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May 24, 2015
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カテゴリ:放浪の旅
久しぶりに旅行作家の蔵前仁一さんの本を読んだ。
蔵前さんは貧困とか精神世界というイメージばかりで
語られがちであった80年代のインドを、バックパッカーとして
旅して面白かったという率直な目線で本にした人です。
その後自分で「旅行人」という出版社を立ち上げて
人の本もプロデュースされました。
旅行人初期の本は面白い本ばかりです。



今回の本の中で、蔵前さんが旅から帰ってきて日本の電車に
乗ったときに 乗り合わせたおじさんから、
どこに行ってきたかを質問されます。
インドなどに1年行ってきたと答えると、ふらふらしてないで
しっかり働かないと ダメだ!「おしん」を見たか?
あれを見れば俺の言いたいことがわかる
とお説教を始めます。
価値観の相違ですね。
これから30年くらいたってるけど、『日本の世間』の目はこのおじさんと
あまり変わってないのかな。
自分が旅していた時、1998年冬の北海道をヒッチハイクしてたら
通りかかった人が、なんで電車があるのにヒッチしてるの?
と聞いてきました。こちらからしたら、なんでヒッチでいけるのに
電車に乗るの?です。自分も一面的な見方をしないように気を付けなければ。

人生の1年程度を旅に使ったくらいで
就職できなかったり、人生おかしくなるようなら
その人を受け入れられない社会が未成熟ってことです。
それを恥ずかしいとは思わず、旅した人に説教するのか。


90年代は自由旅行の最後の年代かもしれない。
2000年になってからテロ、サーズ、戦争、治安悪化と
世界の状況は大きく変わった。日本も若年者の経済的困窮度が凄い。







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最終更新日  May 24, 2015 04:24:30 PM
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