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趣味で乗ってる昭和のトヨタ車で以前から気になっていた症状、寒い朝エンジンがかかりにくかったので修理してみました。

一度エンジンがかかってしまえば、走行も不具合無くアイドリングも正常、その日はしばらくエンジンを止めた後の再始動も何事も無くエンジンがかかるあれです。 

EFI等のインジェクション方式だとキャブレターのチョークの代わりに、気温によって燃料を増量し始動を補助しますが、そのシステムが正常に働いてないと寒冷時の始動困難に陥ります。
始動困難時の応急対処方法として、 セルを回すと同時にアクセルを素早くバタバタと全開位置まで踏み込む事を繰り返せば単にセルを回すより早く初爆を得る事ができます。  
ただし、初爆が来ても寒冷時の燃料増量補正が効いてないので、気温の冷え込み具合に応じて初爆後もアクセルをバタバタする事も必要です。

この方法は、急加速時に噴射が増量される事を利用して、素早く全開までアクセルを踏み急加速の信号を送り燃料を増量させ、それを繰り返す事によって強引に始動時の燃料を濃くしてチョーク状態を作り出します。
昭和の時代のインジェクション車なら現在より複雑な制御をされていないので、かなり有効な方法ですが、ここ最近のクルマだと車速やエンジン回転数などの情報もしっかり噴射の計算に取り入れて不完全燃焼などの無駄な燃料を抑止しますので、殆ど効果はなくなります。
精々、平成一桁年式までの裏技かも知れませんが、点火系、燃料系が正常で始動時だけ困難な場合に覚えておくと、ピンチの時に役立つかもですよ。

自分の車も、2,3年前から症状が出始めてましたが、上記の裏技でエンジンかかるし、毎日乗ってるクルマじゃ無いのでそんなに困らないのでずっと放置していましたが。
ところが・・、年明けて久しぶりにエンジンを掛けようと放電防止で外してあるマイナスターミナルを接続してセルを回しても、連日朝は氷点下の最低気温が続く寒さだったので冷えすぎてたせいか、始動に必要な濃さまで持って行く事が出来ずに初爆は来るが辛うじて回転が持続するまで持って行く事ができずに、バッテリーの保護とセルモーターの焼き付きが心配になり、この日は他車からブースターで援助しスロットルボディーに熱湯を掛けガソリンの気化を補助したら一発でエンジンが目覚めたので難を乗り切りました。

いくら普段のらないクルマでも、酷寒時に毎度お湯を持参して始動するのも面倒なので修理する事にしました。

寒冷時のスタートだけなので、コールドスタートインジェクターかコールドスタートタイマーのの不具合が想像されます。

IMG_2585.JPG

上の画像は自分の1G系のエンジンです。茶色いカプラーのがコールドスタートインジェクタータイマーです。

トヨタだとスタートインジェクタータイマーの呼び名になるようです。その他にもサーモタイムスイッチ等メーカーによって呼び名が色々あるようですが、要は水温が低い時にチョークの代わりのコールドスタートインジェクターを作動させるスイッチです。

バブルの頃までのトヨタ車は、水温メーター用、EFIコンピューター用、スタートインジェクター用と各独立したセンサーやスイッチが付いていますので、冒頭のような始動は困難だがエンジンがかかってしまえば後は正常等の症状が出ます。
ここ最近のインジェクション車は水温メーター用とEFI用、または一個の水温センサーで全てをまかなっている物もあります。

IMG_2584.JPG

外してあります。
自分の車の場合は冷え切った状態で外せば冷却水があふれる事もありませんでしたが、車種によっては  クーラントがそこそこ出る可能性があるので用意しておいた方が良いかもしれません。
Toyota SWITCH, cold START INJECT Repair 89462-20010 89462-20030
MR2,CELICA,CAMRY,SUPRA,PREVIA,CRESSIDA LEXUS LS400,LITEACE VAN WAGON,HILUX,4RUNNER,HIACE VAN .YR2 AE95 4A- 5A- 1G- 1S- 2S- 3S- 3Y- 5E- 1VZ- 2VZ- 3VZ- 1UZ- 2UZ- 3UZ- 1RZ- 2RZ- 3RZ- AE8 AE9 ST18 ST19 ST20 GX61 GX71 GX81 GX9 GS130 S12 S13 S14 UCF1 UCF2 

スタートインジェクタータイムスイッチ本体です。
IMG_2582.JPG

経年変化で汚れていますが、目視上ではセンサー部分の破損などはありませんが、どちらにしても非分解なので交換するしかありません。

良否判断の正確な方法は車種別のサービスマニュアルの数値が一番確実ですが、一つの判断方法として、二つある端子を各本体への抵抗値を計って片方が0オーム、もう片方が30オーム前後が目安のようです。(あくまで参考です、ご自分の車のサービスマニュアルで最終判断を必ずしてください!)

上記の数字は冷間時なので、測定の前に手で持って暖めてしまったり、エンジンの上などに置いてたりすると当てになりませんし、真夏で外気温が高いと測定する事ができませんので注意です。
スイッチ側面にかかれてる数字に作動解除温度のヒントがあるようで、自分の車だと22度が解除温度のようです。
ちなみに測定したら、両端子とも数十オームの結果だったので内部の漏電など壊れ正確な信号が送れなくなっているのでしょう。

部品番号は、89462-20010、現在は代替え品番で89462-20030になっているようです。間に89462-20020もあったのかな?

幸いにも、このスタートインジェクタタイムスイッチは、この世代のEFIエンジンに排気量関係無しで、4A系、1G系、3S系etc等かなり広範囲で同じ品番の部品らしいので、知り合いの車屋さんの廃車の部品と交換させてもらいました。

交換後は、セル一回転目で初爆、直後に暖気回転まで一気に回転が上昇しますので、大変気持ちいいエンジン始動になりました。

今まで外気温が低い時は運転席でアクセルを操作する必要があり、回転が安定するまでは運転席から離れる事も発進する事もできませんでしたが、キーを捻るだけでエンジンがかかるので寒冷時の煩わしさから解放されました。

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最終更新日  2021年01月11日 20時55分00秒
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