テーマ:徒然日記(22791)
カテゴリ:霊視体験
それにしても、宜保さんはどうして、その様な私にとっては大切な事実を、霊視の初めの段階で話してくれなかったのだろうかと思った。もし私の方で、その話を切り出さなかったなら、聞き逃してしまうところであった。宜保さんは、ある人物の霊視をするとき、やはりその人の過ぎ去った過去の出来事よりも、未来へ向かうことの方を重視するのだろうかと思った。過去にこだわることを、あまり好まないのかも知れないと感じた。
母の霊視の間、私はそのホテルのロビーで待っていた。30分という時間はすぐに過ぎた。「兄ちゃんの守護霊は、この人だと!」母は、手にしていた家系図を指差した。母の説明によると、宜保さんに家系図を差し出したところ、「この人よ!」と何の躊躇いもなく即座に指を当てたということだった。その女性は、私の母方の祖父の父親の妹であった。つまり曽祖父の妹に当たる人だった。 この、今から80年前の写真と照らし合わせると、歳は20代半ばくらいで中肉中背であり、ふくよかな面影の女性であった。 伯母に再度問い合わせると、北海道の片田舎に住んでいたことまではつき止めることができたが、その後の消息も没年も不明であった。生き証人が限られていたため、結局その女性がお琴を趣味にしていたかどうかまでは確認することができなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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