東紀州の旅(その2)
家に帰ることをあきらめた僕は、那智勝浦の道の駅で車中泊することにした。疲れた体が悲鳴を上げていたが、次の日は気ままに走って帰るだけだし倹約の旅ということで。 5月5日、あまり眠れず、疲れも取れず、おまけに前日からちょっと喉が痛かったのだがそれが悪化。完全に風邪を引いてしまった。それでも自転車で走り出せば風邪なんか吹っ飛ぶにちがいない。夜明けとともに出動。那智の滝を見ながらどんどん上って、熊野古道ヒルクライムのレースコースを走った。大雲取山への最後のコンクリート道は激坂のうえに荒れて走りにくい。こんなとこでレースするの?下見のつもりが自信喪失。 次に目指すは、古座川峡。 滝の拝だ。自然の造形ってすごい。本日は観光スポット巡りだ。 一枚岩。古座川はここに限らずこのように岩がむき出しのところが多くて美しい川だ。カヌーを楽しんでいる人もいた。 次は、山を越え太平洋を目指す。 本州最南端、潮岬。景色は最高だが、疲れてふらふら。だが、ここでへこたれてはならぬ。いざ大島へ。 海金剛。串本まで来たら大島に渡ってこの景色を見たくなる。 旅の締めは橋杭岩。もうすっかり日は傾いている。今日も風邪引きにもかかわらずよく走った。走行距離150km、獲得標高2320m。 PS:帰ってきてからさらに風邪が悪化。連休終盤は寝込んでいる。