、『単語の羅列でも良いから言葉を口から出す』という姿勢です。

・日本人にとってのコミュニケーションと、その他の国々の人たちにとっての
 コミュニケーションというのは、その考え方が異なります。
 日本は歴史的、文化的に、約300年にわたる鎖国などを
 経てきましたので、独特の文化が発達し、
 Unspoken communication(言葉を用いないコミュニケーション:腹芸)が
 発達しました。これは「いちいち言わなくても相手に判る」という
 以心伝心です。

・一方、その他の国々の人にとって、コミュニケーションとは
「言葉を口から出して、意見を示す」事です。
 これは多くの国家は、日本と異なり、陸続きであることが
 背景にあります。陸続きのため、様々な民族が往来しており、一つの国に多くの 民族が集まりました。色々な民族の集まりの中で生き抜いていくには、
 とにかく、自分の意見はハッキリと主張しなければなりません。
 自己主張をハッキリとしなければ、食べ物も与えてもらえず、
 生活も出来なくなります。

 ★ 例えば、「あの袋に入ったパンが欲しい」と言う場合は、
   英語では、I want to eat that bread in the bag. と言います。
   
   日本語は「あの袋に入った」→→これを言うことで聞く相手に悟らせる
   英語では、that bread in the bag →パンと言うことを先に言って
                     ますね。
外国人は、欧米人でも、或いは、アジアの中国、韓国の人たちでも
日本と比べると、ハッキリとモノを言います。それは、
上に述べた背景がある為です。


以上のことを踏まえて、私たち日本人が英語を話す時は、
以下の事を念頭に置きましょう。

①文法は、気にしない。発音も特に気にしない。
②単語だけでも良いから、大きな声で言う。
③決して、沈黙しない。

この3点が一番大事です。
英語を使う時、文法が正しいか否かはまったく関係がありません。
気にする必要ありません。特に、英語を習い始めの方は、そうして下さい。
実際、英語通訳者でも、毎回、何らかのミスを犯してます。
また、母国語である日本語を話す、書く場合でも、間違いは、よく犯してます。
コミュニケーションでは、意見、気持ちなどを相手に伝える事が、
何より、大切です。
間違いは、決して気にしてはなりません。間違いを気にすると、気持ちが委縮して
話せなくなります。これが、一番いけない事です。

・コミュニケーションですが、単語の羅列だけでも、相手の言いたい事はわかるも のです。下の文を見て下さい。単語の羅列です。
「巨人、3-0、阪神、松井、サヨナラ」

この単語だけを聞いても、意味が判ると思いませんか?
ですから、「うちには、犬が3匹いるよ」と英語で言う場合、
"dog, three, my house " だけでも、大体は判ります。

要するに、「文法的に正しい、人から笑われない文を作ろう」とすると、
日本人は考え込んで言葉が出なくなるので、
言い方が判らなければ、単語の羅列で良いのです。
とにかく、黙り込んではいけません。
”言葉を口から出す”という事を、心掛けましょう。
以上の事は、英語通訳者としての私の率直な見解です。

ついでに、面白い事なのですが、日本の英語教育に関して触れます。
日本の英語教育界では、社会的な地位が上がるほど、
それに比例して、英語が出来なくなります。
大学の英文学者の教授、中学、高校の英語の教師、塾の英語の先生で
英語の達者な方は、ほんの一握りです。
学校や塾の先生は、自分の実力(英語力)を表に出すと、実力がばれる、
そんなに上手くないと生徒から見られる事を恐れて、
なかなか英語を話そうとしません。
ですから、段々と英語が出来なくなります。
勿論、一部には、通訳者並に英語の達者な先生もおられますが、
出来ない方が大半です。
英語は、外国語ですので、習得となると実際は、難しいものです。
ですから、『間違えて元々』という気持ちで、気軽に練習する事が、大切です。
日本人の学習者には、他の英語学習者が何かの間違いをすると、揚げ足を取る人が
おられますが、気にしない事です。揚げ足を取るなどは、悪い習慣です。
気にせず、上に述べましたコミュニケーション重視の姿勢が何より大切です。


                       この項おわり
                       作成:末次賢治



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