カテゴリ:大仏・般若心経・寺社
普通、お寺の礼拝所には鰐口(わにぐち)が吊されている。 礼拝前でこれを鳴らして、仏様の注意を惹こうという趣旨なのかどうかは分からないが、 吊されていれば、鳴らしたくなるものである。 で、不動院の本坊、不動堂に下がっていたのは、鰐口ではなかった。 大きな数珠である。 このような数珠を見たのは初めてで、最初は、鳴らすものなのか、撫でるものなのか、 見当が付かなかった。 上を見ると滑車になっているので、数珠を回すようであることは分かったが、 右へ回すのか、左へ回すのかが分からない。 しばらく礼拝者の様子を観察した。 数珠に触れない人が続いたが、親子連れが、右に回し始めた。 滑車の部分には数珠はなく、回された数珠が上から落ちてきて、 ガチガチガチと大きな音を立てる。 なるほど、この音でで仏様の気を惹くのか、と関心! いや、数珠を回して108の煩悩を叩いて落とすのかもしれない、とも思った。 で、親子連れは数回鳴らして立ち去った。 煩悩が少ない様子だ。 煩悩が多すぎる私としては、 この大数珠の日本一がどこかにあるはず・・・・ と、煩悩を増やしたのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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