今回は、ストップランプ点灯時にスモールやメーターパネルその他のバルブが連動して微点灯又は点灯するのを対策します。
先日の
LEDバルブ ゴースト点灯(微点灯) スモール点灯でハイマウントストップランプが微点灯篇 の続きです。
| 微点灯の程度によってはこれを各スモールに並列に入れれば直るかも。メタルクラッドやセメント抵抗に比べれば発熱も少ないので危険度も低いです。本来これはルーム球等の微点灯を回避用なので消費電力も小さいです。ルームランプその他をLED化検討中の方ならいずれ必要になので駄目元で買っても良いかも。市販の400円くらいのはこれにハーネス付けて熱収縮チューブを被せただけですし。
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上みたいな消費電力の僅かな発熱の小さいキャンセラーをスモールランプに並列に入れると直る可能性もありますが、
ストップラインからスモールラインにリークしてる電気の量が多い場合は多分無理です。
目安として、微点灯するランプに並列に5w程度の電球(T10ポジション電球等)を入れてみて
昼間に点灯が確認できる程の明るさなら逆流防止ダイオードを入れた方が逆に楽だと思います。
駄目元で買ってもルーム球等LED化の時に使えますし、裏ワザでスモールとストップの
明るさのメリハリをもっと付けたい時にスモール球に直列で入れるとスモール時の明るさを下げる事が出来ますし球切れ警告のある人は後々必要かもです。
自分は5wの隠し球がそこそこの明るさで点灯したので、とっとと諦めて逆流防止ダイオードで対策しました。
下が簡単ですが電気の流れです。
簡単な説明だと微点灯の理由は、ダブル電球と違ってLEDだと一つのLEDにスモール時は
減光する信号、ブレーキ時はフル点灯する信号が制御しています。
よって、ブレーキ時の電気がスモール側に微弱に流れて色んな悪さをするわけです。
そこで、逆流防止ダイオードで、ストップからスモールラインに流れる電気を遮断します。
| スモール1箇所に付き一個なら1Aでも大丈夫ですが、各スモールランプ分岐の上流で一発で済ますなら6Aを使った方が良いでしょう。 |
上の図の青の丸は各スモールに入れる場合、緑の丸は各スモールの分岐の上流で一発で止める場合です。
A32セフィーロは後の理由で分岐上流で一発にしました。
セフィーロはスモールラインは赤に青線、分岐点は運転席側リヤタイヤハウスの辺りでした。
画像は既にダイオードを直列で入れてあり、テール側の灰色から車体側の白の方へは
電気が流れなくなり微点灯は解消されます。
ただし、この方法だとセフィーロでは1箇所だけ微点灯する場所が残ります。
ナンバー灯が微点灯します。
ダイオードをスモール全部と一発で済ます方法を書いた理由に、セフィーロの様に4灯スモールの場合は
4個のスモールにダイオードを入れるよりダイオードを一個にして、
ナンバー灯のラインを新たにダイオードの上流より引いてしまった方が楽かなと思ったからです。
車種によりますが、ナンバーがバンパー下の車だと通常は図の左右のテール間のスモールラインからナンバー灯に分岐していると思いますので
ダイオード一発だとこの問題が残ります。
ナンバーがトランクやテールゲートの車の場合はナンバー灯への分岐箇所がダイオードより上流かもしれないし、
2灯式のテールならダイオード2箇所入れれば、ナンバー灯の問題も出ませんのでその方が手っ取り早いかもですね。
球切れ警告の装着されてる車の方はこの時点で既に警告灯の意味を成してないので警告灯の球を抜いてしまった方が手っ取り早いかもですが、必要に応じて最低限の省電力のキャンセル抵抗を入れてください。
以上の対策で今後は逆流対策されて無い激安中華LEDバルブを使ってもゴースト点灯は起きなくなります。
VIPカー御用達ブランドの対策バルブは安くても一個5000円、しかも逆流防止回路があの小さなバルブに押し込まれているので逆に発熱に弱いかもだし、カー用品店でその手のボッタクリ価格バルブの裏も結局 MADE IN China
自分でゴースト対策しても中華激安LEDバルブ一台分の方が高価なLEDバルブ一個より安いですよね。
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