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カテゴリ:過去
中学校へ入り、お弁当が毎日必要な生活になった。
作るのは私。 テキストを数冊買ったが、結論は前日に下ごしらえをしておき、朝は温めるだけ、これが秘訣とわかった。 4月頃はまだ、気温もそれほど上がっていないので、余裕があった。 サンドイッチを前日に作っておいたり、鳥や白身魚でそぼろなどを作っておいたり。 一番の難点は、調味料を指示通り使うと、砂糖が多すぎ、味はともかく、焦げやすい。これもわかってきた。 しかし、もともとお惣菜やさんの食事がメインだった我が家では、分量のかげんがわからない。 テキストの分量でまず作り、(当然好みの味にはならない)それから、試行錯誤する結果になった。楽しいには楽しいが、なかなか大変だった。 まだ、部活も体験と言う事で、いろいろな部活を見て回る時期だった。 従って、参加は自由。 早く帰ってくることも可能だった。 母のほうは、通勤時間が伸びたと言う事は、帰宅時間も遅くなる。 当然、帰りに食料を買ってこようと思っても帰りの時間にはろくな物が買えないという事がわかってきた。この時代、コンビニなんて便利な物は都市部でようやく始まったばかりだった。 私の家の近くのスーパーは閉店時間が6時が普通だった。 そこで、母は、私の今日の夕飯代として、千円を置いていく事にする。それで材料を買うこととなる。 ところが、仮に、今日800円使用し、200円残る。 これは母に返さなければいけない。 200円残るから、明日の分に200円取っておく事が出来ないのだ。 つまり、毎日千円きっちり使うのが頭の良い使い方とわかっていく。これで夕飯&翌日のお弁当代を確保するのはかなり難しい事に気づく。 結果として、この千円は主に、夕飯代となる。さて・・・お弁当用のおかずは・・・いつ、どこで調達するか。。。 せめて、一週間5千円と言うような使い方が出来れば、私のお弁当はもっと変わったものになったかもしれない。 しかし、もう20年以上経った今、これを言っても仕方が無いのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月11日 17時24分16秒
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