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テーマ:韓国!(17020)
カテゴリ:ヤンミの日常
この夏からシデグ(実家)にはは90歳を越える大おばあちゃんが一緒に暮らしている。 本家(ド田舎)で暮らしていたが本家とひと揉めあって我が家で引き取る事になったのだが、、、 うちの義母の話し方では本家でずいぶんひどい扱いを受けて「下」も緩んでいるのですが 放ったらかされて臭いまま放置され そんなまま家の仕事もさせられて(農業&海で牡蠣の選別とかの仕事をしている) 見ていられないので引き取るとの事だった。 「ばあちゃんは死ぬまでうちの家で面倒見る!」っと義母が言っていた。 まぁ 私もその事はちょと気になっていたのでうちに来た事はよかったのかなぁっと 漠然と思っていたのだが、、、、 最近ちょっと複雑な思いだ。 義母を含め ボンちゃん一家の皆さんは大おばあちゃんを「ボケている(痴呆である)」という。 それゆえ大おばあちゃんは狭い狭いシデグに「軟禁状態」なのだ。 最近 おばあちゃんが勝手に家を出て行ってアパートの駐車場をうろうろ歩いていたらしく 警備室のおじさんが見つけて保護してくれたらしい。 その事から玄関のドアには南京錠がつけられた。。。。これってすごくやり過ぎに思えて でっかい南京錠を見たとき胸が痛かった。。。 夜中に出てくといけないからと南京錠は内側からもかけられるようになっている。 牢屋のようなシデグである(__) さてここで大おばあちゃんの「ボケ」具合なのだが。。。 私が見る限りではちっともボケているとは思えない。 みんながボケてるボケてるというので洗脳されかかってるけど冷静に見てみると ただ年寄りのわがままなんかが出てるだけでボケてるには程遠いような気がする。 腰は折れ曲がりリュウマチだろうか手の指もものすごく変形して振るえて 痩せこけた大おばあちゃん。 ナナを連れて行って「これ誰?」っと聞くと「ボンの娘やろ」っと言える。 このばあちゃんのどこがボケているのだろうか。 ボンに外国人の嫁がいる事もしっかり覚えている。「お前は誰か?」っと聞かれたこともない。 シデグにいけば「おう よう来た 今日は早かったな」みたいな事も言っている。 食事だって朝昼晩と大体決まった時間に食べて 変な時間に食べたがったりもしない。 たしかにもうよぼよぼのばあさんです。食べ方は手づかみで食べてみたりこぼしてみたり 汚い事してるけど「ボケている」とは思わないのだが、、、、 そんな大おばあちゃんは「ボケ」が理由で軟禁されているがためにもちろん散歩なんかも出してもらってない。 もう数ヶ月家の中に潜んでいるという言い方が正しい。 勝手に表に出たという話を聞いて 私は毎日毎日閉じ込められてそりゃ表に出たいに決まってると反論したが聞き入れてもらえず。。。 週末私が散歩に連れて出ると言ったが「絶対に表に出したらアカン」と怒られた。 止められているのに連れ出して怪我でもさせたら大変なので居間は黙っているのだが。 義父が仕事に出て 義母&ナナが風呂屋に出かけ ボンちゃんが大いびきで寝てその傍らでジュンが転がってる時 よろよろ大おばあちゃんがやってきて 「ちょっとドア開けてんか。。。」っと細い声で言われた時には胸が痛くて涙が出そうになった。 「開け方知らないんです すみません」としか言えなかった。 玄関のドアが開く音がするたびに そろそろ部屋から出てくる大おばあちゃん。 またガキをかけられてる様子を見るとそのままユーターンして部屋に戻っていく 見ていると本当につらい。 シデグにきてから大おばあちゃんは身の周りがきれいになりおしっこの匂いがする事は なくなった。ぼろぼろで穴の開いた下着を着ることもなくなった。 しんどい労働を強いられる事もなくなった。 でも。。。でも。。。自由がなくなった。。。 おばあちゃんにとってどの暮らしがよかったのだろうか。。。 田舎にいればお世話をしているおばさんがもうよぼよぼでしかも田舎の暮らししかしらない そしてちょっと生活にだらしない感じの方で食事は匂ってるものも平気でだす。 台所はハエだらけ(庭で牛を飼っているのでなおさらである) そんな中での生活でも大おばあちゃんには住み慣れた海の景色と気ままな暮らしがある。 何もかもお世話してくれる人(義母)がいても閉じ込められて 義母も時折口悪く怒鳴ったり 叩いたりする(大おばあちゃんがわがままを言ってる時 ちなみにこの行動を見ている義父は何にも言わない 一緒になって怒鳴っている) あぁ~~なんでそんなことするのっと思うけど私は口出しできず 私が大おばあちゃんに近づくと「そんなことしてないで子供見なさい」っと義母から声がかかる。。。 なんかすごくしんどい。。。。 こんな状況で私に何が出来るかと考えるけど。。何も出来ない。。。 大おばあちゃんは子供が好きなのでナナとジュンを連れていくけど義母&義父が嫌がって すぐにほかのところに連れて行く。 こんな状態では大おばあちゃんは本当に「ボケて」しまうと思うのです。 吐き出すところがないのでとりあえずこのプログに吐いて見た。。。はぁ~~~~~~~っ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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