霊視体験(13)
宜保さんの霊視を何度か受けて感じたことは、宜保さんは、霊視する人の性格、運勢、寿命などは明確に透視できても、その人の宗教までは言い当てることに限界があるということが分かった。そして同時に、その守護霊も、宗教の良し悪しを判断できないことも理解できた。宜保さんにどの宗教を選ぶべきか訊いたとき、「あなたのお母さんだって、あなたの新興宗教を決して良く言っていなかったでしょ?」と前置きしてから言葉を続けた。このことから宜保さんは、母が新興宗教に入信していなかったことが霊界を通して分かった。また、霊界にいる母には、宗教に対しての助言ができないことも伺えた。たとえ守護霊でも、生きている人間に対し、アドバイス的な霊力を与えることは可能であったとしても、その人の宿命を変えたり、自殺を食い止めたりはできないことである。人は皆、負のカルマを背負いながら、与えられた運命を自分で切り開いて生きていかなければならないのだと思う。