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2006年09月27日
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出産後、一ヶ月検診でした。

一時間以上も早く病院に着いたので、
ノゾミちゃんに先に面会に行きました。

朝の検査結果が後から出る、というので、
検診を受けてから、また戻ることにしました。



じつは、妊娠6ヶ月で出産したせいか、
すでに悪露も出なくなっています。

子宮の戻りも、経過は良好だそうです。

たまに傷跡が痛んだり、排尿時に少し
痛みがあったりするので、訊ねてみたら、
そのうち収まるでしょう、と言われました。

大きな病院と言うのは、つながりというか、
連絡がしっかりできていないというのか、
患者のこどもがNICUに入っていて、
どのような状況にあるのか、というのは
まったくつかめていないんだなぁ、と再認識。

他人様の赤ちゃんを見ても、とくに
負の感情というのはわかないんですが、
嬉しいことばかりではない人にとっては、
酷な場所だろうになぁ、とぼんやりと思いました。

実際、赤ちゃんの状態を訊かれかけましたし、ね。



次回の妊娠までには、絶対一年間を
あけてください、と念を押されました。

古式帝王切開術で、通常よりかなり
大きく、縦に切開しているので、
子宮がじゅうぶんに回復しないと
破裂するから、と言われました。

以前より疑問に考えていたことを
先生に訊ねました。


Q. 子宮経管無力症のため、シロッカー手術を受け、
  通常の生活を送っていてもよいと言われました。
  しかし自覚症状もなく、頸管を縛っていた
  糸が緩み、開いてしまいました。
  これは、安静にしていたら防げたのでしょうか。

A. 日常生活で立っている重力で、赤ちゃんが下がって
  開く、ということは考えられません。
  どのように過ごしていても、おそらく数日程度の差で
  今回と同様になっていたはずです。

  前回の妊娠で血栓症を起こした経緯を考えても、
  まったく寝たきりの生活を送ることは
  危険が高いので勧められません。


Q. こどもに心臓の奇形があるのですが、
  それが早産になった可能性はあるのですか。

A. それは考えられないと思います。


Q. もし、次回妊娠したら、また今回のように
  早産になる可能性は非常に高いのですか。

A. お産は同じ人でも毎回状態が変わるので、
  同じであるとは言い切れません。


Q. 妊婦検診を受けて、次回受診するあいだに
  今回のように子宮経管が開いてしまう
  不安がものすごくあります。
  1週間も待っていられない場合、
  どうしたらいいのでしょうか。
  子宮経管無力症専門の病院はありますか。

A. 現在、そういった病院はありません。
  不安はわかります。
  病院内のベッドの空き状況にもよりますが、
  お望みであれば、経過入院という手段もあります。
  
  しかし、ハイリスクであることは否めないので、
  次回の妊娠時にはNICUがある病院で
  出産した方がいいでしょう。

  転勤の予定がないのなら、最初から
  ここの病院へ来ていただいた方が
  いいかと思います。



一年の間を避妊して、次回を考えるとしたら、
出産時には40歳になってしまう…。

ただでさえ、高齢出産でハイリスクなのに。

正直、自分に二度目の妊娠は
無謀だったのかなぁと、
そして三度目はもう無理なのかなぁと
暗い気持ちになってしまいました。

大げさだけれども(二度もの出産を体験
できたこと自体、贅沢なのだろうけれど)、
今後を思うと、自分が「役立たず」なような
気分に陥ってしまったり。



検診後、ノゾミちゃんの面会に戻ってみると。

相も変わらず、定期的に痙攣のように
身体をすくめ、顔をしかめています。

早く解放されるといいね、と思ってしまいます。

点滴をされている左腕は固定されているので、
テープで留められているため、
手のひらも開いているのですが、

右手は固く、本当に固く握られていて、
開こうとしてもまったく動きません。

担当の先生がやってきて、説明をはじめました。

おしっこの出がよくなって、
炎症値も若干下がってきている。

血流もよくなっているようだ。
呼吸も自分でできていて、
ほとんど呼吸器の力は借りていない。

けれど、この痙攣のような反応は
あまりよくないように見える。

レントゲンの結果、脳内に出血はないが、
水が溜まってきているようだ。

それから……、

数日前の血流が悪くなったときの
影響がいまになって出てきたようで、
指先などの末端に「傷み」が出てきている。

治るんですか、と訊いたら、
治ることもあります、と言われました。

じゃあ、治らなかったらどうなるのか。

切るのか?

ただでさえ血小板も少なくなって、
血が止まりにくくなっているから、
点滴で補給しているのに、

腸ですら手術でふさげないのに。





先生が、立ち去り際にぼそりと
「かわいそうにねぇ…」とこぼしました。

たぶん、本音だったんだろうな、と
思うんですが、いままで
感じなかったほどの怒りを覚えてしまって、

一瞬、自分がキレて、
その場で暴れるかと思いました。

先生に、病院に向けられた怒りではなく、

現代医療のむごさに猛烈に腹が立って、

やっとの思いで面会を終え、
周囲に人がいる場所ではこらえていたんですが、
送迎してくれた実父の車の中に
乗りこんだとたん、号泣してしまいました。

きつく握られたノゾミちゃんの指。

持ち上げると、指先が紫色に、
暗い黒色に変色してしまっているんです。

「傷んできている」

つまり、それは壊死を起こしている?

右の足首も。

もう泣かない、泣けないだろう、と
思っていたのに、案外、簡単に
涙って出てくるんだな、と思いました。

感情なんて無くなってしまえば、
どんなに楽かもしれないのにねぇ。



ダンナさんは、珍しく8時半という
早い時間に帰ってきました。

話をしたら、「どうして、
その傷んだところが治らなかったら
どうなるんですかって訊かなかったの?」
と言われました。

訊けるような雰囲気ではなかったし、
もう訊きたくもなかったと答えました。

ダンナさんが、今後のことについて、
どうなるのか、はっきりと説明してもらう、
土曜日にちゃんと先生に訊く、と
言ってくれました。

「希望は捨ててないから」と言うダンナさん。


でも、ごめんなさい。
わたしはそういうふうには思えません。


疲れてしまっているのかもしれません。

毎日がすごくしんどいです。










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最終更新日  2006年09月28日 12時34分11秒
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