仮想現実-ＶＲ18-

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評価(最高★5）/★★★☆☆
Ｈ度（最高★5）/★★☆☆☆

　
　【システム】
・インストール後の起動時にDisc不要　※ただしネット認証有
・インストーラに絵なし
・修正ファイルなし

　【Ｍｅｍｏ】
・フルボイス
・名前固定
・攻略順固定

　【攻略キャラ】
・宮和、央輝、恵、（るい、花鶏、こより、伊代、茜子）

　【概要】
「僕たちは呪われている――」
呪いのせいで男だとバレないように女装をしている智、そんな彼（彼女）の周りには同じ呪いを背負った仲間がいる。
「同盟」
呪いを持ったもの同士が助け合って生きていく、個性派揃いの面々が織り成す日々の先に待ち受けていたものは…

　【感想】
「るいは智を呼ぶ」のFD。

…FDとして出ていますが実質、続編と言っても良い内容。
良くも悪くも「るい智」ワールド健在、といったところですか。

本編のキャラルートでのことをあったことやなかったことにして、あれこれ進んで行きますが、それも最後にはちゃんと収集のつく形になっているのは、しっかり世界が構築されているんだなと感心しました。
テキストも、既に分かっている事柄をくどいくらいに繰り返しダレてしまうこともありますが、その効果で智達が送っている日常、世界の存在を確立しているとも思えます。

反面、しょっぱなからカードゲームの描写も軽く流せばいいものを相手の手の内を延々と考える思考文には辟易させられました。
疎外感が半端なかったです。例えるならテレビの向こうで芸能人たちが身内だけで楽しんでいる番組を観ているのと変わらないぐらい。
前半を過ぎればシリアスな展開が待っていますが、軽くSkipかけてもストーリーに追いつけるぐらいのくどさは最後まで続きます。

今回は央輝（いぇんふぇぃ）、恵、宮和、そして姉がメインですが、本編キャラとのＨも少しばかり。
央輝ルートでは残念なイケメンが出てくるのですが、いいですね、本番なしでも智と掛け合いを見てみたいですｗ

央輝も惠も本編での印象とは違い、「人らしさ」が出ていました。
ただ、これも個人的には微妙で、央輝が裏社会で生きてきたというには程遠い可愛らしさに違和感が残りました。（好きですけどね）
宮和や恵も不思議キャラを貫き通して欲しかったかな。
全員が全員、「人の弱さ」を出さなくても魅せる生き様はあったようにも…まぁそれもFDの内なんでしょうけど、いささか強引さを感じました。
それが、数ある未来のIFだとしても。

そう言えば伊代の中の方が交代されたのですね…どうしようもないこととは言え、伊代好きとしては残念でした…ちょっとトーンが高くはしゃぎ気味な印象。
智は違和感なく…というか「やーのやーの」とかどこの魔法の妖精さんですか、とｗ
相変わらず可愛いなぁ、もう。
花鶏（あとり）のオヤジ的エロネタは軽くテンション下がるので程程にお願いしたいところです、はい。

いろいろ書きましたが、最初にも述べたとおり良くも悪くも「るい智」の世界です。
何だかんだと複雑な思いがありつつも、うやむやに丸めこまれそれでもいいのかな、と思わせられる不思議な作品でした。

最後に、男装の恵の身長が171cm、女装の智の身長が165cm
…倒錯的恋愛、万歳！（←やや壊れ気味


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