1266664 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

フリーページ

プロフィール

教師辞めて上海【のむてつ】

教師辞めて上海【のむてつ】

カレンダー

バックナンバー

2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2005年05月09日
XML
カテゴリ:プロの仕事道
ある本に、面白いことが書いてありました。
世論調査で、ウソをつく方法です。



「黒人には白人と同じだけの就職のチャンスがあると思うか」

ということが、昔、アメリカで調査されたそうです。
この調査結果の時間的な推移を見ていると、
黒人の就職チャンスは、確実に増えている。

ところが、これが【ウソ】かもしれないのです。

からくりは、こうして見破られました。
先ほどの質問に答えた人に対して、同時に別の調査を行います。
別の調査とは、

【黒人に対してひどく偏見を抱いているか?】


そして、2つの調査結果をあわせて見てみると、
こんなことがわかったそうです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
黒人をものすごく毛嫌いしている白人ほど、
黒人の就職の機会は、白人と同じようにあるという
傾向が強かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この傾向、妙に納得できませんか?
相手を嫌っている人のほうが、相手のことを知らない。
なぜなら興味がないから。考えてあげることもイヤだから。

ですから、結果として、

「黒人の就職の機会が増えている」という世論調査の裏には、
「黒人を毛嫌いしている人が増えている」という背景がある
かもしれない、ということです。 

こ、コワい…

結局は、最初の調査からわかることは何も無い、ということです。


ちょっと考えてしまいました。
じゃあ、この白人と黒人を、

日本人と、日本に出稼ぎに来ている外国人なら…
中国人と、中国に働きに来ている日本人なら…
上海人と、中国の地方出身者もあるな…

などなど。

人の思い込みは、根深い。

データというのは、使い方次第なんですねぇ。
コワいです。


ちなみに、この内容が書いてあった本は、コレです。

「統計でウソをつく法」ダレル・ハフ著 講談社ブルーバックス






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年05月14日 14時50分43秒
コメント(1) | コメントを書く
[プロの仕事道] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.