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行きかふ人も又

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2006.10.26
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カテゴリ:フランス映画
 

  誰もが海へと繰り出すヴァカンス時、汽車もバスもすし詰め状態でお客を運びます。我らがユロ氏も、小さなボロ車で海辺を目指します。
リゾート・ホテルでの宿泊客の生活を、軽いスケッチをつみ重ねていくモノクロコメディ。
お馴染みのユロ氏が初登場した作品。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  ほのぼのとした笑いとパントマイム、そして台詞の少ないサイレントみたいな趣。
ジャック・タチ作品独特のおっとりとしたコメディです。
‘ユロ氏’初登場の作品で、全部で4作品に登場する人気のキャラになりました。

以前に紹介したことのある「ぼくの伯父さん」はこちらの続編。
ユロ氏ひとりで休暇を過ごしにやってくる設定で、伯父さんが大好きな甥っ子はでてきません。
製作はこちらが6年も前ですが、日本で先に上映されたのは「ぼくの伯父さん」の方。
それゆえ、このタイトルなのだそうです。

ぼくの伯父さんの休暇


ただ居るだけで、なぜか周囲の人に迷惑をかけるユロ氏。
冒頭、今にも止まりそうな彼のポンコツ車は、悲しくなるくらいゆっくりとバカンスへ向かって走ります。
全てのものに噛み合わない彼のギャグは自虐的。
スローテンポでゆるゆるで、でも味わいがある。
どうやって撮ったの? というシーンもあってこだわりが多いです。
歩き方や仕草が多少浮いてるように見えたのは、より洗練された続編の「ぼくの伯父さん」を先に観てしまったからなのかもしれませんね。

ぼくの伯父さんの休暇


無声に近いほのぼのしたこの雰囲気はジャック・タチにしか作れません。
バカンスムード漂う音楽が、何度も繰り返し流れると、自然に気が抜けていくよう。
洒落たセットも、目立ちすぎないユロ氏の存在も、私としては「ぼくの伯父さん」の方が好きでしたが、それも、モノクロとカラーの差や、6年という歳月の進化あってのことかもしれません。

スウェーデンのロッタちゃんシリーズも同じだったのを思い出します。
日本で始めに紹介された「ロッタちゃん はじめてのおつかい」はかなりツボで楽しめましたが、そのあとで、1作目の「赤いじてんしゃ」のほうを観たら少し残念。。
有名なのはそれだけの理由があって、洗練された次作のほうがシリーズ中では面白いということも多いのかもしれませんね。
今度はロッタちゃんシリーズと同じ原作者の作品で「やかまし村」のシリーズも2作品観比べてみようと思います。

内容が逸れましたが...
そういえば、「ぼくの伯父さん」で気に入っていた音楽は本作では流れませんでした。 


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監督  ジャック・タチ
脚本  ジャック・タチ 、アンリ・マルケ
撮影  ジャン・ムーセル 、ジャック・メルカントン  
出演  ジャック・タチ 、ナタリー・パスコー
     アンドレ・デュボワ 、ヴァランティーヌ・カマクス







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Last updated  2007.08.29 17:48:39
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