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カテゴリ:日本映画
筒井康隆の名作ジュブナイルを初のアニメ映画化。あるきっかけで、過去に遡ってやり直せる“タイムリープ”という能力を身につけたヒロインの、淡い恋の行方と心の成長を丁寧な筆致で綴る。 原作は読んでいません。 大林宣彦監督の「時をかける少女」は好きです。 DVDのジャケットから、観ることはないだろう―と思っていたのですが、観た方の評判がすごく良く、オンラインレンタルしてみました。 楽しめました~ ストーリーの面白さが現代風にアレンジされていて、その上で笑い・泣かせてくれる。 内容を知っているはずなのに、冒頭でこの切なさは予想できなかった・・そんな驚きの良作でした。 DVDで観た昨日、地上波で放送していたみたいです。 突然タイムリープできるようになった真琴が、都合のいいように未来を変えたり時間を行き来するのはずごく笑える。 気持ちわかるな~という思い、現代っ子らしさも嫌じゃない。 男2人に女ひとり、仲の良かった三人が恋に揺れ始める様は、なんとも懐かしいです。 功介に告白する娘が現れ、真琴は千昭から告白されます。 焦って何度も過去へ戻り、今までの仲を壊したくないと、告白までなかったことにしてしまう彼女でしたが・・・ なぜ突然タイムリープできるようになったのか? 過去を変えたことで起こってくる新しい危機とは? 前半いっぱい笑っていたぶんだけ、ことの大きさにおののくのは主人公ばかりではありません。 ストーリーを知っているはずの自分まで、新しい発見や危機にドキドキしてしまいました。 事実は切なく、見えなかったことが見えてくるとき、別れの時・・・どれも涙が出ました。 未来からやってきたその人の、隠してた立場や気持ちが後から見えてくると、切なさにノックアウト。 ナチュラルな声優陣の演技がいいのでなお更に、深くなさげに見えるから余計に、打ち負かされる感動がありました。 乙女チックといわれれば、確かにそうなのですが、現代風なノリでも中身がよければそれでいいこともある。 功介も千昭も高校生じゃないみたいに格好良かったです。 監督 細田守 原作 筒井康隆 『時をかける少女』 脚本 奥寺佐渡子 音楽 吉田潔 声の出演 仲里依紗 、石田卓也 、板倉光隆 原沙知絵 、谷村美月 (カラー/100分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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