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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:日本映画
徳川家康が天下を統一し、時代は太平の世へと向かい始めていた1614年。宿敵である伊賀と甲賀が互いの存亡をかけて壮絶な戦いを繰り広げる中、自らの宿命と許されぬ愛の間で苦悩する朧と弦之介の姿を描く。 天下太平の世。これまで敵対してきた伊賀と甲賀双方の忍びは、家康の命を受け、精鋭5人を戦わせることとなる。 彼らの持つ能力が民として生きることを許さず、単に彼らを滅ぼさんとする幕府の策略でもある最後の戦い・・・ 伊賀と甲賀の新しい頭領となった朧と弦之介は否応なく、殺し合いに巻き込まれていく―― 個性ある忍者たちの戦いぶりと、日本の美を楽しめる作品でした。 ビジュアル的な美しさは、主演二人をはじめ各所に散りばめられています。 真新しいものはありませんが、恋愛とアクションを無難に盛り込んだ内容は、全体にキレイでこざっぱりしてる印象。 それぞれの頭首となっても頼りなげな愛し合うふたりからは、気迫というものが感じられないのが残念でした。 強いのか弱いのか分からないくらいですが、周りの忍者たちが体を張った術をふんだんに見せてくれるので、見所はそちらに。 朧と弦之介の役目的には、見た目も心も美しい作品に仕上げたこと、という感じを受けました。 それが気に入るかどうかは好みによるのでしょう。 どちらにしても物足りないというのが感想です。 ただ、新作でも大胆な演技を披露しているという黒谷友香の好演など、思いがけない良さが見つけられる作品かもしれません。 監督 下山天 製作 久松猛朗 製作総指揮 迫本淳一 原作 山田風太郎 『甲賀忍法帖』 脚本 平田研也 音楽 岩代太郎 出演 仲間由紀恵 、オダギリジョー 、黒谷友香 椎名桔平 、沢尻エリカ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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