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ocean_1981

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June 13, 2013
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購入時期:2013年6月5日
購入場所:明屋書店 柳井店


私oceanは学習塾で働いております。

それゆえ、教育問題や雇用問題には関心があります。


生徒達を取り巻く学校環境に関する諸問題や、

生徒達が将来社会に出て行くときの入り口ともいえる、

就職に関する諸問題等の「現実」を知るべく、

それらを論じた社会学系の本を読んで情報を得ています。


先日、『教室内(スクール)カースト』という本を書店で見つけて、

面白そうなので購入してみました。


この本の中で論じられていることは、

現在、(一部の)中学・高校では、子供達がいくつかのグループを形成し、

さらにそのグループ間には、暗黙の序列が存在するということです。

クラス全体で何かを決めるとき、「地位の高い」グループの子の意見が重視され、

「低い」グループの子は自分の意見を言う権利が無い…

普段の教室内でも、「高い」グループの子供達は大声ではしゃいでいるのに対し、

「低い」グループの子は楽しそうにする権利も無い…

ヘタに楽しそうにしていると、「高い」グループの子に

「アイツ、調子に乗ってんな!」と目を付けられる…

そのような現状を、インドの身分制度「カースト」にちなんで、

「スクールカースト」と呼びます。


この本では、

「中学生を対象にしたアンケート調査」
「大学1年生を対象にしたインタビュー調査」
「現役の教員を対象にしたインタビュー調査」

の3つの調査の結果をまとめて、当事者である子供達や、彼らを導く存在である教師達が、

「スクールカースト」をどのように捉えているかを浮き彫りにしていきます。


その中で、「地位の高い」グループの子に共通な特徴なども言及されています。

にぎやかで気が強く、ファッションや流行に敏感で異性からの評価が高い…

そんな子供が「上」にいる可能性が高いらしいです。

私は学習塾という、学校とはちょっと異なった場で生徒を指導していますが、

「この子は学校でも騒がしいだろうな…」と思う子供の特徴に当てはまる部分もあって、

なかなか良く分析しているなと感心しながら読んでいました。


この本を読みながら、自分自身の学生時代のことを思い出してみましたが、

確かに数名ずつでグループを形成していたものの、

グループ間に上下関係は無かったような気がします。

現代の「スクールカースト」に当てはめれば、

私が属していたのは「地味」な「下」のグループだったはずですが(^^;)

あまり嫌なことがあった記憶がありません。

…私が鈍感だっただけかな!?


「スクールカースト」の問題点はそれが「いじめ」にエスカレートすること…

必然的に「下」のグループの子がいじめの標的にされやすいことになります。


この本は、著者の修士論文を加筆修正したものだそうです。

「スクールカースト」自体の研究もまだまだ発展途上、今後研究が進んで、

「いじめ」問題解決への1つのアプローチになることを期待します!

いつか学校から「いじめ」が無くなる日を夢見て…


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Last updated  June 14, 2013 12:07:59 AM
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