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サルデーニャの海と風と

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2008年01月10日
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カテゴリ:仕事

なぜかわからないが、ふっと去年の夏にわがホテルでヴァカンスを過ごしていた

イギリス人家族のことを思い出した。

 

40代前半の両親と、7歳と3歳の男の子たち。

 

ほとんどの宿泊者と同じく、この家族も朝食・夕食付を予約していたため

朝食後の昼間は海やプールで過ごし、夕食時になるとホールに姿を現し始める。

ホールにはフロントとバーが隣り合わせであり、その上階にレストランがあるからである。

 

さてこの家族、夕食を早めに取り終わると、毎日バーへ降りてくる。

ある日、こんなことがあった。

 

子供たちはゲームコーナーでほかの子供と同じように遊び、

両親はバーで飲み始める。

 

しかし、しばらくすると父親はお約束のごとく、バーのソファで眠りこんでしまう。

母親は知らん顔で飲み続ける。

 

そのうち3歳の息子が “疲れた” と言って母親のところに来る。

母親は、夫を起こして息子を部屋に連れて行ってもらおうとするが、

夫が起きる様子はない。

 

母親は仕方なく(?)息子をベビーカーに乗せ、寝かせつけようとホールをゆっくり移動し始める。

しかしここで、その母親の行動に私は目をむいてしまった。

飲んでいた赤ワインのグラス手に持ち、ボトルをベビーカーのカゴに入れたのである!!!!!!

びっくりワイングラスびっくりワイングラスびっくりワイングラスびっくりワイングラスびっくり

空いたままカゴに横たわっているワインのボトル…

いやーな予感をさせながらほかのゲストと話をしていると、

横目に、ボトルから流れ出るワインに気づかずにホールをうろうろするそのイギリス人の姿が見えた。

どくろいなずまどくろいなずまどくろいなずまどくろいなずまどくろいなずまどくろ 

 

ぎやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

と心の中で叫び、

急いでバーのスタッフに連絡してフロアーを拭いてもらったわけだが、

張本人はすでに泥酔状態に近く、“あらやだー、ごめんなさいねー” 

と言いながらボトルに残ったワインをグラスに注いで飲み干す始末。

 

そんな頃、父親はいつの間にか部屋へ帰って一人でゆっくり眠っていた。

 

3歳の息子はベビーカーで眠り込み、7歳の息子も疲れてきて、

“マミー、部屋に帰りたーい” と訴えながら私の目の前のソファでごろごろし始めた。

 

母親は、そんな息子たちを置き去りにして空になったグラスを持ってバーに消えていってしまった。

 

あきれ果ててしまった私はその長男に近づき、“部屋まで連れて行ってあげようか?”

と聞いてみた。

長男はなんとも惨めな顔でうなづき、私は母親のところへ行った。

 

“子供たちを部屋に連れて行っても良いですか。 だいぶ疲れているようなので。”

 

すると母親は、“あーそうね、ちょっとまって、主人に迎えに来させるから、電話かしてちょうだい”

と言って部屋に電話をかけた。

 

“ねえ、子供たちが疲れたって言ってるのよ。 ちょっとフロントまで迎えに来てくれない? あたしはまだもう少し飲みたいから。”

しかし、眠っていた(に違いない)夫は後のことを全く考えずにすんなり断ったらしく、

妻は突然発狂し始めた。

怒ってる怒ってる怒ってる怒ってる怒ってる怒ってる

“来れないってどういうことよ、あんたそれでもこの子達の父親なの??!! あー、あんたみたいなどうしようもないクソ野郎と結婚なんかするんじゃなかったわ!!”

すっごい迫力である。

 

いくら酔っ払っているといっても、4ッ星のホテルで、たくさんの人の前で、しかも息子たちの隣で、

こんなことを言える母親がいるとは!

 

こんな感じで電話を切った母親が気を晴らすためにバーへ直行したのは言うまでもない。

 

7歳の息子が泣きべそをかき出したので私はいい加減かわいそうになり、

子供を連れて母親のところに行った。

 

“お部屋までお送りします。 グラスを置いて、さあ、行きましょう。”

 

母親は一気にベイリーズを飲み干し、だまって出口へ向かっていった。

私はベルボーイを呼んで、部屋まで付き添わせた。

 

なんという家族だ…こんな状況であの子供たちはどんな風に育つのだろうか…

 

しかし、この日はこれだけでは済まなかったのである…

 

つづく






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最終更新日  2008年01月10日 23時57分13秒
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